JavaScriptでタブを閉じる3つの方法と応用例10選 – JPSM

JavaScriptでタブを閉じる3つの方法と応用例10選

JavaScriptでタブを閉じる方法と応用例JS

 

【サイト内のコードはご自由に個人利用・商用利用いただけます】

このサービスは複数のSSPによる協力の下、運営されています。

この記事では、プログラムの基礎知識を前提に話を進めています。

説明のためのコードや、サンプルコードもありますので、もちろん初心者でも理解できるように表現してあります。

また、理解しにくい説明や難しい問題に躓いても、JPSMがプログラミングの解説に特化してオリジナルにチューニングした画面右下のAIアシスタントに質問していだければ、特殊な問題でも指示に従い解決できるように作ってあります。

基本的な知識があればカスタムコードを使って機能追加、目的を達成できるように作ってあります。

※この記事は、一般的にプロフェッショナルの指標とされる『実務経験10,000時間以上』を凌駕する現役のプログラマチームによって監修されています。

サイト内のコードを共有する場合は、参照元として引用して下さいますと幸いです

※Japanシーモアは、常に解説内容のわかりやすさや記事の品質に注力しております。不具合、分かりにくい説明や不適切な表現、動かないコードなど気になることがございましたら、記事の品質向上の為にお問い合わせフォームにてご共有いただけますと幸いです。
(送信された情報は、プライバシーポリシーのもと、厳正に取扱い、処分させていただきます。)

はじめに

この記事を読めば、JavaScriptでタブを閉じる方法やその応用例をマスターすることができます。

初心者の方でも分かりやすいように詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

【タブを閉じる3つの方法】

○方法1:window.close()

JavaScriptでタブを閉じる一番簡単な方法は、window.close()関数を使うことです。

この関数を実行すると、現在のタブが閉じられます。

function closeTab() {
  window.close();
}

○方法2:親ウィンドウから子ウィンドウを閉じる

親ウィンドウから子ウィンドウ(ポップアップウィンドウ)を閉じる場合は、親ウィンドウで子ウィンドウの参照を保持し、その参照を使って子ウィンドウを閉じます。

// 親ウィンドウで子ウィンドウを開く
var childWindow = window.open('https://example.com', '_blank');

// 親ウィンドウで子ウィンドウを閉じる
function closeChildWindow() {
  childWindow.close();
}

○方法3:ブラウザの戻るボタンを利用する

JavaScriptでブラウザの戻るボタンを利用して、前のページに戻った後にタブを閉じることもできます。

これは、ユーザーがブラウザの戻るボタンを押した場合にタブを閉じるようにしたいシナリオで役立ちます。

window.addEventListener('popstate', function(event) {
  window.close();
});

// ブラウザの履歴に現在のページを追加
history.pushState({}, null, window.location.href);

【応用例10選】

JavaScriptでタブを閉じる方法を応用して、さまざまなシナリオでタブを閉じることができます。

下記に10の応用例を紹介します。

○応用例1:確認ダイアログを表示してからタブを閉じる

ユーザーに確認ダイアログを表示し、OKをクリックした場合にタブを閉じる方法です。

function closeTabWithConfirmation() {
  if (confirm('本当にタブを閉じますか?')) {
    window.close();
  }
}

○応用例2:一定時間経過後にタブを閉じる

setTimeout関数を使って、一定時間が経過したらタブを閉じる方法です。

function closeTabAfterDelay(delay) {
  setTimeout(function() {
    window.close();
  }, delay);
}

// 5秒後にタブを閉じる
closeTabAfterDelay(5000);

○応用例3:特定の条件でタブを閉じる

例えば、特定の要素がクリックされた場合にタブを閉じる方法です。

document.getElementById('closeButton').addEventListener('click', function() {
  window.close();
});

○応用例4:複数のタブを一括で閉じる

複数の子ウィンドウを一括で閉じる場合、それらの参照を配列に保持し、ループを使って一括で閉じます。

// 子ウィンドウの参照を保持する配列
var childWindows = [];

// 子ウィンドウを開く関数
function openChildWindow(url) {
  var childWindow = window.open(url, '_blank');
  childWindows.push(childWindow);
}

// 子ウィンドウを一括で閉じる関数
function closeAllChildWindows() {
  childWindows.forEach(function(childWindow) {
    childWindow.close();
  });
}

○応用例5:特定のURLのタブだけを閉じる

特定のURLを持つタブだけを閉じるには、各タブのURLをチェックして、条件に一致するものだけを閉じます。

// 特定のURLを持つ子ウィンドウだけを閉じる関数
function closeChildWindowsWithUrl(url) {
  childWindows.forEach(function(childWindow) {
    if (childWindow.location.href === url) {
      childWindow.close();
    }
  });
}

○応用例6:一定時間無操作の場合にタブを閉じる

ユーザーが一定時間操作を行わなかった場合にタブを閉じるには、setTimeout関数とイベントリスナーを組み合わせます。

var idleTimeout;
var idleTime = 60000; // 1分

function resetIdleTimeout() {
  clearTimeout(idleTimeout);
  idleTimeout = setTimeout(function() {
    window.close();
  }, idleTime);
}

document.addEventListener('mousemove', resetIdleTimeout);
document.addEventListener('keydown', resetIdleTimeout);
resetIdleTimeout();

○応用例7:クッキーを利用してタブを閉じる条件を制御する

クッキーを使って、特定の条件下でタブを閉じる制御ができます。

function closeTabWithCookie() {
  var cookieValue = document.cookie.replace(/(?:(?:^|.*;\s*)userAgreed\s*\=\s*([^;]*).*$)|^.*$/, "$1");
  if (cookieValue === 'true') {
    window.close();
  }
}

○応用例8:ユーザーエージェントに応じてタブを閉じる

ユーザーエージェントをチェックして、特定のブラウザやデバイスでのみタブを閉じることができます。

function closeTabForSpecificUserAgent() {
  var userAgent = navigator.userAgent;

  if (userAgent.indexOf('Chrome') !== -1) {
    window.close();
  }
}

○応用例9:特定のイベントでタブを閉じる

特定のイベントが発生したときにタブを閉じるには、そのイベントにリスナーを設定し、イベント発生時にwindow.close()を実行します。

document.getElementById('closeButton').addEventListener('click', function() {
  window.close();
});

○応用例10:閉じるボタンをカスタマイズする

閉じるボタンのデザインや挙動をカスタマイズしたい場合は、HTMLとCSSを組み合わせて実現します。

下記のサンプルコードでは、閉じるボタンをカスタムデザインにし、クリック時にタブを閉じる動作を実装しています。

<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
  <style>
    .close-button {
      background-color: red;
      color: white;
      border: none;
      cursor: pointer;
      padding: 10px 20px;
      font-size: 16px;
    }
  </style>
</head>
<body>
  <button class="close-button" id="customCloseButton">閉じる</button>
  <script>
    document.getElementById('customCloseButton').addEventListener('click', function() {
      window.close();
    });
  </script>
</body>
</html>

●注意点と対処法

  1. スクリプトによるウィンドウの閉じ方は、ブラウザやセキュリティ設定によって制限されることがあります。
    そのため、すべての状況で正常に動作するとは限りません。
    ユーザーに適切なメッセージを表示し、手動で閉じてもらうことを検討してください。
  2. タブやウィンドウを勝手に閉じると、ユーザーのストレスにつながることがあります。
    タブを閉じる機能を実装する際は、ユーザーの利便性を考慮し、適切なタイミングでのみ閉じるようにしてください。

まとめ

この記事では、JavaScriptを使ってタブを閉じる方法や、その応用例を紹介しました。

さまざまなシーンで活用できるテクニックがあるため、ぜひ実際の開発に役立ててください。

ただし、ユーザーの利便性やセキュリティを考慮し、適切な方法で実装することが重要です。