JavaScriptでツールチップを作る!7つのステップと実例コード – JPSM

JavaScriptでツールチップを作る!7つのステップと実例コード

JavaScriptを使ったツールチップのサンプルコードJS

 

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はじめに

JavaScriptを使ってツールチップを作りたいと思ったことはありませんか?

ツールチップは、マウスオーバー時に表示される小さな情報ボックスで、ユーザーが何かを理解しやすくするのに役立ちます。

この記事では、JavaScriptでツールチップを作成する方法を初心者目線で解説します。

ツールチップとは

ツールチップは、マウスカーソルが要素の上に乗ったときに、その要素に関する追加情報を表示する小さなポップアップです。

これにより、ユーザーは要素の機能や目的をすぐに理解できます。

ツールチップの基本構造

ツールチップを作成するには、HTML、CSS、およびJavaScriptの3つの要素が必要です。

○HTML

HTMLでは、ツールチップを表示する要素にデータ属性を追加します。

これにより、JavaScriptで簡単にツールチップのテキストを取得できます。

また、ツールチップの表示部分のHTML要素も作成します。

○CSS

CSSでは、ツールチップのデザインや表示位置を設定します。

これにより、ツールチップが見栄え良く、正確な位置に表示されるようになります。

○JavaScript

JavaScriptでは、マウスオーバーイベントに基づいてツールチップを表示・非表示にし、ツールチップのテキストや位置を動的に設定します。

ツールチップの作り方

ツールチップを作成するには、次のステップに従ってください。

○ステップ1:HTMLの準備

ツールチップを表示する要素に、データ属性を追加します。

例えば、データ属性「data-tooltip」を使う場合、下記のようなHTMLコードを記述します。

<button data-tooltip="ここにツールチップのテキスト">マウスを乗せてみてください</button>
<div id="tooltip"></div>

○ステップ2:CSSの設定

ツールチップのデザインや位置を設定します。

下記のようなCSSコードを記述します。

#tooltip {
  display: none;
  position: absolute;
  background-color: #333;
  color: white;
  padding: 5px;
  border-radius: 3px;
}

○ステップ3:JavaScriptのコード作成

ツールチップの表示・非表示を制御するためのJavaScriptコードを作成します。

下記のようなコードを記述します。

const tooltip = document.getElementById("tooltip");

function showTooltip(e, text) {
  tooltip.style.display = "block";
  tooltip.innerHTML = text;
  tooltip.style.left = e.pageX + "px";
  tooltip.style.top = e.pageY + "px";
}

function hideTooltip() {
  tooltip.style.display = "none";
}

○ステップ4:ツールチップを表示する

マウスオーバー時にツールチップを表示するように、イベントリスナを設定します。

下記のようなコードを記述します。

document.querySelectorAll("[data-tooltip]").forEach((element) => {
  element.addEventListener("mouseover", (e) => {
    const text = e.target.getAttribute("data-tooltip");
    showTooltip(e, text);
  });
});

○ステップ5:ツールチップを非表示にする

マウスが要素から離れたときにツールチップを非表示にするように、イベントリスナを設定します。

下記のようなコードを記述します。

document.querySelectorAll("[data-tooltip]").forEach((element) => {
  element.addEventListener("mouseout", () => {
    hideTooltip();
  });
});

○ステップ6:ツールチップの位置を調整する

ツールチップが正確な位置に表示されるように、位置を動的に調整します。

下記のようなコードを記述します。

document.querySelectorAll("[data-tooltip]").forEach((element) => {
  element.addEventListener("mousemove", (e) => {
    tooltip.style.left = e.pageX + 10 + "px";
    tooltip.style.top = e.pageY + 10 + "px";
  });
});

○ステップ7:カスタマイズ

必要に応じて、ツールチップのデザインや表示位置をカスタマイズします。

CSSを編集することで、見た目やアニメーションを変更できます。

応用例とサンプルコード

ツールチップをさらにカスタマイズするための応用例を下記に表します。

○例1:カラフルなツールチップ

ツールチップの背景色や文字色を要素ごとに異なるものにすることができます。

次のようなHTMLとCSSを記述します。

<button data-tooltip="赤いツールチップ" data-tooltip-color="red">マウスを乗せてみてください</button>
<button data-tooltip="青いツールチップ" data-tooltip-color="blue">マウスを乗せてみてください</button>
<div id="tooltip"></div>
#tooltip[data-color="red"] {
  background-color: red;
}

#tooltip[data-color="blue"] {
  background-color: blue;
}

○例2:画像を含むツールチップ

ツールチップに画像を表示することもできます。

次のようなHTMLとCSSを記述します。

<button data-tooltip="画像を表示するツールチップ">マウスを乗せてみてください</button>
<div id="tooltip">
  <img src="example-image.jpg" alt="サンプル画像" />
  <p>画像の説明</p>
</div>
#tooltip img {
  max-width: 100px;
  max-height: 100px;
}

注意点と対処法

ツールチップを実装する際には、下記の注意点に留意してください。

  1. ツールチップが他の要素と重ならないように、z-indexを適切に設定する。
  2. ツールチップが画面外に表示されないように、位置の調整を行う。
  3. ツールチップが表示される際のアニメーションや遅延を適切に設定する。

カスタマイズ方法

ツールチップのデザインや挙動は、CSSやJavaScriptでカスタマイズできます。

下記にいくつかのカスタマイズ例を示します。

○例1:ツールチップのデザイン変更

ツールチップの背景色やフォントを変更したい場合は、CSSを編集します。

#tooltip {
  background-color: #333;
  color: white;
  font-size: 14px;
}

○例2:ツールチップの表示位置変更

ツールチップの表示位置を要素の上部にする場合は、JavaScriptで位置計算を変更します。

element.addEventListener("mousemove", (e) => {
  tooltip.style.left = e.pageX + 10 + "px";
  tooltip.style.top = e.pageY - tooltip.offsetHeight - 10 + "px";
});

○例3:ツールチップの表示アニメーション追加

ツールチップに表示アニメーションを追加する場合は、CSSでアニメーションを設定します。

#tooltip {
  opacity: 0;
  transition: opacity 0.3s;
}

#tooltip.visible {
  opacity: 1;
}

まとめ

この記事では、JavaScriptでツールチップを作成する方法を徹底解説しました。

ステップごとの説明やサンプルコードを参考に、ツールチップの実装やカスタマイズを行ってみてください。

また、注意点と対処法を確認して、より効果的なツールチップを作成しましょう。