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教育訓練給付のジョブカード作成方法|4様式と2週間前期限を受講開始日から逆算する

教育訓練給付(専門実践・特定一般)で必要なジョブカードの作成方法を、4様式の書き方と受講開始日の2週間前までの提出期限から逆算して整理。一般教育訓練で不要な理由、給付後の実額の確認まで一次情報で解説します。

ジョブカードの作成方法を給付の期限から逆算でのイメージ PR・広告を含みます

教育訓練給付を使うとき、ジョブ・カードは「あとで出す自己PR書」ではありません。特定一般教育訓練と専門実践教育訓練では、受講開始前のキャリアコンサルティングと受給資格確認に関わる、手続き上の要になる書類です。

この記事では、ジョブ・カードをどの様式で、どの順番で、どこまで書くかを、教育訓練給付の期限から逆算して整理します。給付後の実額は、給付区分、雇用保険の加入期間、離職からの期間、受講履歴、追加支給条件で変わるため、講座を選ぶ前に試算と指定講座番号の確認まで済ませる前提で読み進めてください。

ジョブ・カードが必要になる給付区分を先に分ける

最初に見るのは講座名ではなく給付区分です。教育訓練給付には、一般教育訓練、特定一般教育訓練、専門実践教育訓練の3区分があります。ジョブ・カードが手続きの中心になるのは、原則として特定一般教育訓練専門実践教育訓練です。

ジョブ・カードとは、職務経歴、資格、学習歴、今後のキャリア方針を整理する厚生労働省の様式です。履歴書と似た欄もありますが、教育訓練給付では「この訓練を受ける理由」と「受講後にどう働くか」をキャリアコンサルタントと確認する材料として扱われます。

キャリアコンサルティングは、キャリアの希望や受講目的を専門職に相談する面談です。教育訓練給付で出てくる訓練前キャリアコンサルティングは、特定一般・専門実践の受講前に行うもので、面談後にジョブ・カードが交付されます。

一般教育訓練では、修了後に支給申請をする流れが中心で、特定一般・専門実践のような受講前のジョブ・カード提出は通常ありません。簿記、語学、IT資格などでも、区分が一般教育訓練なら、先に確認するのは修了基準、領収書、教育訓練修了証明書、申請期限です。

特定一般教育訓練と専門実践教育訓練では、受講開始前にジョブ・カードを作り、訓練前キャリアコンサルティングを受け、住所を管轄するハローワークで受給資格確認を行います。2026年6月時点のハローワーク情報では、この受給資格確認は受講開始日の2週間前までに行う必要があります。

指定講座番号とは、厚生労働大臣の指定を受けた講座を識別する番号です。スクールや教材の広告で「給付対象」と見かけても、受講前に厚生労働省の教育訓練給付制度検索システムで、講座名、実施者名、開講日、指定講座番号を照合してください。

窓口でつまずきやすいのは、「受けたい講座は決まっているが、区分が曖昧」「開講日が近い」「指定講座番号を控えていない」という状態です。ジョブ・カード作成の前に、候補講座のパンフレットや公式ページで訓練校名、訓練コース名、訓練開講日を確認しておくと、予約と面談が進みやすくなります。

制度は改正されるため、給付率、上限、期限、対象可否は最新の厚生労働省・ハローワーク情報で確認してください。特に2024年10月以降の開講講座では、特定一般と専門実践の追加支給条件が変わっているため、古い記事の「1か月前」などの記載をそのまま使わない判断が必要です。

教育訓練給付の3区分とジョブカード提出の関係を表す抽象的なフラットイラスト

制度3区分の給付率と上限を、実額の前に確認する

給付後の負担は定価だけでは読めません。教育訓練給付は、講座の区分ごとに給付率、上限、申請時期が違います。2026年6月時点では、一般教育訓練は20%・上限10万円、特定一般教育訓練は40%・上限20万円、専門実践教育訓練は条件により最大80%までの枠組みです。

ここでいう上限は、制度上の支給上限です。個人ごとの受給可否や支給額は、雇用保険の支給要件期間、過去の受給歴、離職から受講開始日までの期間、講座の指定状況、修了や資格取得の条件で変わります。

区分制度上の給付率・上限申請とジョブ・カードの扱い向きやすい学習
一般教育訓練教育訓練経費の20%。上限10万円。4,000円を超えない場合は支給されません。原則として修了後に支給申請。申請期限は修了日の翌日から1か月以内です。基礎資格、語学、業務スキルなど、比較的短期の学び直し。
特定一般教育訓練修了後に40%、上限20万円。2024年10月以降開講講座では、資格取得等と就職等の条件で50%、上限25万円まで追加支給の可能性があります。受講前に訓練前キャリアコンサルティングを受け、ジョブ・カードを添えて受講開始日の2週間前までに受給資格確認を行います。早期の再就職やキャリア形成に結びつく資格・技能講座。
専門実践教育訓練受講中または修了時に50%、年間上限40万円。資格取得等と就職等で70%、賃金が受講前より5%以上上昇するなどの条件で80%、年間上限64万円までの枠組みです。受講前に訓練前キャリアコンサルティングを受け、ジョブ・カードを添えて受講開始日の2週間前までに受給資格確認を行います。受講中は6か月ごとの申請が関係します。中長期のキャリア形成に関わる専門資格、専門課程、大学院等。

教育訓練経費とは、入学料や受講料など制度上の対象となる費用です。補助教材、検定料、交通費、パソコンなどが給付対象外になる場合もあるため、公式ページの総額だけを見て「その割合が戻る」と考えるとずれます。

給付後の実額は、定価を起点に、制度区分の給付率、上限、支給対象外費用、追加支給条件を順に見ます。定価が同じでも、一般教育訓練と専門実践教育訓練では戻り方が違い、専門実践では6か月ごとの申請や資格取得後の追加申請も関わります。

このため、受講前の比較では「安い講座を探す」より先に、区分、上限、修了条件、追加支給条件を確認してください。あなたの給付区分、受講回数、離職期間、雇用保険の加入状況で給付後の実額は変わります。

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制度の数字は、2026年6月時点で厚生労働省とハローワークの公開情報を参照しています。制度改正や講座指定の更新があるため、最終判断では厚生労働省の検索システムと住所管轄のハローワークで、自分の対象可否と期限を確認してください。

受講開始日から逆算して、作成日程を組む

ジョブ・カード作成は受講開始日の2週間前から逆算します。特定一般教育訓練と専門実践教育訓練では、訓練前キャリアコンサルティングを受けたあと、ジョブ・カードと受給資格確認票をハローワークへ提出します。2026年6月時点の期限は受講開始日の2週間前までです。

2週間前は提出期限であって、書き始める日ではありません。予約制の面談を挟むため、現実的には開講日の4〜6週間前には、講座区分、指定講座番号、開講日、受講料の支払い時期をそろえておきたいところです。

標準的な順序は、講座候補を確認する、ハローワークで受給資格の見込みを相談する、訓練前キャリアコンサルティングを予約する、面談日までにジョブ・カード4様式を作成する、面談で交付を受ける、受給資格確認票と一緒に提出する、という流れです。

受給資格確認票とは、教育訓練給付の受給資格を確認するための書類です。専門実践教育訓練では教育訓練支援給付金の確認にも関わるため、マイナンバー、本人確認書類、雇用保険関係の確認が必要になります。

ハローワークの公開情報では、提出方法として本人来所、代理人、電子申請、郵送が示されています。郵送では期限の扱いが消印有効とされる資料もありますが、書類不備で戻ると開講日に間に合わないことがあるため、開講が近い人ほど管轄窓口で手順を確認してください。

一般教育訓練の場合は、受講前のジョブ・カードより、修了後の1か月以内の支給申請が重要です。講座を修了してから教育訓練修了証明書、領収書、本人確認書類などをそろえるため、受講中から修了書類の発行時期を確認しておく必要があります。

特定一般・専門実践では、面談予約時に訓練校名、訓練コース名、訓練開講日が求められることがあります。候補が複数ある人は、第一候補と第二候補で区分や開講日が違わないかを確認し、面談で相談したい論点を1枚にまとめておくと無駄が減ります。

古い案内やスクール側のFAQに「受講開始1か月前」と残っている場合があります。2026年6月時点のハローワーク情報では2週間前までの受給資格確認が示されていますが、学校や窓口の運用で余裕を持った相談を求められることがあります。期限が近いときは、記事ではなく管轄ハローワークの回答を優先してください。

作成する4様式と、書く前に集める材料

面談に必要な中心書類は4種類です。訓練前キャリアコンサルティングでよく求められるジョブ・カードは、様式1-1または1-2、様式2、様式3-1、様式3-2です。過去に様式3-3を交付された人は、その書類も確認対象になります。

様式1-1は、就業経験がある人向けのキャリア・プランシートです。今までの仕事、強み、課題、将来像、訓練を受ける目的を書きます。就業経験のない学生や学卒者等は、様式1-2を使います。

様式2は職務経歴シートです。勤務先名を書く欄だけではなく、担当業務、役割、得た知識、身につけた技能を整理します。教育訓練給付の面談では、過去の仕事と受講したい訓練がどうつながるかを見られやすい欄です。

様式3-1は職業能力証明のうち、免許・資格を記入するシートです。国家資格、民間資格、運転免許、業務上の認定などを、取得年月と実施機関名を添えて書きます。資格が少ない人は、無理に増やすより、受講後に取得したい資格との関係を様式1に書くほうが自然です。

様式3-2は学習歴・訓練歴のシートです。学校、職業訓練、社内研修、オンライン講座などを、期間、機関名、内容で整理します。教育訓練給付では「これまで何を学び、次に何を補うのか」を示す欄になります。

書く前に集める材料は、職務経歴書、履歴書、雇用保険被保険者証や離職票の情報、資格証、修了証、成績証明書、社内研修の記録、候補講座の公式資料です。紙でなくても、年月と名称を確認できる情報があれば下書きが進みます。

マイジョブ・カードでは、PDFやExcel形式の様式をダウンロードできます。オンラインで作成・管理する方法もありますが、対面のキャリアコンサルティングでは印刷物の持参を案内されることがあります。オンライン面談ではExcelまたはPDFデータが使われる場合もあるため、予約先の指定に合わせてください。

作成時間は経歴の量で変わります。職歴が1〜2社なら2時間前後で下書きできますが、転職回数が多い人、資格や研修が多い人、学生で職務経歴が薄い人は、様式1の言語化に時間がかかります。面談前夜に初めて開くと、空欄が残りやすくなります。

窓口実務でよく問題になるのは、日付の不一致です。履歴書では2021年4月入社、職務経歴シートでは2021年5月開始、資格証では旧姓、講座資料では別の開講日、という小さなずれでも確認に時間がかかります。提出前に年月だけを縦に見直すと、手戻りを減らせます。

様式1-1・1-2は「なぜこの訓練か」を1本に絞る

キャリア・プランシートは熱意より接続で書きます。教育訓練給付用のジョブ・カードで大事なのは、夢を大きく書くことではなく、現在地、課題、受講する訓練、受講後の仕事が1本につながっていることです。

様式1-1の読み手は、あなたの職場事情を知りません。たとえばIT職を目指すなら、「パソコンが好き」だけでは弱く、現職でどんなデータ処理、顧客対応、業務改善、資料作成を経験し、どの技能が足りないと感じたのかを書くほうが伝わります。

記入例としては、「現在は事務職として売上集計や問い合わせ対応を担当している。手作業での集計が多く、業務改善に関心を持った。今後はデータ処理と自動化の基礎を学び、社内の定型作業を減らせる人材を目指したい」のように、仕事上の接点から入ると自然です。

転職目的なら、未経験職種への憧れだけで終わらせないことが重要です。「求人で見たから」ではなく、これまでの経験のうち転用できる部分を書きます。営業経験なら顧客理解、介護経験なら記録と連携、販売経験なら数値管理や説明力など、訓練後の職務に持ち込める要素があります。

学生や就業経験のない人が様式1-2を書く場合は、アルバイト、授業、ゼミ、制作物、ボランティア、家族の手伝いなどから、継続した行動を拾います。職歴がないこと自体は問題ではありませんが、「なぜ今その講座を受けるのか」が空欄に近いと、面談で確認が長くなります。

避けたいのは、講座案内の文言をそのまま貼る書き方です。「市場価値を高めたい」「専門性を身につけたい」だけでは、どの講座にも当てはまります。自分の経歴に合わせて、どの技能を、どの職務で使う予定かまで落とし込むと、キャリアコンサルティングで話が進みます。

将来像は、5年後や10年後を細かく決め切る必要はありません。教育訓練給付の手続きでは、受講後の就業目標、職業能力の開発・向上に関する事項が確認されます。直近1〜3年でどの職種、部署、業務に近づきたいかを、現実的な言葉で書くほうが扱いやすいです。

面談で修正が入ることもあります。最初からきれいに完成させるより、空欄を減らし、迷っている点も言葉にして持参してください。「現在の仕事を続けながら学ぶか、修了後に転職するか迷っている」と書いてあれば、面談で相談すべき論点になります。

教育訓練給付は、受講を後押しする制度であって、講座選びの審査会ではありません。それでも、ジョブ・カードに受講目的が見えないと、窓口や面談で確認が増えます。様式1は、給付のための書類であると同時に、受講料を払う前の意思決定メモとして使えます。

受講前に職務経験と学習目的を一本の線でつなぐ概念的なフラットイラスト

様式2・3は、職務経歴書より細かく「能力」に寄せる

職歴の棚卸しは会社名より担当業務が軸です。様式2の職務経歴シートでは、勤務先、期間、雇用形態だけでなく、具体的な職務内容と得た能力を書きます。採用向けの職務経歴書よりも、学び直しにつながる能力の整理に寄せると書きやすくなります。

事務職なら、請求処理、集計、顧客対応、社内調整、マニュアル作成などを分けて書きます。販売職なら、接客、在庫管理、売上管理、スタッフ育成、クレーム対応などです。IT講座や資格講座を検討している場合でも、現職で使った数値、手順、記録、説明の経験は訓練目的につながります。

書き方のサンプルとしては、「月次の売上データを表計算ソフトで集計し、部門別の差異を確認した。入力ミスを減らすため、確認手順を一覧化した」のように、行動と成果を短く書きます。成果は金額や割合でなくても、作業時間の短縮、ミスの減少、引き継ぎのしやすさなどで示せます。

退職理由や人間関係の詳細は、様式2に長く書く必要はありません。受講判断に必要なのは、過去の不満より、次の仕事に持ち越せる能力です。離職中の人は、離職期間に学んだこと、応募準備、職業相談、家族事情との調整なども、必要に応じて様式1側で整理できます。

様式3-1では、資格の正式名称、取得年月、実施・認定機関名を確認します。略称だけだと伝わりにくい資格もあるため、証明書や公式サイトで名称を合わせてください。期限付き資格や更新制の資格は、有効期限が分かるように控えておくと安心です。

様式3-2では、学校歴だけでなく、職業訓練、社内研修、オンライン講座、通信講座、公開講座などを書けます。短い研修をすべて詰め込むより、受講予定の訓練と関連するものを優先します。たとえばITなら、表計算、データ分析、プログラミング基礎、情報セキュリティ研修などが関連しやすい項目です。

学生の場合は、授業名やゼミのテーマ、制作物、資格勉強、インターンシップを整理します。職務経歴が空欄に近くても、学習歴とキャリア・プランシートで、なぜその教育訓練を受けるのかを説明できます。

手書きの場合は、黒インクのボールペンや訂正方法を指定されることがあります。消せるボールペンを避ける案内や、訂正印の扱いが示されることもあるため、手書きで持参する人は予約先の案内を確認してください。Excelで作る場合は、セル結合などの様式改変をしないほうが無難です。

職歴が多い人は、すべての業務を同じ厚さで書くと読みづらくなります。受講予定の講座と関係がある業務は具体的に、関係が薄い業務は短くまとめる。これだけで、面談時に「なぜこの訓練か」を説明しやすくなります。

キャリアコンサルティング当日は、空欄をゼロに近づけて持参する

面談はジョブ・カードを作る場ではなく確認して整える場です。キャリア形成・リスキリング推進事業の案内でも、面談当日までにジョブ・カードを記載しておくことが求められています。記入状況によっては、予約時間内に終わらないことがあります。

訓練前キャリアコンサルティングの面談時間は、案内上60分〜90分程度とされています。短く見えますが、受講目的、経歴、講座内容、就業目標、支給手続きの前提を確認すると、空欄をその場で埋める余裕はあまりありません。

予約時には、訓練校名、訓練コース名、訓練開講日が分かる資料を用意します。これは特定のスクールを推薦するためではなく、面談と受給資格確認で対象講座を取り違えないためです。候補講座が変わった場合は、予約先とハローワークに扱いを確認してください。

対面の面談では、印刷したジョブ・カード4様式、印鑑、筆記用具などを案内される場合があります。オンライン面談では、ExcelまたはPDFのデータ提出が求められることがあります。持ち物は地域や予約先で違うため、予約完了メールや案内ページを保存しておきます。

当日に聞かれやすいのは、「なぜ今学ぶのか」「その講座で何を補うのか」「修了後にどの仕事へつなげるのか」です。答えに詰まる人は、受講したい理由を1文で言う練習をしておくとよいです。長い説明より、現在地と不足能力が明確なほうが伝わります。

面談では、キャリアコンサルタントが受講を命令したり、講座を販売したりするわけではありません。ジョブ・カードの内容をもとに、就業目標や職業能力の開発・向上に関する事項を整理し、手続きに使える形に整える役割です。

不安がある人ほど、迷いを隠さないほうが面談の質は上がります。「転職するか現職で配置転換を狙うか迷っている」「資格取得後の求人像がまだ曖昧」「学習時間を週何時間取れるか不安」などは、キャリア面談で扱うべき材料です。

面談後に交付されたジョブ・カードは、受給資格確認の提出書類になります。専門実践教育訓練の案内では、訓練前キャリアコンサルティングでの発行から1年以内のジョブ・カードが提出書類として示されています。開講日が大きくずれる場合は、有効性を窓口で確認してください。

虚偽の記載は避けてください。ジョブ・カードは給付金関係の受給資格確認に使われるだけでなく、応募書類の一つになる場合もあります。勤務期間、資格、修了歴、受講予定講座の情報は、後で説明できる内容にそろえることが大切です。

受給資格確認で見られる書類と、提出前の落とし穴

提出前チェックは日付・番号・本人確認の3点です。ジョブ・カードができたら、次はハローワークでの受給資格確認です。特定一般・専門実践では、ジョブ・カードだけで手続きが完了するわけではなく、受給資格確認票、本人確認書類、個人番号確認書類などが関わります。

専門実践教育訓練の案内では、教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金受給資格確認票、ジョブ・カード、本人・住居所確認書類、個人番号確認書類などが示されています。必要書類は制度区分や申請方法で変わるため、管轄ハローワークの案内でそろえます。

支給要件期間とは、雇用保険の被保険者だった期間をもとに受給資格を判断する期間です。2026年6月時点のハローワーク情報では、一般・特定一般は初回なら1年以上、専門実践は初回なら2年以上、それ以外では原則3年以上などの条件が示されています。

離職者は、被保険者資格を喪失した日、つまり離職日の翌日から受講開始日までの期間も確認されます。原則として1年以内が目安になりますが、妊娠、出産、育児、疾病などで適用対象期間の延長が関係する場合があります。ここは自己判断せず、窓口で確認してください。

講座側の資料で特に重要なのは、指定講座番号、講座名、実施者名、開講日、受講期間です。似た名称の講座、同じ分野でも給付区分が違う講座、同じスクール内で指定番号が違う講座があります。広告ページだけで判断せず、厚生労働省の検索システムで照合します。

支払い時期も見落としやすい点です。給付は基本的に、受講者が教育訓練実施者に支払った教育訓練経費をもとに扱われます。分割払い、割引、会社補助、ポイント利用、キャンペーン値引きなどが絡むと、教育訓練経費の確認が複雑になります。

受講開始日直前に講座を変更した場合、ジョブ・カードの内容と受給資格確認票の講座情報がずれることがあります。特に専門実践では、開講日と受講期間がその後の6か月ごとの申請にも関わるため、変更が出た時点でハローワークと予約先に連絡してください。

電話だけで受給資格の有無を確定しようとするのも危険です。ハローワークの支給要件照会では、電話による照会はトラブルのもとになるおそれがあるため受け付けていないと案内されています。必要事項を記入した照会票と本人確認書類を使って確認する流れです。

提出後も、支給申請は別手続きです。受給資格確認をしたからといって、修了後や受講中の申請が自動で終わるわけではありません。ジョブ・カードは入口の重要書類であり、給付金を受けるにはその後の期限管理が続きます。

修了後・受講中の申請まで見て、ジョブ・カードを作る

給付は受講前だけでなく修了後の期限で決まります。ジョブ・カード作成に集中すると、受講後の申請を忘れがちです。一般教育訓練と特定一般教育訓練では、修了後の支給申請期限が訓練修了日の翌日から1か月以内とされています。

専門実践教育訓練では、受講開始日から6か月ごとの支給対象期間について申請します。ハローワーク情報では、受講開始日から6か月ごとの期間の末日から起算して1か月以内、訓練修了日のある期間は修了日の翌日から1か月以内の申請が示されています。

専門実践の追加支給では、資格取得や就職のタイミングも重要です。70%相当への追加は、資格取得または就職した日のいずれか遅い日から起算して1か月以内の申請が関係します。さらに80%相当への追加では、賃金上昇など別の確認が関わります。

特定一般教育訓練でも、2024年10月以降開講講座では、資格取得等と就職等の条件で50%相当まで追加支給の可能性があります。修了時点で終わりではなく、資格取得日、就職日、申請日を記録しておく必要があります。

途中解約や未修了の場合、給付の扱いは修了基準と支払い状況で変わります。教育訓練給付は、厚生労働大臣指定講座を受講し、修了することが前提の制度です。欠席、課題未提出、修了試験未達などで修了証明書が出ないと、申請できない可能性があります。

ジョブ・カードの作成時点で、学習時間も現実的に見積もってください。平日夜に週3回、休日に半日、通学日が月に数回など、受講スケジュールが仕事や家庭とぶつかるなら、修了条件を満たせるかが給付後の実額に直結します。

受講中に住所、氏名、電話番号、雇用状況が変わる場合は、ハローワークへの届出や確認が必要になることがあります。特に離職から就職へ変わる人、雇用保険に加入する人、専門実践で支援給付金を検討する人は、変更のタイミングを控えておきます。

修了書類は、講座実施者から発行される教育訓練修了証明書、領収書、返還金明細書などが中心です。割引や返金があると金額確認が入るため、請求書、領収書、支払い明細、分割払いの記録は修了まで保管してください。

ジョブ・カードは一度作って終わりではありません。受講中に学んだ内容、修了後の資格、転職活動の結果を追記していくと、追加支給の確認だけでなく、次の応募書類や面接準備にも使えます。給付のための書類を、学習投資の記録として残す発想が実務的です。

編集部の結論:読者タイプ別に向く進め方

最短で申し込むより、区分と期限を先に固める人が失敗しにくいです。初学者は、講座内容より先に修了条件を見てください。課題提出、出席率、修了試験、受講期間が生活に合わないと、給付以前に修了証明書が出ないリスクがあります。

初学者が特定一般や専門実践を選ぶ場合、ジョブ・カードには「未経験だから学びたい」だけでなく、現在の経験から何を移せるかを書きます。事務、接客、営業、介護、製造、学生の制作経験など、次の職務に使える行動を拾うと、訓練前キャリアコンサルティングで相談しやすくなります。

転職目的の社会人は、求人票の要件と講座の到達目標を並べて見ます。教育訓練給付は受講費用の一部を支える制度ですが、転職そのものを保証する制度ではありません。資格取得等や就職等が追加支給に関わる区分では、修了後の行動期限も含めて計画する必要があります。

在職中にキャリアアップを狙う人は、現職で使える業務課題を様式1に入れると筋が通ります。たとえば業務効率化、法令対応、顧客説明、マネジメント、データ活用など、受講後に社内でどう使うかを示すと、学習目的が抽象化しにくくなります。

学生は、職務経歴が少ないことを弱点として扱いすぎないでください。様式1-2では、学習歴、制作物、研究テーマ、アルバイト、インターンシップ、資格学習から、受講後の職業像につながる材料を拾えます。教育訓練給付の対象可否は雇用保険の条件に関わるため、本人の加入歴が薄い場合は早めに窓口で確認します。

離職中の人は、離職から受講開始日までの期間と、専門実践の教育訓練支援給付金の対象可能性を分けて確認します。支援給付金は専門実践教育訓練のうち、昼間通学、45歳未満など一定の要件を満たす失業状態の人に関わる制度で、教育訓練給付金そのものとは申請管理が異なります。

編集部としては、ジョブ・カード作成を「面倒な前処理」として後回しにする進め方はすすめません。書いてみると、受講目的が弱い講座、指定講座番号が確認しにくい講座、修了条件が生活に合わない講座が見えてきます。受講料を払う前にその違和感を見つけられることが、ジョブ・カードの実利です。

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よくある質問

給付額より先に、対象条件と期限を確認してください。以下は2026年6月時点の一次情報をもとにした一般的な整理です。個別の対象可否は、住所管轄のハローワークで確認してください。

Q. 一般教育訓練でもジョブ・カードは必要ですか?

A. 通常、一般教育訓練では特定一般・専門実践のような受講前の訓練前キャリアコンサルティングとジョブ・カード提出は中心手続きではありません。修了後、訓練修了日の翌日から1か月以内の支給申請が重要です。

Q. 特定一般教育訓練と専門実践教育訓練のジョブ・カード提出期限はいつですか?

A. 2026年6月時点のハローワーク情報では、訓練前キャリアコンサルティングで交付されたジョブ・カードを添え、受講開始日の2週間前までに受給資格確認を行う必要があります。予約制のため、実務上はさらに早めに動きます。

Q. ジョブ・カードはスマホだけで作れますか?

A. マイジョブ・カードではオンライン作成や様式ダウンロードができます。ただし、対面面談では印刷して持参するよう案内される場合があります。オンライン面談ではExcelまたはPDFを使うこともあるため、予約先の指定に合わせてください。

Q. どの様式を書けばよいですか?

A. 訓練前キャリアコンサルティングでは、様式1-1または1-2、様式2、様式3-1、様式3-2が中心です。就業経験がある人は様式1-1、就業経験のない学生等は様式1-2を使います。過去に様式3-3を交付された人は、その書類も確認します。

Q. 空欄があっても面談を受けられますか?

A. 面談自体は相談の場ですが、空欄が多いと予約時間内に終わらないことがあります。職歴や資格が少ない場合でも、「なし」「該当なし」にする欄と、迷っている点を書く欄を分け、受講目的だけは文章にして持参するのが現実的です。

Q. 給付後の実額はいくらになりますか?

A. 区分、給付率、上限、教育訓練経費、過去の受給歴、雇用保険の加入期間、追加支給条件で変わります。本文中の制度表は制度上の整理です。あなたの負担見込みは、給付後の実額シミュレーターで条件を入れて確認してください。

Q. 受講開始まで2週間を切ったら、もう使えませんか?

A. 期限を過ぎる可能性がある場合は、すぐに住所管轄のハローワークへ相談してください。記事上で可否は判断できません。予約、ジョブ・カード交付、受給資格確認の順序が必要なため、開講直前ほど自己判断で申し込まないことが重要です。

Q. 途中解約や未修了の場合、給付はどうなりますか?

A. 教育訓練給付は、指定講座を受講し、所定の修了基準を満たすことが前提です。途中解約、欠席、課題未提出、修了試験未達などで修了証明書が出ない場合、支給申請できない可能性があります。受講前に修了条件を確認してください。

Q. 会社の補助や割引と併用できますか?

A. 併用の扱いは、実際に本人が負担した教育訓練経費や返還金の有無で確認されます。会社補助、割引、分割払い、返金がある場合は、領収書や明細を保管し、ハローワークで教育訓練経費の扱いを確認してください。

Q. 講座が給付対象かどうかは、どこで確認しますか?

A. 厚生労働省の教育訓練給付制度検索システムで、指定講座番号、講座名、実施者名、開講日、給付区分を確認します。スクールの案内だけで判断せず、検索システムと公式資料の両方で照合してください。

次の一歩

申し込み前に、給付後の実額と申請期限を同じ画面で確認することが先です。ジョブ・カードは、受講したい講座が決まってから慌てて埋める書類ではありません。候補講座の区分、指定講座番号、開講日、修了条件、支払い時期をそろえたうえで、受講開始日から逆算して面談と受給資格確認を入れてください。

給付後の負担は、公式価格から単純に割合を引くだけでは決まりません。支給対象外費用、追加支給条件、過去の受給歴、離職期間、雇用保険の加入状況で変わります。対象講座の確認漏れや、受講開始前の期限超過を避けるため、候補を絞る前に試算しておくと判断が安定します。

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参考・出典

制度情報は2026年6月時点の一次情報を参照しています。制度は改正されるため、最新の給付率、上限、申請期限、自分の対象可否は厚生労働省、ハローワーク、住所管轄の窓口で確認してください。

厚生労働省「教育訓練給付金」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html

ハローワークインターネットサービス「教育訓練給付金」 https://www.hellowork.mhlw.go.jp/insurance/insurance_education.html

厚生労働省「教育訓練給付制度 厚生労働大臣指定教育訓練講座検索システム」 https://www.kyufu.mhlw.go.jp/kensaku/

ハローワーク「専門実践教育訓練の教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金の支給申請手続について」 https://www.hellowork.mhlw.go.jp/doc/senmonjissenkyouikukunrennokyuuhunogoannai.pdf

厚生労働省「特定一般教育訓練の教育訓練給付金のご案内」 https://www.mhlw.go.jp/content/001529624.pdf

厚生労働省「一般教育訓練の教育訓練給付金のご案内」 https://www.mhlw.go.jp/content/001529629.pdf

マイジョブ・カード「ジョブ・カード様式のダウンロード」 https://www.job-card.mhlw.go.jp/guidance/download_blank

マイジョブ・カード「ジョブ・カード記入例PDF一覧」 https://www.job-card.mhlw.go.jp/pdf

キャリア形成・リスキリング推進事業「訓練前キャリアコンサルティング|ジョブ・カード作成支援の流れ・予約について」 https://carigaku.mhlw.go.jp/icc/ccformmenu/ccform2-flow/

※当編集部は各社の公開情報と厚生労働省など一次情報をもとに独自に整理・比較しています(検証日:2026年6月20日)。独自の星評価・満足度%・受講者数・口コミは掲載しません(捏造をしないため)。最終的な対象可否・金額はハローワーク等でご確認ください。掲載・選定方針 ›

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