はじめに
Webページはその見た目によって、私たちの心を掴む力を持っています。
その背後に潜むのは、見えないヒーロー、CSSの力です。
煌びやかなデザイン、柔らかな配色、そして心地よい動き。
それらすべてが、CSSで生まれ変わります。
この記事では、CSSの基本から、一歩先を行く応用技法まで、幅広くカバーしています。
今、新たな第一歩を、私たちとともに踏み出しましょう。
●CSS基本テンプレートとは
CSS基本テンプレートとは、CSSの書き方の基本的な構造をまとめたものです。
このテンプレートを使うことで、CSSを始める際の手間を省くことができます。
また、CSS基本テンプレートは、Webデザインの基礎を学ぶ際にも役立ちます。
CSS基本テンプレートには、次のような基本構造があります。
この構造は、セレクタと呼ばれるHTML要素やクラス、IDなどの対象を指定し、それに対してプロパティと値を指定することで、Webページの見た目を設定することができます。
次に、具体的な例を挙げます。
●CSS基本テンプレートの作り方
CSS基本テンプレートの作り方は非常に簡単です。
次の手順に従って、自分で作成することができます。
【手順1】テキストエディタを開く
CSS基本テンプレートを作成するためには、まずテキストエディタを開く必要があります。
Windowsであれば「メモ帳」、Macであれば「テキストエディット」が標準搭載されています。
また、専用のテキストエディタを使うこともできます。
【手順2】HTMLファイルを作成する
次に、HTMLファイルを作成します。
このHTMLファイルに、CSSを適用することでWebページの見た目を変えることができます。
簡単なHTMLファイルの例です。
【手順3】CSSファイルを作成する
HTMLファイルにCSSを適用するためには、CSSファイルを作成する必要があります。
CSS基本テンプレートの例です。
このテンプレートに従って、自分が設定したいプロパティや値を指定していきます。
例えば、下記のように、h1要素のフォントサイズを20pxに設定する場合は、次のように記述します。
【手順4】HTMLファイルとCSSファイルを紐付ける
最後に、HTMLファイルとCSSファイルを紐付けます。
HTMLファイルの<head>タグ内に、次のようなlink要素を記述することで、CSSファイルを読み込むことができます。
ここで、href属性にはCSSファイルのパスを指定します。
例えば、HTMLファイルと同じ階層にCSSファイルがある場合は、上記のように指定します。
これで、CSS基本テンプレートの作成は完了です。このテンプレートを使って、自分が作成したいWebページの見た目を設定していきます。
●CSS基本テンプレートの使い方
CSS基本テンプレートの使い方は非常に簡単です。
以下の手順に従って、自分が設定したいWebページの見た目を設定していきます。
【手順1】セレクタを指定する
まずは、セレクタを指定します。
セレクタは、HTML要素、クラス、IDなどを指定することができます。
h1要素に対してスタイルを適用する例です。
このように、h1要素に対して、フォントサイズを20px、文字色を赤色に設定しています。
【手順2】プロパティと値を指定する
次に、プロパティと値を指定します。
プロパティは、フォントサイズ、文字色、背景色、余白、パディングなど、Webページの見た目を設定するための様々な項目があります。
フォントサイズを20pxに設定する例です。
このように、プロパティと値をセミコロンで区切り、セレクタとともに記述します。
【手順3】複数のセレクタに対してスタイルを適用する
複数のセレクタに対して、同じスタイルを適用することもできます。
h1要素とp要素に対して同じスタイルを適用する例です。
このように、セレクタをカンマで区切って記述することで、複数のセレクタに対して同じスタイルを適用することができます。
【手順4】クラスとIDを指定する
クラスとIDを指定することで、特定の要素に対してスタイルを適用することもできます。
クラス名が「sample」の要素に対してスタイルを適用する例です。
このように、セレクタの前に「.」を付けて、クラス名を指定します。
また、IDを指定する場合は、「#」を使ってID名を指定します。
ID名が「header」の要素に対してスタイルを適用する例です。
【手順5】疑似クラスを指定する
疑似クラスを指定することで、特定の状態になった要素に対してスタイルを適用することができます。
例えば、次のように、マウスオーバー時に文字色を変更する疑似クラス「:hover」を指定することができます。
このように、a要素に対して「:hover」を指定し、マウスオーバー時の文字色を青色に変更しています。
●CSS基本テンプレートの応用例
CSS基本テンプレートは、Webページの見た目を自由にカスタマイズするためのものです。
下記では、代表的な応用例を紹介します。
【応用例1】フォントサイズを変更する
フォントサイズを変更するには、次のように記述します。
このように、body要素に対してfont-sizeプロパティを指定し、値を16pxに設定しています。
【応用例2】背景色を変更する
背景色を変更するには、次のように記述します。
このように、body要素に対してbackground-colorプロパティを指定し、値を#f5f5f5に設定しています。
【応用例3】余白を設定する
余白を設定するには、次のように記述します。
このように、body要素に対してmarginプロパティを0に設定し、paddingプロパティを20pxに設定しています。
【応用例4】ボーダーを設定する
ボーダーを設定するには、次のように記述します。
このように、h1要素に対してborderプロパティを指定し、値として1px solid blackを設定しています。
【応用例5】アニメーションを追加する
アニメーションを追加するには、次のように記述します。
このように、div要素に対してanimationプロパティを指定し、値としてfadein 2sを設定しています。
また、@keyframesルールを使って、アニメーションの動きを定義しています。
以上が、CSS基本テンプレートの応用例です。
これらを組み合わせることで、自由にWebページの見た目をカスタマイズすることができます。
まとめ
CSS基本テンプレートは、Webページの見た目を自由にカスタマイズするためのものです。
この記事では、CSS基本テンプレートの作り方、使い方、応用例について詳しく解説しました。
CSS基本テンプレートを使えば、自分で作成したWebページの見た目を簡単にカスタマイズすることができます。
また、応用例として、フォントサイズや背景色の変更、余白の設定、ボーダーやアニメーションの追加などを紹介しました。
この記事を参考にして、自分でWebページを作成する際には、ぜひCSS基本テンプレートを活用してみてください。
初めてCSSを触る初心者の方でも、この記事を読めばCSS基本テンプレートの使い方をマスターできるようになっています。