この記事を読めば、HTML保存を軽量化する方法が身に付きます!
●HTML保存の軽量化とは?
Webページを表示するために必要なHTMLファイルを保存する際に、ファイルサイズを小さくすることを指します。
これにより、ページの読み込み速度が向上し、ユーザーエクスペリエンスが向上します。
この記事では、HTML保存の軽量化について初心者向けに徹底解説し、使い方、対処法、注意点、カスタマイズの方法をサンプルコードとともに紹介します。
●軽量化の3つの鉄則
HTML保存を軽量化するためには次の3つの鉄則を守ることが重要です。
- 不要なタグや属性を削除する
- コードを整形・圧縮する
- 冗長なスタイルやスクリプトを適切にまとめる
それでは、それぞれの鉄則について詳しく見ていきましょう。
○不要なタグや属性を削除する
HTMLコードの中には、時々不要なタグや属性が混ざっていることがあります。
これらを削除することで、HTMLファイルのサイズを軽量化することができます。
例えば、下記のようなコードがあった場合、
不要な<br>
タグを削除して、
のようにすることで、HTMLファイルのサイズを削減できます。
○コードを整形・圧縮する
HTMLファイルのサイズを軽量化するために、コードを整形・圧縮する方法があります。
これにより、スペースや改行を削除し、ファイルサイズを小さくすることができます。
例えば、下記のようなコードがあった場合、
上記のコードを圧縮すると、次のようになります。
コードを圧縮するためには、オンラインのツールやエディタの機能を利用することができます。
ただし、圧縮後のコードは可読性が低下するため、開発時には整形したコードを使用し、公開時に圧縮したコードを使用することが望ましいです。
○冗長なスタイルやスクリプトを適切にまとめる
HTMLファイルのサイズを軽量化するためには、冗長なスタイルやスクリプトを適切にまとめることが重要です。
例えば、下記のようなコードがあった場合、
上記のコードでは、同じスタイルが複数回繰り返されています。
このような場合、CSSを用いてまとめることで、HTMLファイルのサイズを軽量化することができます。
このように、冗長なスタイルやスクリプトを適切にまとめることで、HTMLファイルのサイズを削減できます。
●HTML軽量化の応用例とサンプルコード
さらに軽量化を進めるために、次のような応用例を試してみましょう。
○画像の最適化
Webページに画像を表示する場合、画像のファイルサイズが大きいと、ページの読み込み速度が遅くなります。
画像のファイルサイズを軽量化する方法として、下記の手法があります。
- 適切な画像形式を選択する
- 画像の解像度を下げる
- 画像圧縮ツールを利用する
それぞれの手法について、具体的な方法を見ていきましょう。
○適切な画像形式を選択する
画像形式には、JPEG、PNG、GIF、SVGなどがありますが、それぞれ特性が異なります。
例えば、写真などの連続的な色の変化がある画像にはJPEGが適しており、アイコンやロゴなどのシンプルな図形にはSVGが適しています。
適切な画像形式を選択することで、ファイルサイズを軽量化することができます。
○画像の解像度を下げる
画像の解像度が高すぎる場合、ファイルサイズが大きくなります。
Webページに表示する画像は、適切な解像度に縮小することで、ファイルサイズを軽量化できます。
ただし、解像度を下げすぎると画質が悪くなるため、バランスが大切です。
○画像圧縮ツールを利用する
オンラインの画像圧縮ツールや、エディタのプラグインを利用して、画像のファイルサイズを軽量化することができます。
これらのツールは、画像の品質を維持しながら、ファイルサイズを削減することができます。
○遅延読み込み(Lazy Loading)の実装
画像や動画などのメディアコンテンツが多いWebページでは、遅延読み込み(Lazy Loading)を実装することで、ページの読み込み速度を向上させることができます。
遅延読み込みとは、画面に表示される部分のコンテンツのみを優先的に読み込み、スクロールして表示される部分のコンテンツは、必要になった時点で読み込む技術です。
遅延読み込みのサンプルコード
上記のサンプルコードでは、遅延読み込みを実装するために、Intersection Observer APIを使用しています。
まず、画像要素にlazyload
クラスを付与し、data-src
属性に実際の画像ファイルのURLを設定しています。
そして、JavaScriptを用いて、画像が画面に表示されるタイミングでsrc
属性に実際の画像ファイルのURLを設定し、読み込みを行っています。
このように、遅延読み込みを実装することで、ページの読み込み速度を向上させることができます。
まとめ
この記事を読めば、HTMLファイルの軽量化について理解し、実践できるようになります。
HTMLファイルの軽量化は、Webページのパフォーマンスを向上させるだけでなく、SEO対策にも繋がります。
是非、今回紹介した手法を試して、効果的なHTML軽量化を実現してください。