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JavaScriptの再読み込み方法10選!初心者でも分かる徹底解説

JavaScript再読み込み方法10選 JS
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この記事では、プログラムの基礎知識を前提に話を進めています。

説明のためのコードや、サンプルコードもありますので、もちろん初心者でも理解できるように表現してあります。

本記事のサンプルコードを活用して機能追加、目的を達成できるように作ってありますので、是非ご活用ください。

※この記事は、一般的にプロフェッショナルの指標とされる『実務経験10,000時間以上』を満たす現役のプログラマチームによって監修されています。

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はじめに

JavaScriptを使ってウェブページを再読み込みする方法は、ウェブ開発者にとって重要なスキルです。

この記事では、初心者の方でも理解しやすいように、10種類の再読み込み方法を詳しく解説します。

サンプルコードを参考にしながら、実際に手を動かして学んでいきましょう。

それでは、JavaScriptによる再読み込みの世界に飛び込んでみましょう。

●JavaScript再読み込みとは

JavaScriptによる再読み込みは、ウェブページの内容やスクリプトを最新の状態に更新するための操作です。

動的なデータを扱うウェブアプリケーションでは、情報を最新の状態に保つために再読み込みが欠かせません。

ユーザー体験を向上させるためにも、適切なタイミングで再読み込みを行うことが大切です。

再読み込みの方法は多岐にわたり、それぞれに特徴があります。

ユーザーの操作によって再読み込みを行う方法から、自動的に再読み込みを行う方法まで、様々なアプローチが存在します。

これから紹介する10種類の方法を理解することで、状況に応じた最適な再読み込み方法を選択できるようになるでしょう。

●再読み込みの方法10選

ここからは、具体的な再読み込みの方法を10種類紹介します。

各方法の特徴や使用場面、実装方法について詳しく解説していきます。

初心者の方でも理解しやすいように、サンプルコードも交えながら説明していきますので、ぜひ実際に試してみてください。

○リロードボタン

最も一般的な再読み込み方法は、ブラウザのリロードボタンを使用することです。

ユーザーがこのボタンをクリックすると、ページ全体が再読み込みされます。シンプルですが、効果的な方法です。

この方法は特別なプログラミングを必要としませんが、ユーザーに再読み込みを促す場合には、カスタムのリロードボタンをページ内に配置することも考えられます。

カスタムリロードボタンを実装する簡単なHTMLとJavaScriptの例を紹介します。

<button id="customReloadButton">ページを更新</button>

<script>
document.getElementById('customReloadButton').addEventListener('click', function() {
  location.reload();
});
</script>

このように、ユーザーの操作に応じて再読み込みを行うことができます。

○ショートカットキー

キーボードショートカットを使用すると、素早くページを再読み込みできます。

WindowsではCtrl + R、MacではCommand + Rを押すことで、現在表示されているページが更新されます。

頻繁に再読み込みが必要な場合に便利な方法です。

開発者としては、このショートカットキーの存在をユーザーに知らせることで、より効率的なウェブサイトの利用を促すことができます。

例えば、ヘルプページやチュートリアルセクションで次のような説明を加えることが考えられます。

<p>ページを素早く更新するには、次のショートカットキーを使用してください</p>
<ul>
  <li>Windows: Ctrl + R</li>
  <li>Mac: Command + R</li>
</ul>

このような情報提供は、特に頻繁な更新が必要なウェブアプリケーションにおいて有用です。

○location.reload()

JavaScriptのlocation.reload()メソッドを使用すると、プログラムからページを再読み込みできます。

次のコードを参考にしてみてください。

function reloadPage() {
  location.reload();
}

document.getElementById("reloadButton").addEventListener("click", reloadPage);

このコードでは、特定のボタンがクリックされたときにページが再読み込みされます。

location.reload()メソッドは非常に強力で、様々な状況で使用できます。

例えば、フォームの送信後やAjaxリクエストの完了後にページを更新したい場合にも活用できます。

また、location.reload()メソッドには引数を渡すことができ、これによってブラウザのキャッシュの使用有無を制御できます。

キャッシュを使用せずに強制的に再読み込みを行う例を紹介します。

function forceReload() {
  location.reload(true);
}

このように、location.reload()メソッドは柔軟性が高く、様々な再読み込みのニーズに対応できます。

○ページ遷移による再読み込み

同じページに再度アクセスすることで、再読み込みを実現する方法もあります。

次のコードを見てみましょう。

function reloadPage() {
  location.href = location.href;
}

document.getElementById("reloadButton").addEventListener("click", reloadPage);

この方法は、ブラウザの履歴に新しいエントリーが追加されるため、ユーザーの使用感に影響を与える可能性があります。

ページ遷移による再読み込みは、特定の状況下で有用です。

例えば、ユーザーが行った変更をサーバーに反映させた後、その結果を表示するために使用できます。

フォーム送信後にページを再読み込みする例を解説します。

document.getElementById('myForm').addEventListener('submit', function(event) {
  event.preventDefault();
  // フォームデータの送信処理
  fetch('/api/submit', {
    method: 'POST',
    body: new FormData(this)
  }).then(response => {
    if(response.ok) {
      // 送信成功後、ページを再読み込み
      location.href = location.href;
    }
  });
});

このアプローチは、ユーザーの操作結果を即座に反映させたい場合に効果的ですが、使用する際はユーザビリティに注意を払う必要があります。

○setInterval()を使った自動リロード

一定間隔でページを自動的に再読み込みしたい場合は、setInterval()関数が役立ちます。

次のコードをご覧ください。

function autoReload() {
  location.reload();
}

setInterval(autoReload, 30000); // 30秒ごとに再読み込み

この方法は、リアルタイムに近い情報更新が必要な場合に適していますが、ユーザーの操作を中断する可能性があるので注意が必要です。

自動リロードは、常に最新の情報を表示する必要があるウェブアプリケーションで特に有用です。

例えば、ニュースサイトやリアルタイムの株価表示などが該当します。

ただし、ユーザーエクスペリエンスを考慮し、再読み込みの頻度は慎重に設定する必要があります。

また、ユーザーに自動リロードの制御権を与えることも検討すべきです。

ユーザーが自動リロードを開始・停止できるようにする例を考えてみましょう。

let autoReloadInterval;

function startAutoReload() {
  autoReloadInterval = setInterval(() => {
    location.reload();
  }, 30000);
}

function stopAutoReload() {
  clearInterval(autoReloadInterval);
}

document.getElementById('startAutoReload').addEventListener('click', startAutoReload);
document.getElementById('stopAutoReload').addEventListener('click', stopAutoReload);

このように、ユーザーに選択肢を提供することで、より柔軟で使いやすいウェブアプリケーションを作ることができます。

○イベントリスナーを使ったリロード

特定のイベントが発生したときにページを再読み込みする方法もあります。

次のコードを参考にしてください。

function reloadPage() {
  location.reload();
}

document.getElementById("reloadButton").addEventListener("click", reloadPage);

この方法では、ユーザーの操作に応じて再読み込みを行うことができます。

イベントリスナーを使用した再読み込みは、様々なシナリオで活用できます。

例えば、ウィンドウがフォーカスを取得したときに再読み込みを行うことで、ユーザーがタブを切り替えて戻ってきたときに最新の情報を表示できます。

window.addEventListener('focus', function() {
  location.reload();
});

また、特定のキーが押されたときに再読み込みを行うこともできます。

ここでは、F5キーが押されたときに再読み込みを行う例を紹介します。

document.addEventListener('keydown', function(event) {
  if (event.key === 'F5') {
    event.preventDefault();
    location.reload();
  }
});

このように、イベントリスナーを使用することで、ユーザーの様々な操作に応じて柔軟に再読み込みを行うことができます。

○Ajaxを使った部分的な再読み込み

ページ全体ではなく、特定の部分だけを更新したい場合はAjaxが有効です。

function updateContent() {
  // Ajax処理を記述
  fetch('/api/data')
    .then(response => response.json())
    .then(data => {
      document.getElementById('content').innerHTML = data.content;
    });
}

document.getElementById("updateButton").addEventListener("click", updateContent);

この方法は、ページ全体を再読み込みすることなく、必要な部分だけを更新できるため、ユーザー体験を向上させることができます。

Ajaxによる部分的な再読み込みは、大規模なウェブアプリケーションで特に重要です。

例えば、ソーシャルメディアプラットフォームでの新しい投稿の読み込みや、Eコマースサイトでの在庫状況の更新などに使用されます。

定期的に特定のコンテンツを更新する例をみてみましょう。

function updateLiveContent() {
  fetch('/api/live-data')
    .then(response => response.json())
    .then(data => {
      document.getElementById('liveContent').innerHTML = data.content;
    });
}

// 10秒ごとにコンテンツを更新
setInterval(updateLiveContent, 10000);

このアプローチを使用することで、ページの他の部分に影響を与えることなく、特定の要素を最新の状態に保つことができます。

ユーザーの操作を中断せずに情報を更新できるため、スムーズなユーザーエクスペリエンスを提供できます。

○ページの更新日時を比較してリロード

ページの更新日時を確認し、変更があった場合のみ再読み込みを行う方法もあります。

次のコードを参考にご覧ください。

let lastUpdateTime = new Date(document.lastModified);

function checkForUpdates() {
  let currentUpdateTime = new Date(document.lastModified);

  if (currentUpdateTime > lastUpdateTime) {
    location.reload();
  }

  lastUpdateTime = currentUpdateTime;
}

setInterval(checkForUpdates, 10000); // 10秒ごとに更新をチェック

この方法は、不必要な再読み込みを減らすことができ、サーバーの負荷を軽減できます。

更新日時を比較する方法は、コンテンツが頻繁に更新されるウェブサイトで特に有用です。

例えば、ニュースサイトや掲示板システムなどが該当します。

この方法を使用することで、新しいコンテンツが利用可能になったときのみ再読み込みを行うため、効率的なリソース利用が可能になります。

さらに、この方法をAjaxと組み合わせることで、より洗練された更新システムを構築できます。

サーバーから最終更新時刻を取得し、それに基づいて更新を行う例を解説します。

let lastUpdateTime = new Date();

function checkForUpdates() {
  fetch('/api/last-update-time')
    .then(response => response.json())
    .then(data => {
      let serverUpdateTime = new Date(data.lastUpdateTime);
      if (serverUpdateTime > lastUpdateTime) {
        // 更新がある場合、必要な部分のみを更新
        updateContent();
        lastUpdateTime = serverUpdateTime;
      }
    });
}

function updateContent() {
  // コンテンツ更新のためのAjaxリクエスト
  fetch('/api/content')
    .then(response => response.json())
    .then(data => {
      document.getElementById('content').innerHTML = data.content;
    });
}

// 30秒ごとに更新をチェック
setInterval(checkForUpdates, 30000);

このアプローチを使用することで、サーバー側の更新状況に基づいて効率的に再読み込みを行うことができます。

○ウィンドウのリサイズでリロード

ウィンドウサイズが変更されたときにページを再読み込みする方法もあります。

次のコードを参考にしてください。

function reloadOnResize() {
  location.reload();
}

window.addEventListener("resize", reloadOnResize);

この方法は、レスポンシブデザインのウェブサイトで、レイアウトの再構築が必要な場合に有効です。

ウィンドウのリサイズによる再読み込みは、特に複雑なレイアウトや大量のデータを扱うウェブアプリケーションで役立ちます。

例えば、データビジュアライゼーションツールやダッシュボードなどが該当します。

ただし、頻繁な再読み込みはユーザーエクスペリエンスを損なう可能性があるため、適切な使用が求められます。

リサイズ後に一定時間経過してから再読み込みを行う、より洗練された実装例を紹介します。

let resizeTimer;

function reloadOnResize() {
  clearTimeout(resizeTimer);
  resizeTimer = setTimeout(function() {
    location.reload();
  }, 250);
}

window.addEventListener("resize", reloadOnResize);

このアプローチでは、リサイズ操作が完了してから再読み込みが行われるため、ユーザーエクスペリエンスが向上します。

また、リサイズ中の不要な再読み込みを防ぐことができます。

○ページのスクロール位置でリロード

特定のスクロール位置に達したときにページを再読み込みする方法もあります。

次のコードをご覧ください。

function reloadOnScroll() {
  const scrollThreshold = 1000; // スクロール位置のしきい値

  if (window.pageYOffset > scrollThreshold) {
    location.reload();
  }
}

window.addEventListener("scroll", reloadOnScroll);

この方法は、無限スクロールのような機能を実装する際に使用できます。

スクロール位置による再読み込みは、長いページや動的にコンテンツを読み込むページで特に有用です。例えば、ニュースフィードや商品リストなどが該当します。

ただし、単純な再読み込みではなく、新しいコンテンツを追加する形で実装するのが一般的です。

次のコードは、スクロールが一定位置に達したときに新しいコンテンツを読み込む、より実用的な例です。

let loading = false;
let page = 1;

function loadMoreContent() {
  if (loading) return;

  const scrollThreshold = document.documentElement.scrollHeight - window.innerHeight - 200;

  if (window.pageYOffset > scrollThreshold) {
    loading = true;
    fetch(`/api/content?page=${page}`)
      .then(response => response.json())
      .then(data => {
        document.getElementById('content').innerHTML += data.content;
        page++;
        loading = false;
      });
  }
}

window.addEventListener("scroll", loadMoreContent);

このアプローチでは、ページ全体を再読み込みする代わりに、新しいコンテンツを既存のコンテンツに追加します。

これで、ユーザーの閲覧体験を中断することなく、スムーズにコンテンツを提供できます。

●注意点と対処法

JavaScriptでページを再読み込みする際には、いくつかの注意点があります。

まず、再読み込みによってユーザーの入力データが失われる可能性があります。

これを防ぐためには、データをローカルストレージに保存するなどの対策が必要です。

例えば、次のようなコードを使用できます。

// フォームデータを保存
function saveFormData() {
  const formData = new FormData(document.getElementById('myForm'));
  localStorage.setItem('formData', JSON.stringify(Object.fromEntries(formData)));
}

// 保存されたデータを復元
function restoreFormData() {
  const savedData = JSON.parse(localStorage.getItem('formData'));
  if (savedData) {
    Object.keys(savedData).forEach(key => {
      document.getElementById(key).value = savedData[key];
    });
  }
}

// ページ読み込み時にデータを復元
window.addEventListener('load', restoreFormData);

// フォーム送信前にデータを保存
document.getElementById('myForm').addEventListener('submit', saveFormData);

また、セッションやクッキーに依存する機能がある場合、再読み込みの度にリセットされることがあります。

これに対しては、サーバーサイドでセッション管理を行うなどの対策が有効です。

例えば、PHPを使用している場合は以下のようなコードでセッションを維持できます。

<?php
session_start();
// セッションデータの処理
?>

さらに、過度な再読み込みはサーバーに負荷をかける可能性があります。適切な間隔で再読み込みを行うように設計することが重要です。

例えば、次のようなコードで再読み込みの頻度を制限できます。

let lastReloadTime = 0;
const minReloadInterval = 60000; // 最小再読み込み間隔(ミリ秒)

function reloadIfNeeded() {
  const currentTime = Date.now();
  if (currentTime - lastReloadTime > minReloadInterval) {
    location.reload();
    lastReloadTime = currentTime;
  }
}

●カスタマイズ方法

再読み込み方法によっては、カスタマイズが可能です。

例えば、setInterval()関数を使った自動リロードでは、次のようにリロード間隔を変更できます。

const reloadInterval = 60000; // 1分ごとに再読み込み
setInterval(autoReload, reloadInterval);

また、イベントリスナーを使ったリロードでは、発火するイベントをカスタマイズできます。

例えば、ダブルクリックで再読み込みを行いたい場合は、次」のようにコードを変更します。

document.getElementById("reloadButton").addEventListener("dblclick", reloadPage);

さらに、再読み込み前にユーザーに確認を求めることもできます。

次のコードは、確認ダイアログを表示してから再読み込みを行う例です。

function reloadWithConfirmation() {
  if (confirm('ページを再読み込みしますか?')) {
    location.reload();
  }
}

document.getElementById("reloadButton").addEventListener("click", reloadWithConfirmation);

これらのカスタマイズにより、アプリケーションの要件に合わせた再読み込み機能を実装できます。

まとめ

この記事では、JavaScriptでページを再読み込みする10種類の方法を紹介しました。

各方法にはそれぞれ特徴があり、状況に応じて適切な方法を選択することが大切です。

再読み込み機能を適切に実装することで、ユーザー体験の向上とサーバーリソースの効率的な利用を両立させることができます。

常に最新の技術トレンドをキャッチアップし、より良いウェブ開発を目指して継続的に学習していくことが大切です。