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【PHP】インクルードの使い方と応用例5選

PHPのインクルードを用いたコードのサンプル PHP
この記事は約7分で読めます。

【サイト内のコードはご自由に個人利用・商用利用いただけます】

この記事では、プログラムの基礎知識を前提に話を進めています。

説明のためのコードや、サンプルコードもありますので、もちろん初心者でも理解できるように表現してあります。

本記事のサンプルコードを活用して機能追加、目的を達成できるように作ってありますので、是非ご活用ください。

※この記事は、一般的にプロフェッショナルの指標とされる『実務経験10,000時間以上』を満たす現役のプログラマチームによって監修されています。

※Japanシーモアは、常に解説内容のわかりやすさや記事の品質に注力しております。不具合、分かりにくい説明や不適切な表現、動かないコードなど気になることがございましたら、記事の品質向上の為にお問い合わせフォームにてご共有いただけますと幸いです。
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はじめに

ウェブサイトを作る際、同じ要素を毎回書くのは時間の無駄であり、間違いの元です。

PHPでウェブサイトを作る際には、’インクルード’という機能を使って、コードを再利用し、生産性を高めることができます。

この記事を読めば、PHPのインクルードを使った効率的なウェブサイト作成が可能になります。

●PHPのインクルードとは

PHPのインクルードとは、一つのPHPファイル内で別のPHPファイルを読み込むための機能です。

これにより、同じコードを何度も書く必要がなくなり、コードの再利用が可能になります。

○インクルードの基本

インクルードを使用するには、次のように’include’ステートメントを使用します。

include 'filename';

このコードは、’filename’という名前のファイルを現在のPHPファイルに取り込みます。

●インクルードの使い方

○サンプルコード1:基本的なインクルードの使い方

次のコードは、’header.php’というファイルをインクルードしています。

‘header.php’にはウェブページのヘッダー部分のHTMLが記述されていると仮定します。

<!DOCTYPE html>
<html>
<body>

<?php include 'header.php'; ?>

<h1>Welcome to my homepage!</h1>
<p>いくつかの文を追加しました。</p>

</body>
</html>

このコードでは、’header.php’を使ってヘッダー部分を表示するコードを紹介しています。

この例では、同じヘッダーを異なるページで再利用しています。

●インクルードの応用例

○サンプルコード2:インクルードを使ったヘッダーの共通化

次のコードでは、’header.php’を使ってヘッダー部分を共通化しています。

// header.php
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
    <title>ウェブサイトのタイトル</title>
</head>
<body>

// index.php
<?php include 'header.php'; ?>

<h1>ホームページへようこそ!</h1>
<p>ここはホームページの本文です。</p>

</body>
</html>

このコードでは、’header.php’を使ってヘッダー部分を共通化するコードを紹介しています。

この例では、異なるページでも同じヘッダーを表示することが可能になります。

このように、PHPのインクルード機能を利用することで、ウェブサイト全体で一貫したデザインを維持することが可能です。

○サンプルコード3:インクルードを使ったフッターの共通化

次のサンプルコードは、’footer.php’というファイルを用いてウェブサイトのフッター部分を共通化する例です。

// footer.php
<footer>
    <p>Copyright © 2023. All rights reserved.</p>
</footer>

// index.php
<?php include 'header.php'; ?>

<h1>ホームページへようこそ!</h1>
<p>ここはホームページの本文です。</p>

<?php include 'footer.php'; ?>
</body>
</html>

このコードでは、’footer.php’を使ってウェブサイトのフッター部分を共通化するコードを紹介しています。

この例では、全てのページで同一のフッターを表示することが可能になります。

○サンプルコード4:インクルードを使ったナビゲーションの共通化

次のサンプルコードは、’nav.php’を用いてウェブサイトのナビゲーション部分を共通化する例を示しています。

// nav.php
<nav>
    <ul>
        <li><a href="#">ホーム</a></li>
        <li><a href="#">サービス</a></li>
        <li><a href="#">コンタクト</a></li>
    </ul>
</nav>

// index.php
<?php include 'header.php'; ?>
<?php include 'nav.php'; ?>

<h1>ホームページへようこそ!</h1>
<p>ここはホームページの本文です。</p>

<?php include 'footer.php'; ?>
</body>
</html>

このコードでは、’nav.php’を使ってウェブサイトのナビゲーション部分を共通化するコードを紹介しています。

この例では、全てのページで同じナビゲーションを表示することが可能になります。

○サンプルコード5:インクルードを使った設定ファイルの利用

次のサンプルコードは、’config.php’という設定ファイルをインクルードする例を示しています。

// config.php
<?php
$site_name = "マイウェブサイト";
$db_host = "localhost";
$db_user = "root";
$db_pass = "password";
?>

// index.php
<?php include 'config.php'; ?>
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
    <title><?php echo $site_name; ?></title>
</head>
<body>
<h1>ようこそ、<?php echo $site_name; ?>へ!</h1>
<p>ここはホームページの本文です。</p>

</body>
</html>

このコードでは、’config.php’を使って設定情報を一元管理するコードを紹介しています。

この例では、サイト名やデータベースの情報を一箇所にまとめ、それを他のページで利用するための方法を示しています。

●注意点と対処法

PHPのインクルードには注意が必要な点がいくつかあります。

まず、インクルードするファイルが見つからないとき、PHPは警告を出します。

しかし、スクリプト自体は停止せずに実行を続けます。

これを防ぐためには、’require’ステートメントを使用すると良いでしょう。’require’は、インクルードするファイルが見つからないときに致命的なエラーを発生させ、スクリプトの実行を停止します。

また、同じファイルを何度もインクルードすると、変数や関数の衝突が起こる可能性があります。

これを防ぐためには、’include_once’や’require_once’を使用すると良いでしょう。

これらは、指定したファイルがすでにインクルードされている場合、それを再度インクルードしません。

まとめ

この記事では、PHPのインクルードとその使い方について詳しく説明しました。

インクルードは、コードの再利用を可能にし、ウェブサイトの開発を効率化する強力なツールです。

しかし、その使い方を間違えると予期しないエラーを引き起こす可能性もあるため、注意深く使用する必要があります。

この記事が、あなたのPHP開発に役立つことを願っています。