読み込み中...

【徹底解説】CSSレイアウトの基本 | FlexboxとGridの使い方

CSSレイアウトを徹底解説 CSS
この記事は約5分で読めます。

【サイト内のコードはご自由に個人利用・商用利用いただけます】

この記事では、プログラムの基礎知識を前提に話を進めています。

説明のためのコードや、サンプルコードもありますので、もちろん初心者でも理解できるように表現してあります。

本記事のサンプルコードを活用して機能追加、目的を達成できるように作ってありますので、是非ご活用ください。

※この記事は、一般的にプロフェッショナルの指標とされる『実務経験10,000時間以上』を満たす現役のプログラマチームによって監修されています。

※Japanシーモアは、常に解説内容のわかりやすさや記事の品質に注力しております。不具合、分かりにくい説明や不適切な表現、動かないコードなど気になることがございましたら、記事の品質向上の為にお問い合わせフォームにてご共有いただけますと幸いです。
(送信された情報は、プライバシーポリシーのもと、厳正に取扱い、処分させていただきます。)

はじめに

Webデザインの世界では、CSSがその美しさと機能性を決定づける重要な役割を果たしています。

CSSの奥深い理解を深めることで、私たちはWebページを自由自在にデザインし、ユーザーに魅力的な体験を提供できるようになります。

この記事では、CSSレイアウトの基本原則と、特にFlexboxとGridを使用したレイアウト作成方法に焦点を当てて詳しく解説します。

●CSSレイアウトとは?

CSSレイアウトは、Webページの要素を配置し、その見た目を整えるための重要な手法です。

このレイアウト手法を駆使することで、ページの見栄えが整い、利用者にとってのアクセシビリティが向上します。

主にテーブルベースとFlexbox及びGridによるレイアウト手法がありますが、本記事では後者の二つに注目して解説を進めていきます。

●Flexboxとは?

Flexboxは、柔軟性が高く、ウェブデザインにおけるレイアウトを容易にする強力なツールです。

これにより、要素の配置、サイズ調整、スペーシング管理が簡単になり、レスポンシブデザインの実現も容易になります。

例えば、下記のコードはFlexboxを用いて要素を中央に配置する基本的な方法を表しています。

.container {
  display: flex;
  justify-content: center;
  align-items: center;
}

このコードは、.containerというクラス名を持つ要素内の子要素を中央に配置するためのスタイルを示しています。

display: flex;により、要素はフレックスコンテナとして動作するように指定されます。

これにより、この要素の直接の子要素(フレックスアイテム)は、Flexboxの特性に従って配置されます。

justify-content: center;は、子要素をコンテナの水平方向の中央に配置するための指定であり、align-items: center;は、子要素をコンテナの垂直方向の中央に配置するための指定です。

これにより、子要素は完全に中央に配置されます。

さらに、Flexboxを利用して要素を横に並べ、画面の幅が狭くなった場合に自動的に折り返す方法も紹介します。

.container {
  display: flex;
  flex-wrap: wrap;
}

このコードにおいても、.containerというクラス名を持つ要素は、フレックスコンテナとして動作します。

flex-wrap: wrap;の指定により、コンテナ内のスペースが不足した際に子要素は自動的に次の行に折り返されるようになります。

これにより、様々な画面サイズに対して適切なレイアウトが維持されるようになります。

また、Flexboxを使用する際のもう一つの便利な機能は、要素の伸縮性を指定することができる点です。

下記のコードは、.itemというクラス名を持つ要素が、均等にスペースを取るように指定する例を表しています。

.item {
  flex-grow: 1;
}

このコードの中で、flex-grow: 1;の指定により、.itemというクラス名を持つ各要素は、利用可能なスペースを等しく分け合って表示されるようになります。

例えば、コンテナ内に3つの.item要素がある場合、これらの要素はそれぞれコンテナの1/3のスペースを占めるように伸縮します。

Flexboxのこれらの機能を活用することで、ウェブページのレイアウトを柔軟に、そして効率的にデザインすることができます。

●Gridとは?

CSS Gridは、ウェブページのレイアウトを2次元で設計し、制御するための強力なツールです。

Flexboxとは異なり、Gridは行と列の両方向にアイテムを配置することが可能です。

これは、より複雑なレイアウトやマガジンスタイルのデザインを実現するのに適しています。

ここでは、基本的なGridレイアウトの例を表すコードを紹介します。

.grid-container {
  display: grid;
  grid-template-columns: 1fr 1fr 1fr;
  grid-gap: 20px;
}

.grid-item {
  background-color: rgba(255, 255, 255, 0.8);
  padding: 20px;
}

このコードは、3列のグリッドレイアウトを持つコンテナを定義しています。

.grid-containerは、grid-template-columnsプロパティを使用して3列を定義しており、1frは利用可能な空間を3等分することを意味します。

一方、grid-gapは各アイテム間の隙間を20pxに設定しています。

.grid-itemに適用されているスタイルは、グリッドアイテムの背景色やパディングを定義しており、これによりアイテムがユーザーに視覚的に分かりやすくなっています。

このGridの例では、コンテナ内の各アイテムは自動的に左から右へ、上から下へと配置されます。

もし3つ以上の.grid-item.grid-container内に存在する場合、4つ目のアイテムは2行目の最初の位置に配置されます。

さらに、Gridではアイテムのサイズや位置を具体的に指定することもできます。

例えば、あるアイテムを2列にまたがるようにしたい場合や、特定の行に配置したい場合など、細かい制御が可能です。

これらの特性と、さらに多くのプロパティや値を使用することで、Gridはウェブデザインにおいて高い自由度と柔軟性を持つレイアウトツールとして確立しています。

初めての利用者でも、基本的な概念を把握し、実際にコードを書き始めることで、その強力さや便利さを体感することができるでしょう。

まとめ

この記事では、CSSレイアウトの基本的な概念と、FlexboxとGridを使った具体的なレイアウト方法について解説しました。

CSSレイアウトはコンテナとアイテムを使用して行われ、Flexboxは主に1次元のレイアウトに、Gridは2次元のレイアウトに適しています。

これらの知識を活用することで、効果的かつ美しいウェブデザインを創り出すことが可能です。

ただし、一部の古いブラウザではこれらの技術がサポートされていない場合があるため、使用する際には注意が必要です。