Swiftでパーミッション確認をしよう!実践的な10選で解説

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はじめに

最近のアプリケーション開発では、ユーザーのデバイス上の様々なリソースやデータにアクセスする必要が増えてきました。

特に、iOSアプリを開発する際には、これらのリソースやデータへのアクセスに必要な「パーミッション」の確認が欠かせません。

この記事では、Swiftを使用したiOSアプリ開発における「パーミッション確認」について、初心者向けに詳しく解説します。

●Swiftとは

Swiftは、Appleが2014年に発表したプログラミング言語で、iOS、macOS、watchOS、tvOSといったAppleのOS向けのアプリケーションを開発するための言語です。

Objective-Cに代わる、新しい公式の言語として登場し、その性能の高さや書きやすさから急速に人気を集め、現在では多くの開発者に利用されています。

○Swiftの基本的な特徴

  1. 安全性:Swiftは、安全なコードを書くことを強く意識した設計になっており、多くのプログラムエラーをコンパイル時に検出します。
  2. 高速:最新のコンピュータアーキテクチャをフルに活用し、最適化されたコードを生成するため、実行速度が非常に高いです。
  3. モダン:クリーンで直感的な構文を持ち、他のプログラミング言語で習得した知識や経験を活かしやすいです。
  4. オープンソース:Swiftはオープンソースとして公開されており、コミュニティの協力によって日々進化しています。
  5. 幅広いプラットフォームでの対応:iOSだけでなく、macOSやLinuxなどのプラットフォームでも動作します。

●パーミッション確認とは

SwiftでiOSアプリケーションを開発する際、特定のリソースやサービスにアクセスするための許可をユーザーから得る必要があります。

これを「パーミッションの確認」と呼びます。

例えば、アプリケーションがユーザーのカメラやマイク、連絡先などにアクセスするためには、そのアクセスを許可するかどうかをユーザーに尋ねる必要があります。

○パーミッションの意味

パーミッションは、アプリケーションがユーザーのデバイスの特定の機能やデータにアクセスするための「許可」を指します。

iOSでは、プライバシーを保護するために、ユーザーの明示的な許可なしにこれらのリソースにアクセスすることはできません。

そのため、必要な機能やデータへのアクセス許可を得るために、ユーザーに対して許可を求めるダイアログが表示されます。

○iOSでのパーミッションの重要性

iOSのプラットフォームはユーザープライバシーを非常に重視しており、アプリケーションがユーザーの情報にアクセスする際には厳格なガイドラインが存在します。

これは、ユーザーが自身の情報をどのアプリケーションにどの程度まで共有するかをコントロールできるようにするためです。

例えば、位置情報サービスを利用するアプリケーションは、その機能を使用する前に必ずユーザーから位置情報へのアクセス許可を取得しなければなりません。

これにより、ユーザーは自分の位置情報を共有するアプリケーションを選択でき、不必要な情報収集を防ぐことができます。

●Swiftでのパーミッション確認の基本

Swiftでのパーミッション確認は、特定のリソースや情報へのアクセス許可をユーザーから得る過程を指します。

iOSのセキュリティモデルに基づいて、ユーザーは自身のデータへのアクセスをコントロールできるようになっています。

アプリ開発者として、正しくパーミッションを確認することが非常に重要です。

○サンプルコード1:カメラへのアクセス許可を確認

このコードでは、AVFoundationフレームワークを使って、カメラへのアクセス許可を確認するコードを表しています。

この例では、ユーザーがカメラへのアクセスを許可しているかどうかを判定しています。

import AVFoundation

func checkCameraPermission() {
    switch AVCaptureDevice.authorizationStatus(for: .video) {
    case .authorized: // ユーザーがアクセスを許可している
        print("アクセス許可")
    case .denied: // ユーザーがアクセスを拒否している
        print("アクセス拒否")
    case .restricted: // 制限がかかっている
        print("アクセス制限")
    case .notDetermined: // まだユーザーに確認していない
        AVCaptureDevice.requestAccess(for: .video) { granted in
            if granted {
                print("アクセス許可")
            } else {
                print("アクセス拒否")
            }
        }
    @unknown default:
        print("不明なエラー")
    }
}

上記のコードを実行すると、カメラへのアクセス許可がどの状態にあるかをコンソールに出力します。

例えば、アクセスが許可されている場合は”アクセス許可”と表示されます。

○サンプルコード2:位置情報へのアクセス許可を確認

このコードでは、Core Locationフレームワークを利用して、位置情報へのアクセス許可を確認するコードを表しています。この例では、アプリが位置情報を取得するためのユーザーの許可を確認しています。

import CoreLocation

let locationManager = CLLocationManager()

func checkLocationPermission() {
    switch CLLocationManager.authorizationStatus() {
    case .authorizedAlways, .authorizedWhenInUse:
        print("位置情報のアクセス許可")
    case .denied:
        print("位置情報のアクセス拒否")
    case .restricted:
        print("位置情報のアクセス制限")
    case .notDetermined:
        locationManager.requestWhenInUseAuthorization()
    @unknown default:
        print("不明なエラー")
    }
}

上記のコードを実行すると、位置情報へのアクセス許可がどの状態にあるかをコンソールに出力します。

例えば、アクセスが許可されている場合は”位置情報のアクセス許可”と表示されるでしょう。

●応用的なパーミッション確認方法

iOSアプリケーションでは、基本的なデバイス機能を超えて、さまざまな応用的な機能へのアクセス許可をユーザーから得る必要があります。

ここでは、そのような応用的なパーミッション確認方法についてSwiftを用いて解説します。

○サンプルコード3:マイクへのアクセス許可を確認

このコードでは、ユーザーのマイクへのアクセス許可を確認するコードを表しています。

この例では、AVFoundationフレームワークを使ってマイクの使用許可を確認しています。

import AVFoundation

func checkMicrophonePermission() -> Bool {
    switch AVAudioSession.sharedInstance().recordPermission {
    case .granted:
        return true
    case .denied, .undetermined:
        return false
    @unknown default:
        return false
    }
}

上記のコードを実行すると、マイクへのアクセスが許可されていればtrue、そうでなければfalseが返されます。

○サンプルコード4:連絡先へのアクセス許可を確認

このコードでは、ユーザーの連絡先へのアクセス許可を確認するコードを表しています。

この例では、Contactsフレームワークを利用して、連絡先の使用許可を確認しています。

import Contacts

func checkContactsPermission() -> Bool {
    let status = CNContactStore.authorizationStatus(for: .contacts)
    switch status {
    case .authorized:
        return true
    case .denied, .restricted, .notDetermined:
        return false
    @unknown default:
        return false
    }
}

上記のコードを使用すると、連絡先へのアクセスが許可されている場合はtrue、そうでない場合はfalseが返されます。

○サンプルコード5:カレンダーへのアクセス許可を確認

このコードでは、ユーザーのカレンダーへのアクセス許可を確認するコードを表しています。

この例では、EventKitフレームワークを利用して、カレンダーの使用許可を確認しています。

import EventKit

func checkCalendarPermission() -> Bool {
    let status = EKEventStore.authorizationStatus(for: .event)
    switch status {
    case .authorized:
        return true
    case .denied, .restricted, .notDetermined:
        return false
    @unknown default:
        return false
    }
}

このコードを実行すると、カレンダーへのアクセスが許可されている場合はtrue、そうでない場合はfalseが返されます。

●パーミッション確認の注意点と対処法

SwiftでiOSアプリの開発を進める中で、ユーザーからの権限の承認を確認することは重要なステップです。しかし、このパーミッションの確認作業にはいくつかの注意点が存在します。また、その注意点に関する対処法も必要となります。

○注意点一覧

□初回のみのアクセス許可

iOSのシステムは、アプリが特定のリソースや機能にアクセスを要求する際、初回のみユーザーに確認を求めます。

一度拒否されると、アプリ内から再度の要求はできません。

□ユーザーの不信

ユーザーは、アプリが必要以上の権限を要求すると不信感を抱くことがあります。不要な権限の要求は避けるよう心掛ける必要があります。

□バージョンアップ時の権限変更

アプリのアップデート時に新たな権限を要求する場合、ユーザーはその変更に気づかないことがあります。

□バックグラウンドでのアクセス

一部のパーミッションは、アプリがバックグラウンドで動作している間もアクセスが可能です。

このような機能を利用する場合、ユーザーへの明確な通知が必要です。

○対処法一覧

□再確認の促進

ユーザーが一度権限を拒否した場合、設定画面への誘導や、その権限がなぜ必要なのかを詳しく説明するカスタムアラートを表示することで、再確認を促すことができます。

このコードは、ユーザーがカメラへのアクセスを拒否した場合に、設定画面への誘導を促すアラートを表示するコードを表しています。

この例では、UIAlertControllerを使ってアラートを表示しています。

□明確な説明の提供

パーミッションの要求時に、なぜその権限が必要なのかを明確に説明することで、ユーザーの不信感を軽減することができます。

□アップデート時の通知

アプリのバージョンアップ時に新たな権限を要求する場合は、アップデートの説明文やアプリ内の通知機能を利用して、ユーザーに変更点を伝えるよう努力します。

□バックグラウンドアクセスの通知

バックグラウンドでのアクセスが必要な機能を使用する場合、その旨を明確にユーザーに伝え、同意を得るプロセスを確立します。

●カスタマイズ方法

アプリケーションがユーザーのプライバシーやデバイスの機能へのアクセスを求める際、単純なリクエストだけでなく、カスタマイズされたアラートやガイダンスを提供することで、ユーザー体験を向上させることができます。

Swiftでのパーミッション確認のカスタマイズ方法をいくつかのサンプルコードと共に解説します。

○サンプルコード6:カスタムアラートを表示してパーミッションを確認

このコードではUIAlertControllerを使ってカスタムアラートを表示し、カメラへのアクセス許可をユーザーに確認するコードを表しています。

この例ではアラートのタイトルやメッセージを変更し、ユーザーがより理解しやすく、そしてアクセスを許可する意向を持ちやすくしています。

import UIKit
import AVFoundation

func checkCameraPermission() {
    let cameraStatus = AVCaptureDevice.authorizationStatus(for: .video)
    switch cameraStatus {
    case .authorized:
        // アクセス許可あり
        break
    case .denied:
        // アクセス拒否
        showCustomAlert()
    default:
        AVCaptureDevice.requestAccess(for: .video) { response in
            if response {
                // アクセス許可された
            } else {
                // アクセス拒否された
                showCustomAlert()
            }
        }
    }
}

func showCustomAlert() {
    let alert = UIAlertController(title: "カメラへのアクセス", message: "アプリの機能を利用するためには、カメラへのアクセス許可が必要です。", preferredStyle: .alert)
    alert.addAction(UIAlertAction(title: "許可する", style: .default, handler: nil))
    alert.addAction(UIAlertAction(title: "キャンセル", style: .cancel, handler: nil))
    present(alert, animated: true)
}

このコードを実行すると、アクセスが拒否された場合、カスタマイズされたアラートが表示されます。

タイトルには”カメラへのアクセス”と表示され、メッセージとして”アプリの機能を利用するためには、カメラへのアクセス許可が必要です。”がユーザーに伝えられます。

○サンプルコード7:設定画面への導線を提供

iOSの設定画面に直接移動するリンクを提供し、ユーザーにアクセス許可を再度確認するようガイダンスすることができます。

このコードではUIApplicationを使って設定画面へのリンクを提供するコードを表しています。

この例ではユーザーがアクセス許可を簡単に変更できるようにするための方法を表しています。

import UIKit

func redirectToSettings() {
    if let url = URL(string: UIApplication.openSettingsURLString) {
        if UIApplication.shared.canOpenURL(url) {
            UIApplication.shared.open(url, options: [:], completionHandler: nil)
        }
    }
}

このコードを実行すると、iOSの設定画面が開きます。ユーザーはここからアプリのアクセス許可を変更することができます。

特にアクセスが拒否された後にこの方法を提供することで、ユーザーがアクセス許可を再考するきっかけを作ることができます。

●より高度な応用例

当然のことながら、Swiftにおけるパーミッション確認は、基本的なものから高度なものまでさまざまなケースが考えられます。

ここでは、より高度な応用例に焦点を当て、その使用方法とユースケースを探求します。

○サンプルコード8:複数のパーミッションを一度に確認

このコードでは、Swiftを使用して、複数のパーミッション(例:カメラ、マイク、位置情報)を一度に確認する方法を表しています。

この例では、複数のパーミッションを一括で確認し、それぞれの許可状態をユーザーに知らせる動作を行います。

import UIKit
import CoreLocation
import AVFoundation

class ViewController: UIViewController {

    func checkMultiplePermissions() {
        // カメラのアクセス許可確認
        let cameraAuthorizationStatus = AVCaptureDevice.authorizationStatus(for: .video)

        // マイクのアクセス許可確認
        let microphoneAuthorizationStatus = AVCaptureDevice.authorizationStatus(for: .audio)

        // 位置情報のアクセス許可確認
        let locationAuthorizationStatus = CLLocationManager.authorizationStatus()

        // 各パーミッションの結果を表示
        switch (cameraAuthorizationStatus, microphoneAuthorizationStatus, locationAuthorizationStatus) {
        case (.authorized, .authorized, .authorized):
            print("すべてのパーミッションが許可されています。")
        default:
            print("一部またはすべてのパーミッションが許可されていません。")
        }
    }
}

このサンプルコードを実行すると、カメラ、マイク、位置情報の3つのパーミッションの許可状態を一括で確認し、それぞれの状態に応じてコンソールにメッセージを表示します。

○サンプルコード9:バックグラウンドでのパーミッション確認

このコードでは、アプリがバックグラウンドで動作している間にもパーミッションを確認する方法を示しています。

この例では、アプリがバックグラウンドに移行した際に位置情報のアクセス許可を確認します。

import UIKit
import CoreLocation

class ViewController: UIViewController {
    let locationManager = CLLocationManager()

    override func viewDidLoad() {
        super.viewDidLoad()

        // バックグラウンドでの通知を受け取るためのオブザーバー登録
        NotificationCenter.default.addObserver(self, selector: #selector(didEnterBackground), name: UIApplication.didEnterBackgroundNotification, object: nil)
    }

    @objc func didEnterBackground() {
        let status = CLLocationManager.authorizationStatus()
        switch status {
        case .authorizedAlways, .authorizedWhenInUse:
            print("位置情報のアクセス許可があります。")
        default:
            print("位置情報のアクセス許可がありません。")
        }
    }
}

このコードを実行すると、アプリがバックグラウンドに移行する度に、位置情報のアクセス許可の状態を確認し、それに応じてコンソールにメッセージが表示されます。

○サンプルコード10:外部ライブラリを利用してのパーミッション確認

Swiftでは、外部ライブラリを利用して、さまざまなパーミッションの確認を簡単に行うこともできます。

このコードでは、外部ライブラリ「Permission」を使って、カメラのアクセス許可を確認する方法を表しています。

まず、CocoaPodsなどのパッケージマネージャーを使用して、「Permission」ライブラリをプロジェクトに追加します。

次に、下記のコードを追加して、ライブラリを使ってカメラのパーミッションを確認します。

import Permission

class ViewController: UIViewController {

    func checkCameraPermissionUsingLibrary() {
        let cameraPermission = Permission.camera

        switch cameraPermission.status {
        case .authorized:
            print("カメラのアクセス許可があります。")
        default:
            print("カメラのアクセス許可がありません。")
        }
    }
}

このサンプルコードを実行すると、外部ライブラリ「Permission」を使用して、カメラのアクセス許可状態を確認し、それに応じてコンソールにメッセージが表示されます。

まとめ

本記事では、Swiftを使用したパーミッション確認に関する詳細な情報を解説しました。

Swiftでのパーミッション確認は、iOSアプリケーションの開発において非常に重要であり、ユーザーからの適切な権限を取得することは信頼性とプライバシーの観点から欠かせません。

ユーザーのプライバシーを尊重し、適切な情報提供とエラーハンドリングを行いながら、安心して利用できるアプリを開発することを目指しましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。