初心者も安心!C言語と多次元配列の使い方10選

C言語による多次元配列の操作を覚えてスキルアップしようC言語

 

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この記事では、プログラムの基礎知識を前提に話を進めています。

説明のためのコードや、サンプルコードもありますので、もちろん初心者でも理解できるように表現してあります。

基本的な知識があればカスタムコードを使って機能追加、目的を達成できるように作ってあります。

※この記事は、一般的にプロフェッショナルの指標とされる『実務経験10000時間以上』を満たすプログラマ集団によって監修されています。

はじめに

皆さんはC言語における多次元配列の扱い方をご存知でしょうか?

C言語は、コンピュータ科学の学習において最初に学ぶ言語としてよく選ばれます。

その理由として、C言語が基本的なプログラミングの概念を理解するのに適しているからです。

この記事では、その中でも「多次元配列」という重要な概念に焦点を当て、初心者でも理解しやすいように詳しく解説します。

●C言語とは

C言語は、汎用的で効率的なプログラミング言語の一つです。

1970年代にAT&Tベル研究所で開発され、その後の多くのプログラミング言語の設計に影響を与えました。

○C言語の特徴

C言語の特徴は、そのシンプルさと効率性にあります。

この言語はコンパイル言語であり、書かれたコードは直接マシンコードに変換されます。

これにより、実行速度が非常に速くなります。

また、ポインタの概念や直接的なメモリ操作をサポートしているため、高度なプログラミングが可能です。

●多次元配列とは

多次元配列とは、配列の要素が配列である配列のことを指します。

これにより、数学の行列や立体的なデータ構造などを表現することができます。

○多次元配列の基本概念

多次元配列は「配列の配列」と考えることができます。

たとえば、2次元配列は表形式のデータ、3次元配列は立体的なデータを扱う際に便利です。

各次元は独立しており、任意の数の要素を持つことができます。

●C言語における多次元配列の宣言と初期化

C言語での多次元配列の宣言は、次の形式を使用します:「型名 配列名[要素数1][要素数2]…;」。

○サンプルコード1:2次元配列の宣言と初期化

下記のコードでは、2次元配列「array」を宣言し、各要素に値を初期化しています。

#include <stdio.h>

int main() {
    int array[2][3] = {{1, 2, 3}, {4, 5, 6}};

    return 0;
}

この例では、「int array[2][3]」で2次元配列を宣言しています。

また、「{{1, 2, 3}, {4, 5, 6}}」で2つの配列を要素として保持します。

つまり、’array’は2つの配列を含む配列となります。

○サンプルコード2:3次元配列の宣言と初期化

下記のコードでは、3次元配列を宣言し、各要素に値を初期化しています。

#include <stdio.h>

int main() {
    int array[2][2][2] = {{{1, 2}, {3, 4}}, {{5, 6}, {7, 8}}};

    return 0;
}

この例では、「int array[2][2][2]」で3次元配列を宣言しています。

また、「{{{1, 2}, {3, 4}}, {{5, 6}, {7, 8}}}」で各要素を初期化しています。

‘array’は2つの2次元配列を含む配列となります。

●C言語における多次元配列の要素へのアクセス

多次元配列の要素へのアクセスは、配列名とインデックスを用いて行います。

○サンプルコード3:2次元配列の要素へのアクセス

下記のコードでは、2次元配列の特定の要素にアクセスし、その値を表示しています。

#include <stdio.h>

int main() {
    int array[2][3] = {{1, 2, 3}, {4, 5, 6}};
    printf("%d\n", array[1][2]);

    return 0;
}

この例では、「printf(“%d\n”, array[1][2]);」で2次元配列の特定の要素にアクセスしています。

具体的には、「array[1][2]」で2つ目の配列の3つ目の要素にアクセスし、その値を表示しています。

このコードを実行すると、「6」が出力されます。

○サンプルコード4:3次元配列の要素へのアクセス

下記のコードでは、3次元配列の特定の要素にアクセスし、その値を表示しています。

#include <stdio.h>

int main() {
    int array[2][2][2] = {{{1, 2}, {3, 4}}, {{5, 6}, {7, 8}}};
    printf("%d\n", array[1][1][1]);

    return 0;
}

この例では、「printf(“%d\n”, array[1][1][1]);」で3次元配列の特定の要素にアクセスしています。

具体的には、「array[1][1][1]」で2つ目の2次元配列の2つ目の配列の2つ目の要素にアクセスし、その値を表示しています。

このコードを実行すると、「8」が出力されます。

●C言語における多次元配列の応用例

多次元配列は、より複雑なデータ構造を扱うために使用されます。

○サンプルコード5:行列の計算

2次元配列は、行列の計算に使用できます。

下記のコードでは、2つの2次元配列(行列)の和を計算し、その結果を表示しています。

#include <stdio.h>

int main() {
    int matrix1[2][2] = {{1, 2}, {3, 4}};
    int matrix2[2][2] = {{5, 6}, {7, 8}};
    int result[2][2];
    int i, j;

    for (i = 0; i < 2; i++) {
        for (j = 0; j < 2; j++) {
            result[i][j] = matrix1[i][j] + matrix2[i][j];
            printf("%d ", result[i][j]);
        }
        printf("\n");
    }

    return 0;
}

この例では、「result[i][j] = matrix1[i][j] + matrix2[i][j];」で行列の和を計算しています。

そして、「printf(“%d “, result[i][j]);」で計算結果を表示しています。

このコードを実行すると、「6 8 10 12」が出力されます。

○サンプルコード6:多次元データの取り扱い

3次元配列は、3次元データを扱う際に使用できます

下記のコードでは、3次元配列を用いて立方体の各要素に値を割り当て、その値を表示しています。

#include <stdio.h>

int main() {
    int cube[3][3][3];
    int i, j, k;

    for (i = 0; i < 3; i++) {
        for (j = 0; j < 3; j++) {
            for (k = 0; k < 3; k++) {
                cube[i][j][k] = i * j * k;
                printf("%d ", cube[i][j][k]);
            }
            printf("\n");
        }
        printf("\n");
    }

    return 0;
}

この例では、「cube[i][j][k] = i * j * k;」で各要素に値を割り当てています。

そして、「printf(“%d “, cube[i][j][k]);」でその値を表示しています。

このコードを実行すると、各要素の値が3次元的に出力されます。

●多次元配列を使ったプログラムの最適化

多次元配列は、プログラムの最適化にも役立ちます。

○サンプルコード7:ループのネストを減らす

多次元配列を使うことで、ループのネストを減らすことができます。

下記のコードでは、2次元配列を用いて行列の各要素に値を割り当て、その値を表示しています。

#include <stdio.h>

int main() {
    int matrix[3][3];
    int i, j;

    for (i = 0; i < 9; i++) {
        matrix[i / 3][i % 3] = i;
        printf("%d ", matrix[i / 3][i % 3]);
        if (i % 3 == 2) printf("\n");
    }

    return 0;
}

この例では、「matrix[i / 3][i % 3] = i;」で各要素に値を割り当てています。

そして、「printf(“%d “, matrix[i / 3][i % 3]);」でその値を表示しています。

このコードを実行すると、各要素の値が2次元的に出力されます。

○サンプルコード8:動的メモリ確保を行う

多次元配列は、動的にメモリを確保する際にも使用できます。

下記のコードでは、3次元配列を動的に生成し、各要素に値を割り当てています。

#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>

int main() {
    int ***array;
    int i, j, k;

    array = (int***)malloc(sizeof(int**) * 2);
    for (i = 0; i < 2; i++) {
        array[i] = (int**)malloc(sizeof(int*) * 2);
        for (j = 0; j < 2; j++) {
            array[i][j] = (int*)malloc(sizeof(int) * 2);
        }
    }

    for (i = 0; i < 2; i++) {
        for (j = 0; j < 2; j++) {
            for (k = 0; k < 2; k++) {
                array[i][j][k] = i * j * k;
                printf

("%d ", array[i][j][k]);
            }
            printf("\n");
        }
        printf("\n");
    }

    for (i = 0; i < 2; i++) {
        for (j = 0; j < 2; j++) {
            free(array[i][j]);
        }
        free(array[i]);
    }
    free(array);

    return 0;
}

この例では、「array = (int*)malloc(sizeof(int) * 2);」で3次元配列を動的に生成しています。

そして、「array[i][j][k] = i * j * k;」で各要素に値を割り当て、「printf(“%d “, array[i][j][k]);」でその値を表示しています。

このコードを実行すると、各要素の値が3次元的に出力されます。

また、「free(array[i][j]);」、「free(array[i]);」、「free(array);」で動的に確保したメモリを解放しています。

これにより、メモリリークを防ぐことができます。

●注意点と対処法

C言語の多次元配列を使用する際には、注意すべき点とその対処法がいくつかあります。

○多次元配列の扱い方に注意

一つ目の注意点は、多次元配列の初期化とアクセス方法についてです。

多次元配列は、基本的には一次元配列のように扱いますが、初期化や要素へのアクセスには独特の方法があります。

例えば、二次元配列の初期化は、二つの角括弧([])を使用して各次元の大きさを指定します。

また、各要素へのアクセスも同様に角括弧を使用します。

しかしこの時、配列のインデックスは0から始まるため、この点を忘れずに注意してください。

さらに、多次元配列のメモリ上の配置も理解しておくと役立ちます。

多次元配列は、メモリ上に一連のブロックとして配置されます。

そのため、配列の要素を順番にアクセスする場合は、メモリ上の位置を意識してコードを書くと効率が良くなります。

また、多次元配列を関数に渡す際には、配列の大きさ(次元数と各次元の要素数)を正確に指定することが重要です。

間違った大きさを指定すると、予期せぬ結果やエラーが発生する可能性があります。

○サンプルコード9:エラーの防止策

エラーの防止策として、下記のサンプルコードを参照してください。

このコードでは、二次元配列の初期化と要素へのアクセス方法を表しています。

#include <stdio.h>

int main() {
    // 二次元配列の初期化
    int array[2][3] = {
        {1, 2, 3},
        {4, 5, 6}
    };

    // 要素へのアクセス
    for (int i = 0; i < 2; i++) {
        for (int j = 0; j < 3; j++) {
            printf("%d ", array[i][j]);
        }
        printf("\n");
    }

    return 0;
}

このコードは2行3列の二次元配列を初期化し、その全ての要素を表示するものです。

内側のループで列を、外側のループで行を走査しています。

これはメモリ上の配置を考慮した結果で、行ごとにメモリが連続しているため、この順序でアクセスするとキャッシュの効率が上がります。

このコードを実行すると、次のような出力結果になります。

1 2 3 
4 5 6

これは、配列の初期化に使った値がそのまま出力されていることから、正しく配列の初期化とアクセスができていることがわかります。

●高度な利用方法

C言語の多次元配列を理解し、操作できるようになると、より複雑で高度なプログラミングが可能になります。

今回は、関数に多次元配列を渡す方法について解説します。

関数に多次元配列を渡す場合、配列の大きさ(次元数と各次元の要素数)を正確に指定することが重要です。

これは先ほどの注意点で触れた内容ですが、特に関数に配列を渡す場合にはこの規則が厳格に適用されます。

配列の大きさを間違えて指定すると、予期せぬ結果やエラーが発生する可能性があります。

○サンプルコード10:関数に多次元配列を渡す

このコードでは、2次元配列を引数として関数に渡し、関数内で配列の要素を出力する処理を行っています。

#include <stdio.h>

// 2次元配列を引数にとる関数
void printArray(int arr[2][3]) {
    for (int i = 0; i < 2; i++) {
        for (int j = 0; j < 3; j++) {
            printf("%d ", arr[i][j]);
        }
        printf("\n");
    }
}

int main() {
    // 2次元配列の初期化
    int array[2][3] = {
        {1, 2, 3},
        {4, 5, 6}
    };

    // 関数に2次元配列を渡す
    printArray(array);

    return 0;
}

この例では、2行3列の2次元配列を作成し、それをprintArrayという関数に渡しています。

printArray関数は、引数として受け取った配列の各要素を出力する役割を果たします。

このコードを実行すると、次のような出力結果になります。

1 2 3 
4 5 6

これは、配列の初期化に使った値がそのまま出力されていることから、正しく配列の初期化と関数への渡し方、そして関数内での配列要素のアクセスができていることがわかります。

関数に多次元配列を渡す場合、引数の部分で配列の次元数と各次元の要素数を正確に指定することを忘れないでください。

また、関数内での配列のアクセス方法は、main関数内でのアクセス方法と同じであることを覚えておいてください。

こうした高度な利用法を理解することで、C言語における多次元配列の活用範囲が一層広がります。

今後もこの知識を活かして、多次元配列を駆使したプログラムを書いてみてください。

まとめ

以上が、初心者でも安心して学べるC言語と多次元配列の使い方10選となります。

本記事を通じて、C言語における多次元配列の基本的な使い方から応用的なテクニックまでを学ぶことができました。

具体的なサンプルコードを通じて、多次元配列の宣言と初期化、要素へのアクセス方法、そして応用例などを解説しました。

さらに、多次元配列を活用したプログラムの最適化や、注意点と対処法なども詳細に説明しました。

最後に、多次元配列を関数に渡すという高度な利用方法についても触れました。

これにより、多次元配列をより深く理解し、様々な状況で使いこなすための知識を深めることができたのではないでしょうか。

特に初心者の方は、サンプルコードを手元の開発環境で試し、動作を確認しながら理解を深めることをお勧めします。

エラーが出た場合や、思った通りの動作をしない場合は、この記事で解説した内容を再度確認しながら対処してみてください。

C言語というプログラミング言語は、コンピュータ科学の基礎を学ぶ上で非常に重要な言語です。

特に、多次元配列のような概念は、データ構造やアルゴリズムを理解する上でも中心的な存在となります。

今後も、この記事が皆さんのC言語によるプログラミング学習の一助となれば幸いです。