【COBOL】TALLYINGを使った10の実践的コード例 – JPSM

【COBOL】TALLYINGを使った10の実践的コード例

COBOLのTALLYINGを使った徹底解説のイメージCOBOL

 

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はじめに

この記事を読むことで、あなたはCOBOLというプログラミング言語、特にその中のTALLYING構文について学ぶことができます。

COBOLは、ビジネスデータ処理に特化した古典的なプログラミング言語で、長年にわたり金融業界や政府機関で広く利用されてきました。

この記事は、COBOLの基本からTALLYING構文の使い方まで、初心者にもわかりやすく解説します。

●COBOLとは何か?

COBOL(Common Business-Oriented Language)は、1959年に開発されたビジネス指向のプログラミング言語です。

その特徴は、英語に近い構文を持ち、非技術者でも理解しやすいことにあります。

COBOLは主にビジネスデータの処理、特に大規模なバッチ処理やファイル操作に適しており、金融機関や保険会社、政府機関などで広く用いられています。

COBOLのコードは、DATA DIVISION(データ定義部)、PROCEDURE DIVISION(処理定義部)など、特定のセクションに整理されています。

この構造は、プログラムの可読性と保守性を高めることに貢献しています。

また、COBOLはその長い歴史の中で、様々な機能拡張が行われてきましたが、基本的な構造と構文は今日でも変わらない部分が多いです。

○TALLYINGとその重要性

TALLYINGはCOBOLのプログラム内で使用される、データの集計やカウントを行うための重要な構文です。

この構文を利用することで、特定の条件に一致する項目の数を効率的に数えることができます。

例えば、あるテキストファイル内の特定の文字や文字列の出現回数をカウントしたい場合、TALLYINGを使用すると、その処理を簡単かつ正確に行うことができます。

TALLYING構文は、COBOLのプログラム内でデータ分析やレポート作成の際に非常に役立ちます。

特に大量のデータを扱う場合、この構文による効率的なデータ処理は、プログラムのパフォーマンス向上に寄与します。

また、TALLYINGは、COBOLの基本的な構文の一つとして、プログラミングを学ぶ上で欠かせない知識の一つです。

●COBOLの基本

COBOLは、その長い歴史を通じて、ビジネスデータ処理における主要なプログラミング言語として発展してきました。

COBOLはその構造が非常に読みやすく、理解しやすい言語であることが特徴です。

COBOLプログラミングの基本を理解することで、複雑なビジネスアプリケーションの開発においても役立ちます。

○COBOLプログラミングの基礎知識

COBOLプログラムは、特定のセクションに分かれており、各セクションは特定の目的を果たします。主要なセクションは下記の通りです。

  1. IDENTIFICATION DIVISION:プログラムの識別情報を記述します。プログラム名や作者、コメントなどが含まれます。
  2. ENVIRONMENT DIVISION:プログラムが実行される環境に関する情報を指定します。ここには、ファイルやデバイスの設定が含まれます。
  3. DATA DIVISION:プログラムで使用されるデータの構造を定義します。変数の宣言やデータ型の指定がここで行われます。
  4. PROCEDURE DIVISION:プログラムの実際の処理手順を記述します。ここには、データの操作や制御の流れが記載されます。

これらのセクションを通じて、COBOLプログラムは構造化された方法でデータを操作し、ビジネスロジックを実行します。

○COBOLの文法と構造

COBOLの文法は英語に似た構造をしており、文は「動詞 + 目的語」の形式で記述されます。

例えば、「ADD A TO B.」は、AとBを加算し、結果をBに格納するという意味になります。

COBOLはこのように、直感的に理解しやすい言語です。

また、COBOLのプログラムは一連の「文」で構成されており、各文はピリオドで終わります。

これにより、プログラムの各部分が明確に区切られ、読みやすくなっています。

●TALLYINGの基本と使い方

COBOLにおけるTALLYING構文は、特定の条件に基づいて文字や文字列をカウントするための強力なツールです。

この構文は、データの集計や分析において重要な役割を果たし、プログラムの効率性を大きく向上させることができます。

TALLYINGを使用することで、繰り返し行われる計算やデータ処理を簡単かつ正確に実行することが可能になります。

○TALLYING構文の概要

TALLYING構文は、COBOLのPROCEDURE DIVISION内で使用され、特定の文字や文字列が指定された範囲内でどれだけ現れるかをカウントします。

この構文は、特に大量のデータを扱う際にその真価を発揮します。

例えば、ファイル内の特定の文字列の出現回数を数えたい場合や、特定の条件に基づいてデータを分析したい場合に有用です。

TALLYING構文の基本的な形式は下記の通りです。

TALLYING FOR CHARACTERS OF STRING
    VALUE 1, 2, 3, ...
    TALLYING IN COUNT.

ここで、「CHARACTERS OF STRING」はカウント対象の文字や文字列を指します。

「VALUE 1, 2, 3, …」はカウント対象の値を指し、「TALLYING IN COUNT」はカウント結果を格納する変数です。

○TALLYINGを使うメリット

TALLYING構文を使う最大のメリットは、データ処理の効率化です。

大量のデータに対して複雑な処理を行う必要がある場合、TALLYING構文を使用することで処理時間を大幅に短縮できます。

また、TALLYINGはCOBOLプログラムの可読性を高め、プログラムの保守やデバッグを容易にします。

実際のサンプルコードを通して、TALLYING構文の使い方をより深く理解しましょう。

例として、あるテキストファイル内の特定の文字「A」の出現回数をカウントするプログラムを考えます。

IDENTIFICATION DIVISION.
PROGRAM-ID. TallyExample.
DATA DIVISION.
WORKING-STORAGE SECTION.
01 FILE-CONTENT PIC X(100) VALUE "ABACADAEAFAGAHAIAJA".
01 A-COUNT PIC 9(2) VALUE 0.

PROCEDURE DIVISION.
    TALLYING FOR ALL "A" OF FILE-CONTENT
        TALLYING IN A-COUNT.
    DISPLAY "Number of A's: " A-COUNT.
END PROGRAM TallyExample.

このプログラムでは、FILE-CONTENT変数内の「A」の数をA-COUNTにカウントしています。

最後に、DISPLAY文を用いて結果を表示しています。

このようにTALLYINGを活用することで、COBOLプログラム内でのデータカウントが簡単かつ効率的に行えます。

●実践的サンプルコード10選

COBOLを使用したプログラミングにおいては、実践的なサンプルコードを通じて理解を深めることが非常に有効です。

ここでは、COBOLでのプログラミングを学ぶ上で役立つ、具体的なサンプルコードを10例紹介します。

これらのサンプルコードは、基本的なデータ処理から応用的なテクニックまで、幅広い用途に対応しています。

○サンプルコード1:文字のカウント

最初のサンプルコードは、テキストデータ内の特定の文字をカウントする基本的なプログラムです。

たとえば、ファイル内の「A」文字の数をカウントする場合、下記のようなCOBOLコードを使用します。

IDENTIFICATION DIVISION.
PROGRAM-ID. CountA.
DATA DIVISION.
WORKING-STORAGE SECTION.
01 FILE-CONTENT PIC X(100) VALUE "ABACADAEAFAGAHAIAJA".
01 A-COUNT PIC 9(2) VALUE 0.

PROCEDURE DIVISION.
    PERFORM VARYING I FROM 1 BY 1 UNTIL I > LENGTH OF FILE-CONTENT
        IF FILE-CONTENT (I:1) = "A"
            ADD 1 TO A-COUNT
        END-IF
    END-PERFORM.
    DISPLAY "Number of A's: " A-COUNT.
END PROGRAM CountA.

このプログラムでは、FILE-CONTENT変数内の各文字をループでチェックし、’A’の出現をカウントしています。

最終的なカウント数はA-COUNT変数に保存され、表示されます。

○サンプルコード2:特定の文字列の検索

下記のサンプルコードは、テキストデータ内で特定の文字列を検索し、その位置を特定するプログラムです。

このコードは、文字列処理におけるパターンマッチングの基本的な形式を表しています。

IDENTIFICATION DIVISION.
PROGRAM-ID. FindString.
DATA DIVISION.
WORKING-STORAGE SECTION.
01 FILE-CONTENT PIC X(100) VALUE "Example string with 'Target' inside".
01 TARGET-STRING PIC X(6) VALUE "Target".
01 POSITION PIC 9(2) VALUE 0.
01 I PIC 9(2) VALUE 0.

PROCEDURE DIVISION.
    PERFORM VARYING I FROM 1 BY 1 UNTIL I > LENGTH OF FILE-CONTENT
        IF FILE-CONTENT (I:LENGTH OF TARGET-STRING) = TARGET-STRING
            MOVE I TO POSITION
            EXIT PERFORM
        END-IF
    END-PERFORM.
    IF POSITION > 0
        DISPLAY "String found at position: " POSITION
    ELSE
        DISPLAY "String not found."
    END-IF.
END PROGRAM FindString.

このプログラムでは、FILE-CONTENT変数内をループし、TARGET-STRINGと一致する部分文字列を検索しています。

一致する文字列が見つかれば、その位置がPOSITION変数に格納され、表示されます。

このような文字列検索のロジックは、多くのアプリケーションでのデータ処理において重要な役割を果たします。

○サンプルコード3:データの分析

データ分析はビジネスや科学の分野で不可欠です。

COBOLは大規模なデータの処理に適しているため、データ分析においても重要な役割を果たします。

下記のサンプルコードは、データセットから特定の情報を抽出し分析する一例を示しています。

例えば、顧客データから特定年齢層の顧客を抽出し、その数をカウントするプログラムを考えます。

顧客データが年齢、名前などのフィールドを含むレコードとして保存されているとします。

IDENTIFICATION DIVISION.
PROGRAM-ID. DataAnalysis.
DATA DIVISION.
WORKING-STORAGE SECTION.
01 CUSTOMER-RECORD.
   05 CUSTOMER-AGE PIC 9(2).
   05 CUSTOMER-NAME PIC A(30).
01 AGE-COUNT PIC 9(3) VALUE 0.
01 I PIC 9(3) VALUE 1.

PROCEDURE DIVISION.
    PERFORM UNTIL I > NUMBER-OF-CUSTOMERS
        IF CUSTOMER-RECORD(I).CUSTOMER-AGE BETWEEN 30 AND 40
            ADD 1 TO AGE-COUNT
        END-IF
        ADD 1 TO I
    END-PERFORM.
    DISPLAY "Number of customers aged between 30 and 40: " AGE-COUNT.
END PROGRAM DataAnalysis.

このプログラムでは、各顧客の年齢を調べ、30歳から40歳の間の顧客数をカウントしています。

このような分析は、ターゲット顧客層を特定する際に役立ちます。

○サンプルコード4:ファイル処理

ファイル処理は、多くのアプリケーションで一般的な要件です。

COBOLはファイル入出力操作に強く、大量のデータを効率的に処理できます。

下記のサンプルコードは、ファイルからデータを読み込み、加工して別のファイルに書き込む一連のプロセスを表しています。

例えば、顧客リストのファイルからデータを読み込み、特定の条件に基づいて加工し、結果を新しいファイルに保存するプログラムを考えます。

IDENTIFICATION DIVISION.
PROGRAM-ID. FileProcessing.
DATA DIVISION.
FILE SECTION.
FD INPUT-FILE.
01 CUSTOMER-RECORD.
   05 CUSTOMER-AGE PIC 9(2).
   05 CUSTOMER-NAME PIC A(30).
FD OUTPUT-FILE.
01 PROCESSED-RECORD PIC A(80).

WORKING-STORAGE SECTION.
01 EOF-FLAG PIC X VALUE 'N'.

PROCEDURE DIVISION.
    OPEN INPUT INPUT-FILE
    OPEN OUTPUT OUTPUT-FILE
    PERFORM UNTIL EOF-FLAG = 'Y'
        READ INPUT-FILE
        AT END
            MOVE 'Y' TO EOF-FLAG
        NOT AT END
            PERFORM PROCESS-RECORD
            WRITE PROCESSED-RECORD
        END-READ
    END-PERFORM
    CLOSE INPUT-FILE
    CLOSE OUTPUT-FILE.
    STOP RUN.

PROCESS-RECORD.
    IF CUSTOMER-RECORD.CUSTOMER-AGE > 50
        STRING "Senior: " CUSTOMER-RECORD.CUSTOMER-NAME
            DELIMITED BY SIZE
            INTO PROCESSED-RECORD
    ELSE
        STRING "Adult: " CUSTOMER-RECORD.CUSTOMER-NAME
            DELIMITED BY SIZE
            INTO PROCESSED-RECORD
    END-IF.

END PROGRAM FileProcessing.

このプログラムでは、入力ファイルから顧客データを読み込み、顧客の年齢に基づいて処理を行い、結果を出力ファイルに書き込んでいます。

このようなファイル処理のロジックは、データ移行、レポート生成、データ変換など、多様なシナリオで活用されます。

○サンプルコード5:条件分岐の活用

条件分岐はプログラミングにおいて重要な概念です。

COBOLでは、IF文を使用して効果的に条件分岐を行うことができます。

下記のサンプルコードは、顧客の購入履歴に基づいて特定のアクションを実行する例を表しています。

例えば、購入金額に応じて割引を適用する場合のプログラムは下記のようになります。

IDENTIFICATION DIVISION.
PROGRAM-ID. DiscountApplication.
DATA DIVISION.
WORKING-STORAGE SECTION.
01 PURCHASE-AMOUNT PIC 9(4).
01 DISCOUNT PIC 9(2).

PROCEDURE DIVISION.
    ACCEPT PURCHASE-AMOUNT
    IF PURCHASE-AMOUNT > 5000
        MOVE 20 TO DISCOUNT
    ELSE IF PURCHASE-AMOUNT > 3000
        MOVE 10 TO DISCOUNT
    ELSE
        MOVE 5 TO DISCOUNT
    END-IF.
    DISPLAY "Discount applied: " DISCOUNT "%".
END PROGRAM DiscountApplication.

このプログラムでは、購入金額に応じて異なる割引率をDISCOUNT変数に設定しています。

このような条件分岐は、顧客の購入履歴や行動に基づいてカスタマイズされた体験を提供する際に非常に役立ちます。

○サンプルコード6:ループ処理

ループ処理は、同じ作業を繰り返す場合に使われます。

COBOLでは、PERFORM文を使用して効率的にループ処理を実行できます。

下記のサンプルコードは、特定の条件が満たされるまでデータセットを処理する例を表しています。

例えば、顧客リストのデータセットを処理し、特定の条件に一致する顧客を探すプログラムを考えます。

IDENTIFICATION DIVISION.
PROGRAM-ID. CustomerSearch.
DATA DIVISION.
FILE SECTION.
FD CUSTOMER-FILE.
01 CUSTOMER-RECORD PIC X(80).

WORKING-STORAGE SECTION.
01 EOF-FLAG PIC X VALUE 'N'.
01 TARGET-CUSTOMER PIC X(30) VALUE "John Doe".

PROCEDURE DIVISION.
    OPEN INPUT CUSTOMER-FILE
    PERFORM UNTIL EOF-FLAG = 'Y'
        READ CUSTOMER-FILE
        AT END
            MOVE 'Y' TO EOF-FLAG
        NOT AT END
            IF CUSTOMER-RECORD = TARGET-CUSTOMER
                DISPLAY "Customer Found: " CUSTOMER-RECORD
                MOVE 'Y' TO EOF-FLAG
            END-IF
        END-READ
    END-PERFORM.
    CLOSE CUSTOMER-FILE.
END PROGRAM CustomerSearch.

このプログラムでは、顧客ファイルを開き、ファイルの終わりに達するか、目的の顧客が見つかるまで顧客レコードを読み込み続けます。

このようにループ処理を使用することで、大量のデータに対しても効率的な検索や処理を行うことができます。

○サンプルコード7:エラーハンドリング

エラーハンドリングはプログラムが予期しない状況に対処し、安定して動作するために重要です。

COBOLでは、エラーが発生した際の処理を定義することができます。

下記のサンプルコードは、ファイルの読み込みエラーを検出し、適切に対処する方法を表しています。

例えば、ファイルを開く際にエラーが発生した場合にエラーメッセージを表示し、プログラムを終了するプログラムは下記のようになります。

IDENTIFICATION DIVISION.
PROGRAM-ID. ErrorHandler.
DATA DIVISION.
FILE SECTION.
FD INPUT-FILE.

WORKING-STORAGE SECTION.
01 FILE-STATUS PIC 9(2).

PROCEDURE DIVISION.
    OPEN INPUT INPUT-FILE
    AT END MOVE 1 TO FILE-STATUS
    NOT AT END MOVE 0 TO FILE-STATUS
    END-OPEN.

    IF FILE-STATUS = 1
        DISPLAY "Error: Unable to open file."
        STOP RUN
    END-IF.

    * その他の処理

    CLOSE INPUT-FILE.
END PROGRAM ErrorHandler.

このプログラムでは、ファイルを開く際にエラーが発生したかどうかをFILE-STATUS変数でチェックし、エラーがあればメッセージを表示しています。

このようなエラーハンドリングは、信頼性の高いプログラムを作成するために不可欠です。

○サンプルコード8:データベース操作

COBOLはデータベースとの連携も可能です。データベースからデータを読み込み、処理し、更新することは一般的な要件の一つです。

下記のサンプルコードは、データベースから顧客情報を読み込み、特定の条件に基づいて更新する処理を表しています。

例えば、特定の条件を満たす顧客情報をデータベースから検索し、その情報を更新するプログラムは次のようになります。

IDENTIFICATION DIVISION.
PROGRAM-ID. DatabaseOperation.
DATA DIVISION.
FILE SECTION.
FD DATABASE.

WORKING-STORAGE SECTION.
01 CUSTOMER-RECORD.
   05 CUSTOMER-ID PIC 9(4).
   05 CUSTOMER-NAME PIC A(30).
   05 CUSTOMER-STATUS PIC A(10).

PROCEDURE DIVISION.
    OPEN I-O DATABASE
    READ DATABASE INTO CUSTOMER-RECORD
    AT END DISPLAY "End of database."
    NOT AT END
        PERFORM UNTIL CUSTOMER-STATUS = "Active"
            IF CUSTOMER-ID = SOME-ID
                MOVE "Inactive" TO CUSTOMER-STATUS
                REWRITE CUSTOMER-RECORD
            END-IF
            READ DATABASE INTO CUSTOMER-RECORD
        END-PERFORM
    END-READ
    CLOSE DATABASE.
END PROGRAM DatabaseOperation.

このプログラムでは、データベースファイルを開き、顧客レコードを読み込んでいます。

特定の条件(ここではCUSTOMER-IDが特定の値である場合)に一致する場合、その顧客のステータスを更新しています。

このようなデータベース操作は、顧客情報管理システムや在庫管理システムなど、多くのビジネスアプリケーションで重要な役割を果たします。

○サンプルコード9:ユーザーインターフェース

ユーザーインターフェースは、プログラムとユーザー間の相互作用を提供する重要な部分です。

COBOLでは、テキストベースのユーザーインターフェースを作成することができます。

下記のサンプルコードでは、ユーザーからの入力を受け取り、それに応じた処理を行う簡単なインターフェースを表しています。

例えば、ユーザーに年齢を入力させ、その年齢に基づいて異なるメッセージを表示するプログラムは次のようになります。

IDENTIFICATION DIVISION.
PROGRAM-ID. UserInterface.
DATA DIVISION.
WORKING-STORAGE SECTION.
01 USER-AGE PIC 9(2).

PROCEDURE DIVISION.
    DISPLAY "Enter your age: "
    ACCEPT USER-AGE
    IF USER-AGE < 20
        DISPLAY "You are a teenager."
    ELSE
        DISPLAY "You are an adult."
    END-IF.
END PROGRAM UserInterface.

このプログラムでは、ACCEPT文を使用してユーザーからの入力を受け取り、年齢に応じて異なるメッセージを表示しています。

このようなインターフェースは、ユーザーがプログラムと対話する際に直感的でわかりやすいものであるべきです。

○サンプルコード10:統合テスト

統合テストは、プログラムのさまざまな部分が正しく協力して動作することを保証するために行われます。

COBOLプログラムにおいても、統合テストは重要です。

下記のサンプルコードでは、複数のモジュールを組み合わせて動作するプログラムのテストを行う方法を表しています。

例えば、顧客データベースと注文処理システムが正しく連携して動作するかを確認するテストは次のようになります。

IDENTIFICATION DIVISION.
PROGRAM-ID. IntegrationTest.
DATA DIVISION.
WORKING-STORAGE SECTION.
01 TEST-RESULT PIC X(10).

PROCEDURE DIVISION.
    PERFORM TEST-CUSTOMER-DATABASE
    PERFORM TEST-ORDER-PROCESSING
    IF TEST-RESULT = "Success"
        DISPLAY "Integration Test Passed."
    ELSE
        DISPLAY "Integration Test Failed."
    END-IF.
    STOP RUN.

TEST-CUSTOMER-DATABASE.
    * 顧客データベースのテスト処理
    MOVE "Success" TO TEST-RESULT.

TEST-ORDER-PROCESSING.
    * 注文処理システムのテスト処理
    MOVE "Success" TO TEST-RESULT.

このプログラムでは、TEST-CUSTOMER-DATABASETEST-ORDER-PROCESSINGという二つのテストモジュールを実行し、それぞれのテスト結果に基づいて統合テストの成功か失敗かを判定しています。

このような統合テストは、複数のコンポーネントが連携して動作する複雑なシステムにおいて特に重要です。

●応用例とその利点

COBOLは、その長い歴史にも関わらず、現代のビジネスアプリケーションにおいて依然として重要な役割を果たしています。

特に、大規模なデータ処理や財務アプリケーションにおいて、COBOLの効率性と信頼性は非常に価値があります。

例えば、銀行システムや保険会社のデータベース管理には、今日でもCOBOLが広く使用されています。

COBOLのTALLYING機能は、これらのアプリケーションにおいてデータ集計やレポート生成に役立ちます。

例えば、顧客データから特定の条件に一致するレコードの数をカウントする場合など、TALLYINGは複雑なデータ操作をシンプルに扱える強力なツールです。

○COBOLとTALLYINGの組み合わせ

COBOLとTALLYINGの組み合わせは、ビジネスの世界で直面する様々な問題に対して、効率的で柔軟なソリューションを提供します。

たとえば、販売データの分析や在庫管理システムにおける商品数の集計など、日常的な業務プロセスの自動化に役立ちます。

このような処理を行う際、TALLYING構文を使用することで、コードの複雑さを減らし、プログラムの可読性とメンテナンス性を向上させることができます。

○現代のシステムでの活用

現代のシステムでは、新しい技術と古い技術の統合が重要です。

COBOLプログラムは、しばしば新しいプラットフォームや技術と連携する必要があります。

例えば、COBOLプログラムがWebサービスやデータベースと連携することで、既存のビジネスロジックを活用しつつ、ユーザーインターフェイスを近代化することができます。

また、COBOLとTALLYINGを活用することで、データの集計や分析を効率的に行うことが可能です。

これは、大量のトランザクションデータを扱う金融機関や保険会社にとって特に重要です。

データの正確な集計は、顧客サービスの向上や意思決定プロセスのサポートに直接的な影響を与えます。

●注意点と対処法

COBOLプログラミングにおいては、特定の注意点を理解し、適切な対処法を講じることが重要です。

まず、COBOLは構造が固い言語であるため、プログラムの設計においては事前の計画が必要です。

また、古いバージョンと新しいバージョンのCOBOLでは互換性の問題が生じることがあるため、使用するコンパイラや環境に注意する必要があります。

さらに、COBOLプログラムは長期間にわたって使用されることが多いので、可読性や保守性を考慮してコードを記述することが重要です。

具体的には、変数名やプログラムの構造を明確にし、コメントを充分に用いることが推奨されます。

○一般的なエラーとその解決策

COBOLプログラミングにおける一般的なエラーには、構文エラーや実行時エラーがあります。

これらのエラーは、適切なデバッグとテストによって最小限に抑えることが可能です。

また、COBOLの特定の構文や動作を理解することで、これらのエラーを予防することができます。

例えば、データ型の不一致やインデックスの誤用はよくあるエラーの原因です。

これらのエラーを避けるためには、変数の宣言を適切に行い、配列やループ構造を慎重に使用することが重要です。

○効率的なコーディング技術

効率的なコーディング技術としては、モジュラーなプログラミングの原則を適用することが挙げられます。

これにより、プログラムはより管理しやすく、再利用可能なコードになります。

また、COBOLプログラムにおいては、パフォーマンスを最適化するために、ループや条件文の使用を効率化することも重要です。

たとえば、不必要なループや複雑な条件分岐を避け、シンプルで理解しやすいコード構造を目指すことが望ましいです。

これにより、プログラムの実行効率が向上し、メンテナンスも容易になります。

●カスタマイズ方法

COBOLプログラムのカスタマイズは、特定のビジネス要件やユーザーのニーズに応じて必要とされる場合があります。

カスタマイズを行う上で重要なのは、プログラムの基本構造を理解し、変更が他の部分に与える影響を把握することです。

カスタマイズの際には、既存のコードをできるだけ保持し、必要な部分のみを変更することが望ましいです。

また、変更が必要な部分は、モジュール化することで、将来のメンテナンスやさらなるカスタマイズを容易にします。

○プログラムのカスタマイズのコツ

COBOLプログラムをカスタマイズする際のコツとしては、まず現行のプログラムのフローを完全に理解することが挙げられます。

これには、プログラムの各部分がどのように相互作用しているかを分析することが含まれます。

また、変更前には十分なテストを行い、カスタマイズが既存の機能に影響を与えないことを確認することが重要です。

具体的な変更箇所は、コメントを付けて明確にし、将来的なレビューや再カスタマイズを容易にすることも大切です。

○ユーザーのニーズに合わせた変更

ユーザーのニーズに合わせてCOBOLプログラムを変更する場合、ユーザーからの具体的な要求や期待を正確に把握することが不可欠です。

これには、ユーザーの業務プロセスやデータ処理のニーズを詳細に分析することが含まれます。

ユーザーの要望に基づいてプログラムをカスタマイズする際には、変更によるシステム全体への影響を慎重に評価し、必要に応じてユーザーへのトレーニングやドキュメンテーションの提供を行うことが重要です。

まとめ

この記事では、COBOLプログラミング言語における「TALLYING」構文の使い方とその応用例について詳しく説明しました。

TALLYING構文は、特定の文字や文字列のカウント、データ分析、ファイル処理など、さまざまな用途に利用できる強力なツールです。

COBOLは古い言語ですが、今日でも多くのビジネスアプリケーションで広く使用されています。

この記事を通じて、プログラミング初心者の方々にもCOBOLの基本的な概念とTALLYING構文の実用的な活用方法を理解していただけたと思います。

プログラミングは常に進化していますが、基本的な原理と概念は変わらず、新しいテクノロジーと古いテクノロジーの間で橋渡しをする知識は非常に重要です。

この記事があなたのプログラミングの手助けとなれば幸いです。