CSS user-selectの完全マスター!使い方・応用例12選

CSS user-selectの使い方と応用例を徹底解説する記事のイメージCSS

 

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この記事では、プログラムの基礎知識を前提に話を進めています。

説明のためのコードや、サンプルコードもありますので、もちろん初心者でも理解できるように表現してあります。

基本的な知識があればカスタムコードを使って機能追加、目的を達成できるように作ってあります。

※この記事は、一般的にプロフェッショナルの指標とされる『実務経験10000時間以上』を満たすプログラマ集団によって監修されています。

はじめに

Webデザインや開発を始めたばかりの方にとって、CSSの知識は非常に重要です。

今回は、初心者にもわかりやすく、CSSのuser-selectプロパティについて詳しく解説します。

この記事を読むことで、user-selectの使い方や注意点、カスタマイズ方法、応用例をしっかりと理解し、効果的なコーディングができるようになります。

●CSS user-selectとは?

CSS user-selectプロパティは、ユーザーがページ内のテキストを選択できるかどうかを制御するために使用されます。

これにより、特定の要素のテキスト選択を無効化したり、コピーを防止することができます。

●user-selectの使い方

user-selectプロパティは、このようにCSSで指定します。

.element {
  user-select: none;
}

この例では、.elementクラスが適用された要素のテキスト選択が無効化されます。

user-selectプロパティには下記の値があります。

  1. none: テキスト選択を無効化
  2. text: テキスト選択を有効化
  3. all: 要素全体が選択されるようにする
  4. contain: 要素内のテキストのみ選択できるようにする

●注意点と対処法

user-selectプロパティは、Internet Explorerではサポートされていません。

そのため、IEでも同様の効果を実現するには、このように-ms-user-selectプロパティを使用します。

.element {
  -ms-user-select: none;
}

また、モバイルブラウザの一部では、user-selectプロパティがサポートされていない場合があります。

そのため、このようにwebkitプレフィックスを使用することが推奨されます。

.element {
  -webkit-user-select: none;
}

●カスタマイズ

user-selectプロパティを応用して、さまざまなカスタマイズを行うことができます。

  1. テキスト選択を無効化する
.disable-text-selection {
  user-select: none;
  -ms-user-select: none;
  -webkit-user-select: none;
}
  1. コードブロック内のテキストを容易に選択できるようにする:
.code-block {
  user-select: all;
  -ms-user-select: all;
  -webkit-user-select: all;
}

●応用例とサンプルコード

user-selectプロパティを活用して、さまざまな効果を実現することができます。

  1. ドラッグ可能な要素を作成する:

HTML

<div class="draggable">ドラッグ可能な要素</div>

CSS

.draggable {
  user-select: none;
  -ms-user-select: none;
  -webkit-user-select: none;
  cursor: move;
}
  1. テキスト選択を制限する:

HTML

<p class="limited-selection">このテキストは部分的にしか選択できません。</p>

CSS

.limited-selection {
  user-select: contain;
  -ms-user-select: contain;
  -webkit-user-select: contain;
}

まとめ

この記事では、CSSのuser-selectプロパティについて、使い方や注意点、カスタマイズ方法、応用例を詳しく解説しました。

これにより、初心者でも簡単に理解できるようになり、効果的なコーディングができるようになるでしょう。

また、適切なプレフィックスを使用することで、さまざまなブラウザに対応したコーディングが可能です。

これらの知識を活用して、素早く効果的にコーディングスキルを向上させましょう!