初心者も簡単!HTMLリンク別タブ作成・応用方法7選

初心者向けHTMLリンク別タブ作成方法HTML
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この記事では、プログラムの基礎知識を前提に話を進めています。

説明のためのコードや、サンプルコードもありますので、もちろん初心者でも理解できるように表現してあります。

基本的な知識があればカスタムコードを使って機能追加、目的を達成できるように作ってあります。

※この記事は、一般的にプロフェッショナルの指標とされる『実務経験10,000時間以上』を凌駕する現役のプログラマチームによって監修されています。

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はじめに

この記事を読めば、HTMLでリンクを別タブで開く方法をマスターし、さらに10の応用方法を習得することができるようになります。

これからHTMLを学びたい初心者の方にも、すでにある程度知識がある方にも役立つ情報を詳しく解説していきます。

●HTMLでリンクを別タブで開く基本的な方法

HTMLでリンクを別タブで開くには、<a>タグにtarget="_blank"属性を追加します。

こうすることで、リンクをクリックした際に新しいタブでページが開きます。

リンク先のURLはhref属性で指定します。

まずは、HTMLでリンクを別タブで開く方法の基本となるコードを見ていきましょう。

○サンプルコード1

下記のサンプルコードでは、基本的なリンクの作成方法を表しています。

<a href="https://www.example.com" target="_blank">リンクテキスト</a>

このコードでは、<a>タグを使ってリンクを作成し、target="_blank"属性を追加することで、リンクをクリックした際に別タブで開くようになります。

リンク先のURLはhref属性で指定します。

●注意点と対処法

HTMLでリンクを別タブで開く際には、いくつか注意点があります。

  1. セキュリティリスク
  2. ユーザビリティの懸念

それぞれの注意点と対処法を見ていきましょう。

○セキュリティリスクと対処法

target="_blank"を使用すると、リンク先が元のページのウィンドウオブジェクトにアクセスできるため、セキュリティリスクがあります。

これを防ぐためには、rel="noopener noreferrer"属性を追加するのが効果的です。

○サンプルコード2

下記のサンプルでは、セキュリティリスクを回避する方法を表しています。

<a href="https://www.example.com" target="_blank" rel="noopener noreferrer">リンクテキスト</a>

このコードでは、rel="noopener noreferrer"を追加することで、新しいタブが元のページとの間で不要なJavaScriptの接続を防ぎます。

○ユーザビリティの懸念と対処法

別タブでリンクを開くと、ユーザビリティの問題が発生することがあります。

例えば、スマートフォンでの操作性が悪くなることが挙げられます。

対処法として、デバイスによってリンクの挙動を変更する方法があります。

JavaScriptを使用してデバイスによってリンクの挙動を制御するサンプルコードを紹介します。

○サンプルコード3

下記のサンプルでは、デバイスの画面サイズに基づいてリンクの挙動を変える方法を表しています。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>別タブリンクサンプル</title>
  <script>
    function openLink(url) {
      if (window.innerWidth <= 768) {
        window.location.href = url;
      } else {
        window.open(url, '_blank', 'noopener,noreferrer');
      }
    }
  </script>
</head>
<body>
  <a href="javascript:void(0);" onclick="openLink('https://www.example.com')">リンクテキスト</a>
</body>
</html>

このコードでは、画面の幅が768ピクセル以下の場合は同じタブでリンクを開き、それ以上の場合は新しいタブで開くようにopenLink関数を設定しています。

●リンクのカスタマイズ方法

リンクの見た目をカスタマイズするには、CSSを使用します。

リンクにホバーエフェクトを追加するサンプルコードを紹介します。

○サンプルコード4

このコードでは、リンクの基本的なスタイルと、ホバー時の挙動を定義しています。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>リンクカスタマイズサンプル</title>
  <style>
    a {
      color: blue;
      text-decoration: none;
    }
    a:hover {
      color: red;
      text-decoration: underline;
    }
  </style>
</head>
<body>
  <a href="https://www.example.com" target="_blank" rel="noopener noreferrer">リンクテキスト</a>
</body>
</html>

このコードでは、リンクの色を青にし、カーソルを合わせると赤色で下線が表示されるように設定しています。

●応用例1:リンクをボタン風にデザイン

基本的なリンクの作成方法をマスターしたら、次はその応用例を見ていきましょう。

リンクをボタン風にデザインする方法や、アイコン付きリンクの作成、ソーシャルメディアへのシェアボタンの作成など、多彩な応用例を紹介します。

○サンプルコード5

下記のサンプルコードでは、リンクをボタンのように見せるデザインを実装しています。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>ボタン風リンクサンプル</title>
  <style>
    .button-link {
      display: inline-block;
      padding: 10px 20px;
      background-color: blue;
      color: white;
      text-decoration: none;
      border-radius: 5px;
    }
    .button-link:hover {
      background-color: red;
    }
  </style>
</head>
<body>
  <a href="https://www.example.com" target="_blank" rel="noopener noreferrer" class="button-link">リンクテキスト</a>
</body>
</html>

このコードでは、.button-linkというクラスを作成し、リンクをボタン風にデザインしています。

背景色やテキスト色、ホバー時の色などを自由にカスタマイズできます。

●応用例2:アイコン付きリンクの作成

Font Awesomeなどのアイコンライブラリを利用して、リンクにアイコンを追加する方法を紹介します。

○サンプルコード6

下記のコードでは、リンクにアイコンを追加しています。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>アイコン付きリンクサンプル</title>
  <link rel="stylesheet" href="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/font-awesome/6.1.0/css/all.min.css">
  <style>
    a {
      color: blue;
      text-decoration: none;
    }
    a:hover {
      color: red;
    }
  </style>
</head>
<body>
  <a href="https://www.example.com" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><i class="fas fa-external-link-alt"></i> リンクテキスト</a>
</body>
</html>

Font Awesomeのアイコンを使用して、リンクの視覚的な魅力を高めることができます。

このコードでは、リンクテキストの前に外部リンクを表すアイコンを配置しています。

●応用例3:ソーシャルメディアへのシェアボタン

ソーシャルメディアへのシェア機能は、ウェブサイトやブログにおいて非常に有用です。

下記のサンプルコードでは、FacebookとTwitterへのシェアボタンを作成する方法を紹介します。

○サンプルコード7

このコードでは、FacebookとTwitterへのシェアボタンを実装しています。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>シェアボタンサンプル</title>
  <link rel="stylesheet" href="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/font-awesome/6.1.0/css/all.min.css">
  <style>
    .share-button {
      display: inline-block;
      margin-right: 10px;
      color: white;
      text-decoration: none;
      border-radius: 5px;
      padding: 10px;
    }
    .share-button:hover {
      opacity: 0.8;
    }
    .facebook {
      background-color: #1877F2;
    }
    .twitter {
      background-color: #1DA1F2;
    }
  </style>
</head>
<body>
  <a href="https://www.facebook.com/sharer/sharer.php?u=https%3A%2F%2Fwww.example.com" target="_blank" rel="noopener noreferrer" class="share-button facebook"><i class="fab fa-facebook-f"></i> Share on Facebook</a>
  <a href="https://twitter.com/share?url=https%3A%2F%2Fwww.example.com&text=Check%20out%20this%20amazing%20website!" target="_blank" rel="noopener noreferrer" class="share-button twitter"><i class="fab fa-twitter"></i> Tweet</a>
</body>
</html>

このコードでは、FacebookとTwitterへのシェアボタンを作成しています。.share-buttonクラスでデザインを統一し、各ソーシャルメディアの色を指定しています。

ボタンのリンク先には、各プラットフォームのシェア用URLを指定しています。

まとめ

この記事を通して、HTMLでリンクを別タブで開く基本的な方法から、セキュリティやユーザビリティの考慮、さらにはリンクのカスタマイズや応用例に至るまで、幅広い知識を得ることができました。

これらのテクニックを活用することで、ウェブページのユーザー体験を向上させることが可能です。

HTML初学者から経験者まで、この情報が役立つことを願っています。