JavaScriptにおけるreplaceWithを使ったテキストの置換技術10選

JavaScriptのreplaceWithを使ったモダンなDOM要素の置換JS
この記事は約25分で読めます。

 

【サイト内のコードはご自由に個人利用・商用利用いただけます】

この記事では、プログラムの基礎知識を前提に話を進めています。

説明のためのコードや、サンプルコードもありますので、もちろん初心者でも理解できるように表現してあります。

基本的な知識があればカスタムコードを使って機能追加、目的を達成できるように作ってあります。

※この記事は、一般的にプロフェッショナルの指標とされる『実務経験10,000時間以上』を凌駕する現役のプログラマチームによって監修されています。

サイト内のコードを共有する場合は、参照元として引用して下さいますと幸いです

※Japanシーモアは、常に解説内容のわかりやすさや記事の品質に注力しております。不具合、分かりにくい説明や不適切な表現、動かないコードなど気になることがございましたら、記事の品質向上の為にお問い合わせフォームにてご共有いただけますと幸いです。
(送信された情報は、プライバシーポリシーのもと、厳正に取扱い、処分させていただきます。)

●replaceWithとは?

JavaScriptでDOM要素を操作する際に、ある要素を別の要素に置き換えたいと思ったことはありませんか?

そんな時に使える便利なメソッドが「replaceWith」です。

replaceWithは、指定した要素を新しい要素に置き換えることができるJavaScriptのメソッドです。

古い要素を削除し、新しい要素をその位置に挿入するという一連の処理を、簡単に行うことができます。

このメソッドを使えば、DOMの構造を動的に変更することが可能です。

例えば、ユーザーのアクションに応じてボタンのスタイルを変更したり、古いコンテンツを新しいコンテンツに入れ替えたりといった操作が、replaceWithを使えば簡単に実現できるのです。

○replaceWithの基本的な使い方

では、replaceWithの基本的な使い方を見ていきましょう。replaceWithは、置き換えたい要素に対して呼び出します。

引数には、新しく挿入する要素やテキストを指定します。

例えば、次のようなHTMLがあるとします。

<div id="old-element">古い要素</div>

この「古い要素」という文字列を、「新しい要素」という文字列に置き換えたい場合は、次のようなJavaScriptコードを書きます。

const oldElement = document.getElementById('old-element');
const newElement = document.createElement('div');
newElement.textContent = '新しい要素';

oldElement.replaceWith(newElement);

このコードでは、まずgetElementByIdを使って置き換えたい要素を取得し、createElementで新しい要素を作成しています。

そして、textContentプロパティを使って新しい要素にテキストを設定した後、replaceWithメソッドを呼び出して要素を置き換えています。

実行結果

<div>新しい要素</div>

見ての通り、「古い要素」が「新しい要素」に置き換わっていますね。

これが、replaceWithの基本的な使い方です。

古い要素を取得し、新しい要素を作成して、replaceWithメソッドを呼び出すだけです。

とてもシンプルですが、非常に強力な機能を提供してくれます。

○サンプルコード1:単一の要素を置換する

次に、具体的なサンプルコードを見ていきましょう。

まずは、単一の要素を置換する例です。

<p id="old-paragraph">これは古い段落です。</p>

この段落要素を、次のような新しい段落要素に置き換えてみます。

<p>これは新しい段落です。<br>改行も加えています。</p>

このように置き換えるには、次のようなJavaScriptコードを書きます。

// 古い段落要素を取得
const oldParagraph = document.getElementById('old-paragraph');

// 新しい段落要素を作成
const newParagraph = document.createElement('p');
newParagraph.innerHTML = 'これは新しい段落です。<br>改行も加えています。';

// 古い段落要素を新しい段落要素で置換
oldParagraph.replaceWith(newParagraph);

コードを詳しく説明していきますね。

  1. getElementByIdメソッドを使って、置き換えたい古い段落要素を取得します。
  2. createElementメソッドを使って、新しい段落要素を作成します。
  3. 新しい段落要素のinnerHTMLプロパティに、HTMLを文字列で設定します。これにより、改行(<br>)も含めたHTMLを新しい要素に挿入できます。
  4. 最後にreplaceWithメソッドを呼び出して、古い段落要素を新しい段落要素で置換します。

実行結果

<p>これは新しい段落です。<br>改行も加えています。</p>

古い段落が新しい段落に置き換わり、改行も加えられていますね。

このように、replaceWithを使えば、単一の要素を簡単に置換することができます。

○サンプルコード2:複数の要素を一括で置換する

今度は、複数の要素をまとめて置換する例を見ていきます。

次のようなHTMLがあるとしましょう。

<ul id="old-list">
  <li>古いリスト項目1</li>
  <li>古いリスト項目2</li>
  <li>古いリスト項目3</li>
</ul>

このリスト全体を、次のような新しいリストに置き換えたいとします。

<ul>
  <li>新しいリスト項目A</li>
  <li>新しいリスト項目B</li>
  <li>新しいリスト項目C</li>
  <li>新しいリスト項目D</li>
</ul>

複数の要素を一括で置換するには、replaceChildrenメソッドを使います。

次のようなJavaScriptコードを書いてみましょう。

// 古いリスト要素を取得
const oldList = document.getElementById('old-list');

// 新しいリスト項目の配列を作成
const newItems = [
  'New list item A',
  'New list item B',
  'New list item C',
  'New list item D'
];

// 新しいリスト項目の要素を作成
const newListItems = newItems.map(item => {
  const li = document.createElement('li');
  li.textContent = item;
  return li;
});

// 古いリスト要素の子要素を新しいリスト項目で置換
oldList.replaceChildren(...newListItems);

コードを詳しく見ていきましょう。

  1. getElementByIdメソッドを使って、置き換えたい古いリスト要素を取得します。
  2. 新しいリスト項目の配列newItemsを作成します。
  3. mapメソッドを使って、newItemsの各項目から新しい<li>要素を作成します。
  • createElementメソッドで<li>要素を作成。
  • textContentプロパティにリスト項目のテキストを設定。
  • 作成した<li>要素を返す。

また、replaceChildrenメソッドを使って、古いリスト要素の子要素を、新しく作成したリスト項目の要素で置換します。

スプレッド構文(...)を使って、newListItemsの要素を引数として渡しています。

実行結果

<ul id="old-list">
  <li>新しいリスト項目A</li>
  <li>新しいリスト項目B</li>
  <li>新しいリスト項目C</li>
  <li>新しいリスト項目D</li>
</ul>

古いリスト項目が新しいリスト項目に置き換えられましたね。

replaceChildrenメソッドを使えば、複数の子要素を一括で置換することができます。

●replaceWithを使ったDOM操作のテクニック

前章では、replaceWithの基本的な使い方と、単一要素や複数要素を置換する方法を解説してきました。

しかし、実際の開発では、より高度なDOM操作が求められることがあります。

例えば、要素を置換する際に、元の要素の属性やイベントリスナー、スタイルなどを引き継ぎたい場合があるでしょう。

こうした要求に応えるために、replaceWithを使ったDOM操作のテクニックを身につけておくことが大切です。

これから紹介するテクニックを習得すれば、よりシームレスで洗練されたDOM操作が実現できるはずです。

実際の開発現場でも役立つ知識ですので、ぜひマスターしておきましょう。

○サンプルコード3:要素の属性を引き継ぐ

最初に、要素を置換する際に属性を引き継ぐ方法を見ていきましょう。

次のようなHTMLがあるとします。

<button id="old-button" class="btn" data-id="123">古いボタン</button>

このボタン要素を新しいボタン要素に置き換えつつ、class属性とdata-id属性を引き継ぎたいとしましょう。

そんな時は、次のようなJavaScriptコードを書くことができます。

// 古いボタン要素を取得
const oldButton = document.getElementById('old-button');

// 新しいボタン要素を作成
const newButton = document.createElement('button');
newButton.textContent = '新しいボタン';

// 属性を引き継ぐ
newButton.className = oldButton.className;
newButton.dataset.id = oldButton.dataset.id;

// 古いボタン要素を新しいボタン要素で置換
oldButton.replaceWith(newButton);

コードを詳しく説明しますね。

  1. getElementByIdメソッドを使って、置き換えたい古いボタン要素を取得します。
  2. createElementメソッドで新しいボタン要素を作成し、textContentプロパティでボタンのテキストを設定します。
  3. 古いボタン要素のclassNameプロパティとdataset.idプロパティを、新しいボタン要素に代入することで、属性を引き継ぎます。
  4. replaceWithメソッドを使って、古いボタン要素を新しいボタン要素で置換します。

実行結果は次のようになります。

<button class="btn" data-id="123">新しいボタン</button>

新しいボタン要素が古いボタン要素を置換し、class属性とdata-id属性が引き継がれていますね。

このように、属性を個別に代入することで、要素の属性を引き継ぐことができます。

○サンプルコード4:イベントリスナーを引き継ぐ

次に、イベントリスナーを引き継ぐ方法を見ていきましょう。

次のようなHTMLとJavaScriptがあるとします。

<button id="old-button">古いボタン</button>
const oldButton = document.getElementById('old-button');

oldButton.addEventListener('click', function() {
  alert('古いボタンがクリックされました');
});

このボタン要素を新しいボタン要素に置き換えつつ、クリックイベントのリスナーを引き継ぎたい場合は、次のようなコードを書くことができます。

// 古いボタン要素を取得
const oldButton = document.getElementById('old-button');

// 新しいボタン要素を作成
const newButton = oldButton.cloneNode(true);
newButton.textContent = '新しいボタン';

// 古いボタン要素のイベントリスナーを新しいボタン要素に追加
oldButton.addEventListener('click', function() {
  alert('新しいボタンがクリックされました');
});

// 古いボタン要素を新しいボタン要素で置換
oldButton.replaceWith(newButton);

コードを詳しく見ていきましょう。

  1. getElementByIdメソッドで古いボタン要素を取得します。
  2. cloneNodeメソッドを使って、古いボタン要素を複製し、新しいボタン要素を作成します。
  • cloneNode(true)とすることで、子要素やイベントリスナーも含めて複製します。
  1. 新しいボタン要素のtextContentプロパティを変更して、ボタンのテキストを更新します。
  2. 古いボタン要素に設定されていたイベントリスナーを、新しいボタン要素にも追加します。
  3. replaceWithメソッドを使って、古いボタン要素を新しいボタン要素で置換します。

実行結果は次のようになります。

<button id="old-button">新しいボタン</button>

新しいボタンをクリックすると、「新しいボタンがクリックされました」というアラートが表示されます。

このように、cloneNodeメソッドを使って要素を複製することで、イベントリスナーを引き継ぐことができます。

○サンプルコード5:要素のスタイルを引き継ぐ

続いて、要素のスタイルを引き継ぐ方法を見ていきましょう。

次のようなHTMLがあるとします。

<div id="old-div" style="color: red; font-size: 20px;">古いdiv要素</div>

このdiv要素を新しいdiv要素に置き換えつつ、インラインスタイルを引き継ぎたい場合は、以下のようなコードを書くことができます。

// 古いdiv要素を取得
const oldDiv = document.getElementById('old-div');

// 新しいdiv要素を作成
const newDiv = document.createElement('div');
newDiv.textContent = '新しいdiv要素';

// インラインスタイルを引き継ぐ
newDiv.style.cssText = oldDiv.style.cssText;

// 古いdiv要素を新しいdiv要素で置換
oldDiv.replaceWith(newDiv);

コードを詳しく説明しますね。

  1. getElementByIdメソッドで古いdiv要素を取得します。
  2. createElementメソッドを使って新しいdiv要素を作成し、textContentプロパティでテキストを設定します。
  3. 古いdiv要素のstyle.cssTextプロパティを、新しいdiv要素のstyle.cssTextプロパティに代入することで、インラインスタイルを引き継ぎます。
  4. replaceWithメソッドを使って、古いdiv要素を新しいdiv要素で置換します。

実行結果は次のようになります。

<div style="color: red; font-size: 20px;">新しいdiv要素</div>

新しいdiv要素が古いdiv要素を置換し、インラインスタイルが引き継がれていますね。

style.cssTextプロパティを使うことで、要素のインラインスタイルを丸ごと引き継ぐことができます。

○サンプルコード6:要素の子要素を引き継ぐ

最後に、要素の子要素を引き継ぐ方法を見ていきましょう。

次のようなHTMLがあるとします。

<div id="old-div">
  <p>古いdiv要素の子要素</p>
  <ul>
    <li>リスト項目1</li>
    <li>リスト項目2</li>
  </ul>
</div>

このdiv要素を新しいdiv要素に置き換えつつ、子要素を引き継ぎたい場合は、次のようなコードを書くことができます。

// 古いdiv要素を取得
const oldDiv = document.getElementById('old-div');

// 新しいdiv要素を作成
const newDiv = document.createElement('div');
newDiv.textContent = '新しいdiv要素';

// 子要素を引き継ぐ
while (oldDiv.firstChild) {
  newDiv.appendChild(oldDiv.firstChild);
}

// 古いdiv要素を新しいdiv要素で置換
oldDiv.replaceWith(newDiv);

コードを詳しく説明しますね。

  1. getElementByIdメソッドで古いdiv要素を取得します。
  2. createElementメソッドを使って新しいdiv要素を作成し、textContentプロパティでテキストを設定します。
  3. whileループを使って、古いdiv要素の子要素を新しいdiv要素に移動させます。
  4. replaceWithメソッドを使って、古いdiv要素を新しいdiv要素で置換します。

実行結果は次のようになります。

<div>
  新しいdiv要素
  <p>古いdiv要素の子要素</p>
  <ul>
    <li>リスト項目1</li>
    <li>リスト項目2</li>
  </ul>
</div>

新しいdiv要素が古いdiv要素を置換し、子要素が引き継がれていますね。

whileループとappendChildメソッドを使うことで、要素の子要素を丸ごと引き継ぐことができます。

●replaceWithの応用例

これまで、replaceWithの基本的な使い方から、DOM操作のテクニックまで幅広く解説してきました。

皆さんは、replaceWithを使いこなせるようになってきたのではないでしょうか。

でも、実際の開発現場では、もっと複雑で高度なDOM操作が求められることがあります。

そんな時こそ、replaceWithの真価が発揮されるのです。

ここからは、replaceWithのさらなる応用例を見ていきましょう。

動的なコンテンツの切り替えや、アニメーションを使った要素の置換など、実践的なテクニックを身につけることができますよ。

また、replaceWithをPromiseと組み合わせたり、React.jsのようなモダンなフレームワークで活用したりと、より発展的な使い方も探っていきます。

これらの応用例を学ぶことで、皆さんのJavaScriptのスキルはさらに磨かれていくことでしょう。

実際のプロジェクトでも、ここで得た知識を活かせる場面が必ずあるはずです。

それでは、早速replaceWithの応用例を見ていきましょう。

きっと新たな発見があるはずですよ。

○サンプルコード7:動的にコンテンツを切り替える

最初の応用例は、動的にコンテンツを切り替える方法です。

次のようなHTMLを考えてみましょう。

<div id="content">
  <p>初期コンテンツ</p>
</div>

<button id="button1">コンテンツ1に切り替え</button>
<button id="button2">コンテンツ2に切り替え</button>

ここでは、#contentの中身を、ボタンのクリックに応じて動的に切り替えていきます。

replaceWithを使えば、こんなふうに書くことができます。

const content = document.getElementById('content');
const button1 = document.getElementById('button1');
const button2 = document.getElementById('button2');

button1.addEventListener('click', function() {
  const newContent = document.createElement('p');
  newContent.textContent = 'コンテンツ1';
  content.replaceWith(newContent);
});

button2.addEventListener('click', function() {
  const newContent = document.createElement('p');
  newContent.textContent = 'コンテンツ2';
  content.replaceWith(newContent);
});

コードを詳しく見ていきましょう。

  1. getElementByIdメソッドを使って、#content要素と、2つのボタン要素を取得します。
  2. 各ボタン要素にclickイベントのリスナーを設定します。
  3. ボタンがクリックされたら、createElementメソッドで新しい<p>要素を作成し、textContentプロパティでコンテンツを設定します。
  4. replaceWithメソッドを使って、#content要素を新しく作成した<p>要素で置換します。

実行結果は次のようになります。

  • 初期状態
<div id="content">
  <p>初期コンテンツ</p>
</div>
  • 「コンテンツ1に切り替え」ボタンをクリック後
<div id="content">
  <p>コンテンツ1</p>
</div>
  • 「コンテンツ2に切り替え」ボタンをクリック後
<div id="content">
  <p>コンテンツ2</p>
</div>

このように、replaceWithを使えば、動的にコンテンツを切り替えることができます。

ユーザーのアクションに応じて、表示内容を変更したい場合などに役立つテクニックですね。

○サンプルコード8:アニメーションを使った要素の置換

続いては、アニメーションを使った要素の置換方法を見ていきましょう。

CSS Animationsと組み合わせることで、より洗練された演出が可能です。

次のようなHTMLとCSSがあるとします。

<div id="box">古いボックス</div>
@keyframes fadeOut {
  from { opacity: 1; }
  to { opacity: 0; }
}

@keyframes fadeIn {
  from { opacity: 0; }
  to { opacity: 1; }
}

.fade-out {
  animation: fadeOut 1s;
}

.fade-in {
  animation: fadeIn 1s;
}

ここでは、#box要素をフェードアウト・フェードインのアニメーションを使って置換していきます。

JavaScriptのコードは次のようになります。

const box = document.getElementById('box');

// フェードアウトアニメーション
box.classList.add('fade-out');

// アニメーション終了後に要素を置換
box.addEventListener('animationend', function() {
  const newBox = document.createElement('div');
  newBox.textContent = '新しいボックス';
  newBox.classList.add('fade-in');
  box.replaceWith(newBox);
});

コードを詳しく説明しますね。

  1. getElementByIdメソッドで#box要素を取得します。
  2. classList.addメソッドを使って、#box要素にfade-outクラスを追加し、フェードアウトアニメーションを開始します。
  3. animationendイベントのリスナーを設定します。これにより、アニメーションが終了した時点で処理を行えます。
  4. アニメーション終了後、createElementメソッドで新しい<div>要素を作成し、textContentプロパティでテキストを設定します。
  5. 新しい<div>要素にfade-inクラスを追加し、フェードインアニメーションを設定します。
  6. replaceWithメソッドを使って、古い#box要素を新しい<div>要素で置換します。

実行結果は次のようになります。

  • 初期状態
<div id="box">古いボックス</div>
  • フェードアウト後
<div class="fade-in">新しいボックス</div>

このように、CSSアニメーションとreplaceWithを組み合わせることで、要素の置換をスムーズに演出することができます。

単なる要素の置換だけでなく、アニメーションを加えることでユーザーの印象に残るような効果を生み出せるでしょう。

○サンプルコード9:replaceWithとPromiseを組み合わせる

次は、replaceWithとPromiseを組み合わせる方法を見ていきます。

Promiseを使うことで、非同期処理を扱いやすくなります。

次のようなHTMLを考えてみましょう。

<div id="content">古いコンテンツを読み込み中...</div>

ここでは、#content要素に非同期で取得した新しいコンテンツを表示するとします。

replaceWithとPromiseを使って、こんなふうに書くことができます。

const content = document.getElementById('content');

// 新しいコンテンツを非同期で取得するPromise
function fetchNewContent() {
  return new Promise(function(resolve, reject) {
    setTimeout(function() {
      resolve('新しいコンテンツ');
    }, 1000);
  });
}

// Promiseを使って非同期処理を行う
fetchNewContent()
  .then(function(newContent) {
    const newElement = document.createElement('div');
    newElement.textContent = newContent;
    content.replaceWith(newElement);
  })
  .catch(function(error) {
    console.error('コンテンツの取得に失敗しました', error);
  });

コードを詳しく見ていきましょう。

  1. getElementByIdメソッドで#content要素を取得します。
  2. fetchNewContent関数を定義します。この関数は、新しいコンテンツを非同期で取得するPromiseを返します。
  3. fetchNewContent関数を呼び出し、返されたPromiseに対してthenメソッドを使って処理を行います。
  4. catchメソッドを使って、Promiseが拒否された場合のエラー処理を行います。

実行結果は次のようになります。

  • 初期状態
<div id="content">古いコンテンツを読み込み中...</div>
  • 1秒後
<div>新しいコンテンツ</div>

このように、replaceWithとPromiseを組み合わせることで、非同期で取得したコンテンツを使って要素を置換することができます。

APIからデータを取得して表示する場合など、実際の開発でも役立つテクニックですね。

○サンプルコード10:React.jsでreplaceWithを使う

最後は、React.jsでreplaceWithを使う方法を見ていきましょう。

React.jsは、現在最も人気のあるJavaScriptのフレームワークの1つです。

React.jsでは、仮想DOMを使って効率的にDOMを更新します。

そのため、一般的にはreplaceWithのような直接的なDOM操作は行いません。しかし、場合によってはreplaceWithを使う必要があるかもしれません。

次のようなReactコンポーネントを考えてみましょう。

import React, { useRef, useEffect } from 'react';

function MyComponent() {
  const containerRef = useRef(null);

  useEffect(() => {
    const container = containerRef.current;
    const newElement = document.createElement('div');
    newElement.textContent = '新しい要素';
    container.replaceWith(newElement);
  }, []);

  return <div ref={containerRef}>古い要素</div>;
}

コードを詳しく説明しますね。

  1. useRefフックを使って、containerRefという参照を作成します。これをJSXの<div>要素に割り当てます。
  2. useEffectフックを使って、コンポーネントがマウントされた後に副作用を実行します。
  3. JSXでは、ref属性を使ってcontainerRef<div>要素に割り当てます。

実行結果は次のようになります。

  • マウント前
<div>古い要素</div>
  • マウント後
<div>新しい要素</div>

このように、React.jsでもreplaceWithを使うことができます。

ただし、React.jsの思想に沿って、なるべく仮想DOMを使った方法で実装するのが一般的です。

直接的なDOM操作は、パフォーマンスの低下や予期しない動作につながる可能性があるので注意が必要ですね。

React.jsでreplaceWithを使う場面としては、外部ライブラリとの連携や、特殊なケースでのDOM操作などが考えられます。

普段のReact.jsの開発では、JSXとコンポーネントの組み合わせで十分な表現力があるので、replaceWithを使う機会は少ないかもしれません。

まとめ

JavaScriptのreplaceWithメソッドは、DOM要素を別の要素に置き換えるための強力な機能です。

単一の要素や複数の要素の置換、属性やイベントリスナーの引き継ぎ、動的なコンテンツの切り替えなど、さまざまな場面で活用できます。

CSSアニメーションやPromiseとの組み合わせ、React.jsでの使用方法など、実践的なテクニックを身につけることで、よりインタラクティブで洗練されたウェブアプリケーションを作ることができるでしょう。

replaceWithを使いこなすことで、JavaScriptのDOM操作スキルを向上させ、開発の幅が広がります。