HTMLデコード超入門!3つのステップで簡単に理解・実践できる! – Japanシーモア

HTMLデコード超入門!3つのステップで簡単に理解・実践できる!

初心者向けHTMLデコード解説イメージHTML
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この記事では、プログラムの基礎知識を前提に話を進めています。

説明のためのコードや、サンプルコードもありますので、もちろん初心者でも理解できるように表現してあります。

基本的な知識があればカスタムコードを使って機能追加、目的を達成できるように作ってあります。

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はじめに

○この記事を読めばHTMLデコードを習得できる

この記事では、HTMLデコードを初心者向けにわかりやすく解説します。

ステップごとに進めていくことで、HTMLデコードの基本から応用まで習得することができるでしょう。

●ステップ1:HTMLデコードとは

HTMLデコードとは、エンコードされたHTML文字列を元の状態に戻す処理のことです。

この処理によって、文字化けやエラーを防ぐことができます。

○エンコードとデコードの違い

エンコードは、特殊文字や日本語文字を安全な形式に変換する処理です。

一方で、デコードはその逆で、エンコードされた文字列を元の状態に戻す処理です。

この両者はセットで扱われることが多く、データの安全性や扱いやすさを確保するために用いられます。

●ステップ2:HTMLデコードの基本

○デコードの方法

HTMLデコードを行う方法はいくつかありますが、下記に主な方法とそのサンプルコードを紹介します。

  1. JavaScriptを使用したデコード
function htmlDecode(input) {
  var doc = new DOMParser().parseFromString(input, "text/html");
  return doc.documentElement.textContent;
}

var encodedString = "こんにちは、<strong>世界</strong>!"; // エンコードされた文字列
var decodedString = htmlDecode(encodedString); // デコードされた文字列: "こんにちは、<strong>世界</strong>!"
  1. PHPを使用したデコード
$encodedString = "こんにちは、&lt;strong&gt;世界&lt;/strong&gt;!";
$decodedString = html_entity_decode($encodedString); // デコードされた文字列: "こんにちは、<strong>世界</strong>!"

○注意点

デコードを行う際の注意点として、外部から入力されたデータをデコードする場合、セキュリティ上のリスクがあるため、サニタイズ(無害化)処理を行う必要があります。

○対処法

サニタイズ処理は、プログラミング言語やライブラリによって異なります。

例えば、PHPであればhtmlspecialchars関数を使ってサニタイズを行います。

$unsafeString = "<script>alert('XSS');</script>"; // 危険な文字列
$safeString = htmlspecialchars($unsafeString); // サニタイズされた文字列: "&lt;script&gt;alert('XSS');&lt;/script&gt;"

○カスタマイズ方法

デコード処理のカスタマイズとして、独自のエンコード・デコードルールを設定することができます。

例えば、特定の記号や文字を特定の文字列に変換するルールを追加することができます。

●ステップ3:HTMLデコードの応用

○応用例とサンプルコード

HTMLデコードの応用例として、下記に一例を挙げます。

例: ユーザーが入力したコメントに含まれるURLをリンクに変換する

function autoLink(input) {
  // URLの正規表現
  var urlPattern = /https?:\/\/[^\s]+/g;

  // デコード済みの文字列からURLを検出して<a>タグに置換
  var linkedText = input.replace(urlPattern, function(url) {
    return '<a href="' + url + '" target="_blank">' + url + '</a>';
  });

  return linkedText;
}

var decodedString = "こんにちは、これはテストです。http://example.com にアクセスしてください。";
var linkedText = autoLink(decodedString);
// 結果: "こんにちは、これはテストです。<a href="http://example.com" target="_blank">http://example.com</a> にアクセスしてください。"

この応用例では、ユーザーが入力したコメントに含まれるURLをリンクに変換しています。

デコード済みの文字列からURLを検出し、<a>タグに置換しています。

まとめ

この記事では、HTMLデコードを初心者向けにわかりやすく解説しました。

ステップごとに進めていくことで、HTMLデコードの基本から応用まで習得することができるでしょう。

デコードの方法や注意点、対処法、カスタマイズ方法を学び、サンプルコードを参考に実践しながら学んでいくことで、HTMLデコードを習得していきましょう。