はじめに
この記事を読めば、html lang=jaを使ったWebページ作成ができるようになります。
初心者の方でも、基本的な使い方から応用例まで、サンプルコード付きでわかりやすく解説しています。
是非最後までお読みいただき、html lang=jaを活用してみてください。
●html lang=jaとは
html lang=jaは、HTML文書内で使用される言語を指定する属性です。
この属性を使うことで、Webページの内容が日本語であることを明示的に示すことができます。
これにより、検索エンジンやスクリーンリーダーが正しく言語を認識し、ユーザーに適切な情報を提供できます。
○html lang=jaの基本
html lang=jaは、下記のように記述します。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>日本語のWebページ</title>
</head>
<body>
こんにちは、日本語のWebページです!
</body>
</html>
この例では、htmlタグにlang=”ja”属性を追加して、このページが日本語で書かれていることを示しています。
●html lang=jaの使い方
○サンプルコード1:基本的な記述方法
html lang=jaの基本的な使い方は、先程の例で説明しました。
この属性を付与することで、検索エンジンやスクリーンリーダーが正しく言語を認識できます。
●html lang=jaの応用例
html lang=jaの応用例をいくつか紹介します。
それぞれのサンプルコードもご覧ください。
○サンプルコード2:多言語対応のWebページ
複数の言語を含むWebページを作成する場合、下記のように記述します。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>多言語対応のWebページ</title>
</head>
<body>
<div lang="ja">
こんにちは、日本語の部分です!
</div>
<div lang="en">
Hello, this is the English part!
</div>
</body>
</html>
この例では、それぞれの言語の部分にlang属性を追加しています。
これにより、検索エンジンやスクリーンリーダーが正しく言語を認識できます。
○サンプルコード3:Google翻訳ツールの組み込み
Google翻訳ツールをWebページに組み込む場合、下記のように記述します。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>Google翻訳ツールの組み込み</title>
<script type="text/javascript">
function googleTranslateElementInit() {
new google.translate.TranslateElement({pageLanguage: 'ja'}, 'google_translate_element');
}
</script>
<script type="text/javascript" src="//translate.google.com/translate_a/element.js?cb=googleTranslateElementInit"></script>
</head>
<body>
<div id="google_translate_element"></div>
<p>こんにちは、日本語のWebページです!</p>
</body>
</html>
この例では、Google翻訳ツールを使って、日本語のWebページを他の言語に翻訳できるようにしています。
○サンプルコード4:フォント設定
日本語用のフォントを指定する場合、下記のように記述します。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>日本語のフォント設定</title>
<style>
body {
font-family: "Hiragino Kaku Gothic Pro", "ヒラギノ角ゴ Pro", Meiryo, "メイリオ", sans-serif;
}
</style>
</head>
<body>
こんにちは、日本語のフォント設定がされたWebページです!
</body>
</html>
この例では、CSSのfont-familyプロパティを使って、日本語用のフォントを指定しています。
○サンプルコード5:日本語のルビ表示
日本語のルビ表示をする場合、下記のように記述します。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>日本語のルビ表示</title>
</head>
<body>
<ruby>
漢字<rt>かんじ</rt>
</ruby>のルビ表示ができるWebページです!
</body>
</html>
この例では、rubyタグとrtタグを使って、日本語のルビ表示を行っています。
○サンプルコード6:日本語の縦書き表示
日本語の縦書き表示をする場合、下記のように記述します。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>日本語の縦書き表示</title>
<style>
.vertical-text {
writing-mode: vertical-rl;
text-orientation: upright;
}
</style>
</head>
<body>
<div class="vertical-text">こんにちは、日本語の縦書き表示ができるWebページです!</div>
</body>
</html>
この例では、CSSのwriting-modeプロパティとtext-orientationプロパティを使って、日本語の縦書き表示を行っています。
○サンプルコード7:日本語のテキスト入力フォーム
日本語のテキスト入力フォームを作成する場合、下記のように記述します。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>日本語のテキスト入力フォーム</title>
</head>
<body>
<form>
<label for="name">名前:</label>
<input type="text" id="name" name="name" lang="ja">
</form>
</body>
</html>
この例では、inputタグにlang=”ja”属性を追加して、日本語のテキスト入力フォームを作成しています。
○サンプルコード8:日本語のテキストエリア
日本語のテキストエリアを作成する場合、下記のように記述します。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>日本語のテキストエリア</title>
</head>
<body>
<form>
<label for="message">メッセージ:</label>
<textarea id="message" name="message" rows="5" cols="30" lang="ja"></textarea>
</form>
</body>
</html>
この例では、textareaタグにlang=”ja”属性を追加して、日本語のテキストエリアを作成しています。
○サンプルコード9:日本語のプレースホルダー
日本語のプレースホルダーを設定する場合、下記のように記述します。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>日本語のプレースホルダー</title>
</head>
<body>
<form>
<label for="search">検索:</label>
<input type="text" id="search" name="search" placeholder="キーワードを入力" lang="ja">
</form>
</body>
</html>
この例では、inputタグのplaceholder属性に日本語のテキストを設定して、日本語のプレースホルダーを作成しています。
○サンプルコード10:日本語のエラーメッセージ
日本語のエラーメッセージを表示する場合、下記のように記述します。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>日本語のエラーメッセージ</title>
</head>
<body>
<form>
<label for="email">メールアドレス:</label>
<input type="email" id="email" name="email" required
oninvalid="this.setCustomValidity('メールアドレスを入力してください')"
oninput="this.setCustomValidity('')" lang="ja">
<button type="submit">送信</button>
</form>
</body>
</html>
この例では、inputタグのtype属性をemailに設定し、required属性を追加して入力必須にしています。
さらに、oninvalidイベントとoninputイベントを使って、日本語のエラーメッセージを表示しています。
●注意点と対処法
html lang=jaを使用する際の注意点と対処法を下記にまとめました。
- 必ずDOCTYPE宣言を最初に記述しましょう。
これがないと、ブラウザが適切に解釈できない場合があります。 - metaタグで文字エンコーディングをUTF-8に設定しましょう。
これにより、日本語を含む多言語の文字が正しく表示されます。 - CSSでフォントを設定する際には、日本語用のフォントを指定しましょう。
特にWebフォントを使用する場合は注意が必要です。
●カスタマイズ方法
html lang=jaをカスタマイズする方法は様々ありますが、ここでは主にCSSを用いたデザインやレイアウトのカスタマイズを紹介します。
- フォントや文字サイズの変更
- 色や背景色の設定
- ボックスやボタンのデザイン変更
- レイアウトやグリッドシステムの設定
これらのカスタマイズは、CSSを用いて行うことができます。
詳しくは、CSSの解説記事やチュートリアルを参照してください。
まとめ
この記事を読めば、html lang=jaを使った日本語のWebページの作成ができるようになります。
基本的な使い方や応用例、注意点や対処法、カスタマイズ方法を理解し、自分のWebページに応用してみましょう。