JavaScriptのNumberを使いこなす5つの方法

JavaScriptのNumberを使いこなす方法を紹介する記事のサムネイルJS
この記事は約4分で読めます。

 

【サイト内のコードはご自由に個人利用・商用利用いただけます】

この記事では、プログラムの基礎知識を前提に話を進めています。

説明のためのコードや、サンプルコードもありますので、もちろん初心者でも理解できるように表現してあります。

基本的な知識があればカスタムコードを使って機能追加、目的を達成できるように作ってあります。

※この記事は、一般的にプロフェッショナルの指標とされる『実務経験10,000時間以上』を凌駕する現役のプログラマチームによって監修されています。

サイト内のコードを共有する場合は、参照元として引用して下さいますと幸いです

※Japanシーモアは、常に解説内容のわかりやすさや記事の品質に注力しております。不具合、分かりにくい説明や不適切な表現、動かないコードなど気になることがございましたら、記事の品質向上の為にお問い合わせフォームにてご共有いただけますと幸いです。
(送信された情報は、プライバシーポリシーのもと、厳正に取扱い、処分させていただきます。)

はじめに

この記事を読めば、JavaScriptのNumberを使いこなすことができるようになります。

JavaScript初心者の方でもわかりやすく、詳しく徹底解説していくので、是非最後までご一読ください。

●JavaScript Numberとは

JavaScriptのNumberは、数値を扱うためのオブジェクトです。

整数や小数を含む数値を表現し、演算や数値関連の操作が可能です。

○基本的な使い方

JavaScriptで数値を扱うには、次のようにNumberオブジェクトを利用します。

let num = 42; // 整数
let decimal = 3.14; // 小数

●使い方とサンプルコード

それでは、具体的な使い方とサンプルコードを見ていきましょう。

○サンプルコード1: 数値を四捨五入する

四捨五入を行うコードを紹介します。

この例では、Numberオブジェクトのroundメソッドを使って小数を四捨五入しています。

let num = 3.14159;
let rounded = Math.round(num);
console.log(rounded); // 3

○サンプルコード2: 数値を整数に切り上げる

このコードでは、Mathオブジェクトのceilメソッドを使って数値を整数に切り上げています。

この例では、3.14159を切り上げて4にしています。

let num = 3.14159;
let ceilNum = Math.ceil(num);
console.log(ceilNum); // 4

○サンプルコード3: 数値を整数に切り下げる

このコードでは、Mathオブジェクトのfloorメソッドを使って数値を整数に切り下げています。

この例では、3.14159を切り下げて3にしています。

let num = 3.14159;
let floorNum = Math.floor(num);
console.log(floorNum); // 3

○サンプルコード4: 2つの数値の最大値を求める

このコードでは、Mathオブジェクトのmaxメソッドを使って2つの数値の最大値を求めています。

この例では、7と10の最大値である10を取得しています。

let num1 = 7;
let num2 = 10;
let maxNum = Math.max(num1, num2);
console.log(maxNum); // 10

○サンプルコード5: 2つの数値の最小値を求める

このコードでは、Mathオブジェクトのminメソッドを使って2つの数値の最小値を求めています。

この例では、7と10の最小値である7を取得しています。

let num1 = 7;
let num2 = 10;
let minNum = Math.min(num1, num2);
console.log(minNum); // 7

●応用例とサンプルコード

それでは、応用例を一つ紹介しましょう。

○サンプルコード6: ランダムな整数を生成する

このコードでは、Mathオブジェクトのrandomメソッドとfloorメソッドを使って、範囲内のランダムな整数を生成しています。

この例では、1から10までのランダムな整数を生成しています。

let min = 1;
let max = 10;
let randomNum = Math.floor(Math.random() * (max - min + 1)) + min;
console.log(randomNum);

●注意点と対処法

数値に関する演算で、特殊な値(NaN、Infinity、-Infinity)が発生する場合があります。

これらの値が発生した場合、適切な処理が必要です。

例えば、数値が有限かどうかを確認するには、isFiniteメソッドを使用します。

let num = 42 / 0;
if (isFinite(num)) {
  console.log("数値は有限です");
} else {
  console.log("数値は無限大か、NaNです");
}

●カスタマイズ方法

JavaScriptの数値操作では、組み込みのMathオブジェクト以外にも、独自の関数を作成して計算をカスタマイズすることができます。

例えば、次のコードは、与えられた数値の平方根を求める独自の関数です。

function mySqrt(num) {
  return Math.sqrt(num);
}

let num = 16;
console.log(mySqrt(num)); // 4

独自の関数を作成することで、より柔軟な数値操作が可能になります。

まとめ

この記事では、JavaScriptで数値を操作する方法について解説しました。

基本的なサンプルコードから応用例、注意点やカスタマイズ方法まで、初心者にも分かりやすいように詳しく説明しました。

これを読めば、JavaScriptで数値を扱うことができるようになります。

今後のプログラミングにぜひ活用してください。