JavaScript UUIDの簡単な作り方5選

はじめに
●JavaScript UUIDとは
- ○UUIDの基本
●JavaScript UUIDの作り方
●注意点と対処法
●カスタマイズ方法
まとめ

はじめに

この記事を読めば、JavaScript UUIDの作り方を5つの方法で簡単に理解できるようになります。

また、使い方や注意点、カスタマイズ方法も含めて徹底解説していきますので、初心者でも安心して読み進めていただけます。

●JavaScript UUIDとは

UUID（Universally Unique Identifier）は、ユニバーサル一意識別子と呼ばれ、世界中で一意であることが保証された識別子です。

JavaScriptでは、UUIDを生成する標準的な方法はありませんが、いくつかの方法がありますので、それらを紹介していきます。

○UUIDの基本

UUIDは、128ビットの数値で表され、通常は16進数で表現されます。

例えば次のような形式です。

xxxxxxxx-xxxx-Mxxx-Nxxx-xxxxxxxxxxxx

ここで、Mはバージョン、Nは予約済みビットを表します。

●JavaScript UUIDの作り方

ここでは、JavaScriptでUUIDを生成する5つの方法を紹介していきます。

○サンプルコード1：Math.random()を使った方法

このコードでは、Math.random()関数を利用してUUIDを生成する方法を紹介しています。

この例では、ランダムな16進数を生成し、UUIDの形式に合わせて文字列を構築しています。

function generateUUID() {
  return 'xxxxxxxx-xxxx-4xxx-yxxx-xxxxxxxxxxxx'.replace(/[xy]/g, function(c) {
    var r = Math.random() * 16 | 0,
        v = c === 'x' ? r : (r & 0x3 | 0x8);
    return v.toString(16);
  });
}

○サンプルコード2：crypto.getRandomValues()を使った方法

このコードでは、Web Crypto APIのcrypto.getRandomValues()関数を使ってより安全な乱数を生成し、UUIDを作成しています。

function generateUUID() {
  var array = new Uint32Array(4);
  crypto.getRandomValues(array);
  return ([array[0].toString(16).padStart(8, '0'), array[1].toString(16).padStart(8, '0')].join('-') +
          '-' + [array[2].toString(16).substr(0, 4), array[2].toString(16).substr(4, 4)].join('-') +
          '-' + [array[3].toString(16).substr(0, 4), array[3].toString(16).substr(4, 4)].join('-') +
          '-' + [array[3].toString(16).substr(8)].join('')).toLowerCase();
}

○サンプルコード3：ライブラリ「uuid」を使った方法

このコードでは、npmでインストールできる「uuid」ライブラリを使ってUUIDを生成しています。

このライブラリは簡単に使える上、安全性も高いです。

// npm install uuid
const { v4: uuidv4 } = require('uuid');

console.log(uuidv4());

○サンプルコード4：ライブラリ「short-uuid」を使った方法

このコードでは、短いUUIDを生成するための「short-uuid」ライブラリを使っています。

短いUUIDが必要な場合に便利です。

// npm install short-uuid
const short = require('short-uuid');

console.log(short.generate());

○サンプルコード5：カスタムUUID生成関数の作成

このコードでは、独自の形式でUUIDを生成するカスタム関数を作成しています。

特定の要件に合わせたUUIDが必要な場合に活用できます。

function customUUID() {
  return 'xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxx'.replace(/x/g, function() {
    return Math.floor(Math.random() * 16).toString(16);
  });
}

console.log(customUUID());

●注意点と対処法

Math.random()のセキュリティ Math.random()は暗号的に安全ではありません。
セキュリティが重要な場合は、代わりにcrypto.getRandomValues()や専用のライブラリ（uuid、short-uuidなど）を使用してください。
UUIDの一意性生成されたUUIDが一意であることは非常に重要です。
一意性を確保するために、信頼性の高い方法やライブラリを選択しましょう。

●カスタマイズ方法

UUIDのバージョン変更 UUIDにはバージョンがあります。
異なるバージョンのUUIDを生成する場合は、対応するライブラリの関数を使用してください。
独自形式のUUID 特定の要件に合わせた独自形式のUUIDが必要な場合は、カスタムUUID生成関数を作成しましょう。
サンプルコード5のような関数を参考にして、必要に応じて形式を変更してください。