PHPリファラーの完全ガイド:5つのステップで理解と実装をマスター – Japanシーモア

【完全ガイド】PHPリファラーを5つのステップで理解と実装をマスター

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はじめに

PHPを学び始めた初心者の皆さん、こんにちは。

今日はPHPの重要な機能の一つ、リファラーについて詳しく解説します。

リファラーは、ウェブサイトを訪れるユーザーがどのページから来たのかを知るための情報です。

この情報は、ユーザーの行動分析や広告効果の測定など、さまざまな場面で活用できます。

しかし、リファラーをうまく使いこなすには、その基本的な役割を理解し、正しい使い方を覚えることが必要です。

また、リファラーの取得に失敗する場合の対処法や、リファラーを偽装された場合の対処法など、注意点も把握しておく必要があります。

この記事では、PHPリファラーの基本的な役割から使い方、注意点、カスタマイズ方法まで、初心者でも理解できるように詳しく解説します。

また、具体的なサンプルコードとその詳細な説明も豊富に提供します。

この記事を読めば、PHPリファラーを使いこなせるようになるでしょう。

●PHPリファラーとは

PHPリファラーとは、ウェブページを訪れるユーザーが直前に訪れていたウェブページのURLを取得するための機能です。

これはHTTPリファラーとも呼ばれ、HTTPヘッダー情報の一部として送信されます。

○リファラーの基本的な役割

リファラーの主な役割は、ユーザーが現在のページにどのページからアクセスしたかを知ることです。

これにより、ウェブサイトの管理者はユーザーの行動パターンを分析したり、広告の効果を測定したりすることができます。

たとえば、ある商品のページに多くのユーザーがアクセスしているとします。

その多くのユーザーがどのページからその商品のページにアクセスしたのかを知ることで、どのページが商品のページへの誘導に効果的であるかを把握することができます。

また、広告の効果を測定する際にもリファラーは役立ちます。

広告をクリックしてウェブサイトに訪れたユーザーのリファラーを分析することで、どの広告がどれだけの訪問者を引きつけたのかを知ることができます。

●PHPリファラーの使い方

それでは、具体的にPHPリファラーをどのように使うのか見ていきましょう。

基本的なリファラーの取得方法から、リファラーを使った条件分岐やアクセス制限の方法まで、サンプルコードとともに解説します。

○サンプルコード1:基本的なリファラーの取得

PHPでリファラーを取得するには、$_SERVER[‘HTTP_REFERER’]というスーパーグローバル変数を使用します。

下記のコードは、リファラー情報を取得し、それを表示する基本的な例です。

<?php
if(isset($_SERVER['HTTP_REFERER'])) {
    echo 'リファラー: ' . $_SERVER['HTTP_REFERER'];
} else {
    echo 'リファラーは存在しません。';
}
?>

このコードでは、まずisset関数を使ってリファラーが存在するかどうかを確認しています。

リファラーが存在すれば、その情報を表示します。

存在しない場合は、’リファラーは存在しません。’と表示します。

○サンプルコード2:リファラーを使った条件分岐

リファラー情報は、条件分岐にも利用できます。

下記のコードは、リファラーによって表示するメッセージを変える例です。

<?php
if(isset($_SERVER['HTTP_REFERER'])) {
    if(strpos($_SERVER['HTTP_REFERER'], 'google.com') !== false) {
        echo 'Googleから来ましたね!';
    } else {
        echo 'Google以外からアクセスしました。';
    }
} else {
    echo 'リファラーは存在しません。';
}
?>

このコードでは、まずリファラーが存在するかどうかを確認しています。

リファラーが存在すれば、その中に’google.com’が含まれているかどうかを確認します。

含まれていれば、’Googleから来ましたね!’と表示します。

含まれていなければ、’Google以外からアクセスしました。’と表示します。

○サンプルコード3:リファラーを使ったアクセス制限

リファラーを使って、特定のページからのアクセスだけを許可するということも可能です。

<?php
if(isset($_SERVER['HTTP_REFERER'])) {
    if(strpos($_SERVER['HTTP_REFERER'], 'mywebsite.com') !== false) {
        echo 'mywebsite.comからのアクセスを許可します。';
    } else {
        echo 'mywebsite.com以外からのアクセスは許可しません。';
    }
} else {
    echo 'リファラーは存在しません。';
}
?>

このコードでは、リファラーが存在するかどうかを確認しています。

リファラーが存在すれば、その中に’mywebsite.com’が含まれているかどうかを確認します。

含まれていれば、’mywebsite.comからのアクセスを許可します。’と表示します。

含まれていなければ、’mywebsite.com以外からのアクセスは許可しません。’と表示します。

●PHPリファラーの応用例

リファラーは、ユーザー行動分析や広告効果測定など、さまざまな応用が可能です。

リファラーを使ったユーザー行動分析と広告効果測定のサンプルコードを紹介します。

○サンプルコード4:リファラーを使ったユーザー行動分析

下記のコードは、リファラーを使ってユーザーの行動を分析する一例です。

<?php
if(isset($_SERVER['HTTP_REFERER'])) {
    $referrer = $_SERVER['HTTP_REFERER'];
    // リファラーのドメインを取得
    $referrer_domain = parse_url($referrer, PHP_URL_HOST);
    echo 'リファラーのドメイン: ' . $referrer_domain;
} else {
    echo 'リファラーは存在しません。';
}
?>

このコードでは、まずリファラーが存在するかどうかを確認しています。

リファラーが存在すれば、そのドメインを取得し、表示します。

これにより、ユーザーがどのウェブサイトからアクセスしてきたのかを知ることができます。

○サンプルコード5:リファラーを使った広告効果測定

下記のコードは、リファラーを使って広告の効果を測定する一例です。

<?php
if(isset($_SERVER['HTTP_REFERER'])) {
    $referrer = $_SERVER['HTTP_REFERER'];
    // リファラーのドメインを取得
    $referrer_domain = parse_url($referrer, PHP_URL_HOST);
    if($referrer_domain == 'google.com') {
        echo 'Google広告からのアクセスです。';
    } else {
        echo 'Google広告以外からのアクセスです。';
    }
} else {
    echo 'リファラーは存在しません。';
}
?>

このコードでは、まずリファラーが存在するかどうかを確認しています。

リファラーが存在すれば、そのドメインを取得し、それが’google.com’かどうかを確認します。

‘google.com’であれば、’Google広告からのアクセスです。’と表示します。

それ以外であれば、’Google広告以外からのアクセスです。’と表示します。

これにより、Google広告の効果を測定することができます。

●注意点と対処法

リファラーは便利な機能ですが、いくつかの注意点があります。

リファラーの取得に失敗する場合の対処法や、リファラーを偽装された場合の対処法を解説します。

○リファラーの取得に失敗する場合の対処法

リファラーはHTTPヘッダー情報の一部として送信されますが、ユーザーのブラウザ設定やセキュリティソフトによっては、この情報が送信されない場合があります。

そのため、必ずしもリファラー情報を取得できるわけではありません。

リファラー情報が取得できない場合、その事実を認識し、適切に対応することが重要です。

たとえば、リファラー情報がない場合には、デフォルトの動作を実行するなどの対処が考えられます。

○リファラーを偽装された場合の対処法

リファラー情報は、ユーザーエージェントによって送信されるため、偽装される可能性があります。

これは、ユーザーが意図的にリファラー情報を改ざんしたり、特定のツールを使用してリファラー情報を偽装したりする場合があります。

そのため、リファラー情報を信頼する際には注意が必要です。

リファラー情報が偽装された場合の対処法としては、次のような方法があります。

1.リファラー情報の整合性を確認する

リファラー情報と他のリクエスト情報(例えば、IPアドレスやユーザーエージェント)が一致しているか確認します。

一致しない場合は、リファラー情報が偽装されている可能性があります。

2.リファラー情報を信頼しない

リファラー情報は便利なツールですが、それに依存するのではなく、他の方法でユーザーの行動を追跡することを検討します。

例えば、セッションIDやトークンを使用してユーザーを追跡する方法があります。

3.セキュリティ対策を強化する

リファラー情報が偽装されると、セキュリティ上の問題が発生する可能性があります。

そのため、セキュリティ対策を強化することが重要です。

例えば、入力値の検証やサニタイズ、セキュリティヘッダーの使用などがあります。

これらの対処法は、リファラー情報が偽装された場合のリスクを軽減するのに役立ちます。

しかし、完全にリスクを排除することはできませんので、リファラー情報を使用する際には常に注意が必要です。

●カスタマイズ方法

PHPリファラーは、そのまま使用するだけでなく、カスタマイズして使用することも可能です。

これにより、より具体的な情報を取得したり、特定の条件に基づいて動作を変更したりすることができます。

○リファラー情報のカスタマイズ方法

リファラー情報をカスタマイズする方法としては、次のような方法があります。

1.リファラーURLから特定の情報を抽出する

リファラーURLから特定の情報を抽出する場合、parse_url関数を使用することができます。

この関数を使用すると、URLを構成する各部分(スキーム、ホスト、パスなど)を配列として取得することができます。

例えば、下記のコードでは、リファラーURLからホスト名を抽出しています。

<?php
$referrer = $_SERVER['HTTP_REFERER'];
$parsed_url = parse_url($referrer);
$host = $parsed_url['host'];
echo 'リファラーのホスト名: ' . $host;
?>

このコードでは、まず$_SERVER[‘HTTP_REFERER’]を使用してリファラーURLを取得します。

次に、parse_url関数を使用してURLを解析し、その結果を$parsed_urlに格納します。

最後に、$parsed_url[‘host’]を使用してホスト名を取得し、それを表示します。

2.リファラー情報を基に特定の動作を行う

リファラー情報を基に、特定の動作を行うことも可能です。

例えば、特定のサイトからのアクセスの場合にだけ特定の処理を行う、といったことが可能です。

下記のコードは、リファラーが特定のサイト(ここではexample.com)である場合にだけ、特定の処理(ここではメッセージの表示)を行う例です。

<?php
$referrer = $_SERVER['HTTP_REFERER'];
$parsed_url = parse_url($referrer);
$host = $parsed_url['host'];

if ($host == 'example.com') {
    echo 'example.comからの訪問者への特別なメッセージ';
}
?>

このコードでは、まずリファラーURLを取得し、それを解析してホスト名を取得します。

次に、ホスト名が’example.com’であるかどうかを確認します。

もしホスト名が’example.com’であれば、特定のメッセージを表示します。

これらの方法を使用して、リファラー情報をカスタマイズし、自分のニーズに合わせて使用することができます。

まとめ

この記事では、PHPリファラーの基本的な使い方から、応用例、注意点、カスタマイズ方法まで、詳しく解説しました。

リファラー情報は、ユーザーの行動を追跡したり、特定の条件に基づいて動作を変更したりするのに非常に便利なツールです。

しかし、リファラー情報はユーザーエージェントによって送信されるため、偽装される可能性があります。

そのため、リファラー情報を使用する際には注意が必要です。

以上が、PHPリファラーの完全ガイドです。

この記事を通じて、PHPリファラーの理解と実装をマスターできたことを願っています。

プログラミングは試行錯誤の連続ですが、基本的な知識と理解があれば、必ずや目指す結果を得ることができます。

これからも学び続けて、自分のスキルを磨いていきましょう。