はじめに
プログラミングを学んでいる皆さん、Rubyのwhen文は使いこなせていますか?
この記事では、Rubyのwhen文の使い方を初心者目線で徹底解説します。
この記事を読み進めることで、when文の基本的な使い方から、さらにはその応用例まで理解することができます。
Rubyのスキルアップを目指す皆さんにとって有益な情報が満載です。順を追って学んでいきましょう。
●Rubyのwhen文とは
Rubyのwhen文は、多岐にわたる条件分岐を一度に書くことができる便利な機能です。
基本的にはif文と同じように、条件によってプログラムの動きを制御するためのものですが、when文を使うと、さまざまな条件を簡潔に書くことができます。
○when文の基本
Rubyのwhen文は、次のような形で使用します。
このコードは、変数が条件1に当てはまるときには処理1を、条件2に当てはまるときには処理2を行います。
どの条件にも当てはまらないときにはelse節の処理3を行います。
●when文の使い方
それでは、具体的な使い方をサンプルコードを交えて見ていきましょう。
○サンプルコード1:単純な条件分岐
このコードでは、変数dayの内容によって異なるメッセージを出力しています。
この例では、dayに”Sunday”が格納されているため、「今日は日曜日です。」と出力されます。
このようにwhen文を使うと、単純な条件分岐を一度に書くことができます。
当該コードの実行結果は次の通りです。
○サンプルコード2:範囲を用いた条件分岐
このコードでは、温度によって異なるメッセージを出力しています。
Rubyのwhen文では範囲を用いることも可能です。
この例では、temperatureに30が格納されているため、「暑いです。」と出力されます。
当該コードの実行結果は次の通りです。
○サンプルコード3:配列を用いた条件分岐
このコードでは、変数fruitsの内容によって異なるメッセージを出力しています。
Rubyのwhen文では、配列の要素として複数の条件を指定することも可能です。
この例では、fruitsに”apple”が格納されているため、「このフルーツは基本的な果物です。」と出力されます。
当該コードの実行結果は次の通りです。
●when文の応用例
ここまで、基本的なwhen文の使い方を見てきました。
次に、応用例をいくつか見ていきましょう。
○サンプルコード4:多重のwhen文
このコードでは、数字が3の倍数、5の倍数、またはその両方であるかによって異なるメッセージを出力しています。
この例では、numberに25が格納されているため、「Buzz」が出力されます。複数の条件を組み合わせた複雑な条件分岐もwhen文を使えば一度に書くことができます。
当該コードの実行結果は次の通りです。
○サンプルコード5:when文を用いたメソッドの定義
このコードでは、スコアに応じた評価を出力するメソッドを定義しています。
この例では、85というスコアが与えられた時、「良い」と評価されます。
メソッドの中でもwhen文を用いることで、状況に応じた挙動を簡単に設定することができます。
当該コードの実行結果は次の通りです。
●注意点と対処法
Rubyのwhen文を使う際には、いくつかの注意点があります。
一つは、条件が一致する最初のwhen節だけが実行される点です。
複数のwhen節が一致する場合でも、最初に一致したwhen節の後のコードは実行されません。
これを意識して、条件を設定する順序を決めると良いでしょう。
また、when文では最後にelse節を書くことで、どのwhen節にも当てはまらない場合の処理を書くことができます。
しかし、else節を書かないと、どのwhen節にも当てはまらない場合は何も出力されません。
そのため、全ての可能性を網羅するためにもelse節は忘れずに書きましょう。
●カスタマイズ方法
Rubyのwhen文は非常に汎用性が高く、多様な条件分岐を実装することができます。
例えば、条件に範囲を用いる、複数の値を一つのwhen節に指定する、複数の条件を一つのwhen節で判定するなど、様々なカスタマイズが可能です。
まとめ
今回は、Rubyのwhen文の基本的な使い方から応用例、注意点と対処法、カスタマイズ方法までを紹介しました。
初心者の方がRubyでのプログラミングスキルを向上させる一助となれば幸いです。
当記事が、あなたのプログラミング学習に役立つ情報を提供できていることを願っています。