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【C言語入門】opendir関数の全てを学ぶ8ステップ

C言語のopendir関数を学ぶコンピュータープログラミングの学習者 C言語
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この記事では、プログラムの基礎知識を前提に話を進めています。

説明のためのコードや、サンプルコードもありますので、もちろん初心者でも理解できるように表現してあります。

本記事のサンプルコードを活用して機能追加、目的を達成できるように作ってありますので、是非ご活用ください。

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はじめに

C言語のプログラミングスキルを高めるためには、ファイル操作やディレクトリ操作に関する知識が重要となります。

その中でも特に、opendir関数はディレクトリを開く際に使用され、C言語におけるファイルやディレクトリの操作において重要な役割を果たします。

今回の記事では、C言語のopendir関数について、その基本から応用例、エラーハンドリングまで、8つのステップで詳しく解説します。

この記事を通じて、opendir関数の理解を深め、より効果的なコード作成を可能にしましょう。

●C言語とは

C言語は、1972年にAT&Tベル研究所で開発されたプログラミング言語です。

そのシンプルな文法と高いパフォーマンスから、オペレーティングシステムや組み込みシステムの開発に広く用いられています。

C言語はまた、現代の多くのプログラミング言語の基礎ともなっており、C言語を学ぶことは、他のプログラミング言語を理解するための重要な一歩となります。

●opendir関数の基本

C言語におけるopendir関数は、ディレクトリを開くための関数です。

この関数を使用すると、指定したパスのディレクトリを開き、そのディレクトリに対する操作を可能にします。

●opendir関数の使い方

opendir関数の基本的な使用方法は次の通りです。

○サンプルコード1:opendir関数の基本的な使用法

#include <dirent.h>
#include <stdio.h>

int main() {
    DIR *dir;
    dir = opendir("./directory_name");

    if (dir == NULL) {
        printf("ディレクトリが開けませんでした。\n");
        return 1;
    }

    closedir(dir);

    return 0;
}

このコードでは、opendir関数を使ってディレクトリを開くコードを紹介しています。

この例では、opendir関数で”./directory_name”という名前のディレクトリを開き、ディレクトリが開けなかった場合にはエラーメッセージを表示しています。

最後に、closedir関数を使って開いたディレクトリを閉じることが重要です。

opendir関数は、ディレクトリを開くことができると、そのディレクトリに対する情報を持ったDIR構造体のポインタを返します。

もしディレクトリが開けなかった場合(例えば、指定したディレクトリが存在しなかった場合など)、NULLが返されます。

そのため、opendir関数を使った後には必ずその戻り値をチェックし、ディレクトリが正しく開けたかどうかを確認するようにしましょう。

○サンプルコード2:opendir関数を使ったディレクトリの読み込み

#include <dirent.h>
#include <stdio.h>

int main() {
    DIR *dir;
    struct dirent *dp;

    dir = opendir("./directory_name");

    if (dir == NULL) {
        printf("ディレクトリが開けませんでした。\n");
        return 1;
    }

    while ((dp = readdir(dir)) != NULL) {
        printf("%s\n", dp->d_name);
    }

    closedir(dir);

    return 0;
}

このコードでは、opendir関数とreaddir関数を使ってディレクトリ内の全てのファイル名を表示するコードを紹介しています。

この例では、opendir関数でディレクトリを開き、その後readdir関数を使ってディレクトリ内のファイルを一つずつ読み込んでファイル名を表示しています。

readdir関数は、指定したDIR構造体が指すディレクトリ内の次のディレクトリエントリ(ファイルやサブディレクトリなど)を読み込み、その情報を格納したdirent構造体のポインタを返します。

ディレクトリ内の全てのエントリを読み終わった場合、NULLが返されます。

そのため、whileループを使って全てのディレクトリエントリを読み込んでいき、それぞれのファイル名(d_name)を表示しています。

●opendir関数の応用例

opendir関数を使うと、ディレクトリ内のファイルを一つずつ操作することが可能となります。

これにより、例えば、ディレクトリ内の全てのファイル名を表示したり、特定の拡張子を持つファイルだけを操作したりすることができます。

○サンプルコード3:opendirとreaddirを使ったディレクトリ内の全ファイル名の表示

#include <dirent.h>
#include <stdio.h>

int main() {
    DIR *dir;
    struct dirent *dp;

    dir = opendir("./directory_name");

    if (dir == NULL) {
        printf("ディレクトリが開けませんでした。\n");
        return 1;
    }

    while ((dp = readdir(dir)) != NULL) {
        printf("%s\n", dp->d_name);
    }

    closedir(dir);

    return 0;
}

このコードでは、opendir関数とreaddir関数を使ってディレクトリ内の全てのファイル名を表示するコードを紹介しています。

この例では、opendir関数でディレクトリを開き、その後readdir関数を使ってディレクトリ内のファイルを一つずつ読み込んでファイル名を表示しています。

○サンプルコード4:opendirとreaddirを使った特定の拡張子のファイルだけを表示

#include <dirent.h>
#include <stdio.h>
#include <string.h>

int main() {
    DIR *dir;
    struct dirent *dp;

    dir = opendir("./directory_name");

    if (dir == NULL) {
        printf("ディレクトリが開けませんでした。\n");
        return 1;
    }

    while ((dp = readdir(dir)) != NULL) {
        if (strstr(dp->d_name, ".txt") != NULL) {
            printf("%s\n", dp->d_name);
        }
    }

    closedir(dir);

    return 0;
}

このコードでは、opendir関数とreaddir関数を使って特定の拡張子(ここでは”.txt”)を持つファイルだけを表示するコードを紹介しています。

この例では、opendir関数でディレクトリを開き、その後readdir関数を使ってディレクトリ内のファイルを一つずつ読み込み、そのファイル名が”.txt”を含むかどうかをチェックしています。

もし”.txt”を含むファイルであればそのファイル名を表示します。

strstr関数は、第一引数の文字列中に第二引数の文字列が含まれているかをチェックする関数です。

もし含まれていればその開始位置のポインタを、含まれていなければNULLを返します。

そのため、このコードではstrstr関数を使ってファイル名が”.txt”を含むかどうかを判定しています。

●opendir関数のエラーとその対処法

opendir関数を使う際には、いくつかのエラーに遭遇する可能性があります。

その中でも最も一般的なのが、”ディレクトリが開けませんでした”というエラーです。

これは、opendir関数がディレクトリを開くことができなかったときに発生します。

opendir関数がディレクトリを開けない理由はいくつかあります。

たとえば、指定したディレクトリが存在しない場合や、ディレクトリへのアクセス権限がない場合などが考えられます。

このようなエラーを防ぐためには、次のようなエラーハンドリングが重要です。

○サンプルコード5:opendir関数のエラーハンドリング

#include <dirent.h>
#include <stdio.h>

int main() {
    DIR *dir;

    dir = opendir("./directory_name");

    if (dir == NULL) {
        perror("opendir");
        return 1;
    }

    closedir(dir);

    return 0;
}

このコードでは、opendir関数を使った際のエラーハンドリングを紹介しています。

この例では、opendir関数でディレクトリを開く際にエラーが発生したら、perror関数を使ってエラーメッセージを表示します。

perror関数は、引数として与えられた文字列と、現在のエラー状態を表す文字列を組み合わせて標準エラー出力に表示する関数です。

この関数を使うことで、エラーが発生した原因を具体的に知ることができます。

●opendir関数のカスタマイズ方法

opendir関数を更に有効に使うためには、自分自身で新たな関数を作成し、その中でopendir関数を使用するという方法があります。

opendir関数を使った独自のディレクトリ探索関数の作成例を紹介します。

○サンプルコード6:opendir関数を使った独自のディレクトリ探索関数の作成

#include <dirent.h>
#include <stdio.h>
#include <string.h>

void search_files_in_directory(const char *directory_name, const char *extension) {
    DIR *dir;
    struct dirent *dp;

    dir = opendir(directory_name);

    if (dir == NULL) {
        perror("opendir");
        return;
    }

    while ((dp = readdir(dir)) != NULL) {
        if (strstr(dp->d_name, extension) != NULL) {
            printf("%s\n", dp->d_name);
        }
    }

    closedir(dir);
}

int main() {
    search_files_in_directory("./directory_name", ".txt");

    return 0;
}

このコードでは、opendir関数を使って特定のディレクトリ内の特定の拡張子を持つファイルを探す新たな関数search_files_in_directoryを定義しています。

この関数は、ディレクトリ名と拡張子を引数として受け取り、そのディレクトリ内でその拡張子を持つファイルを探し、そのファイル名を表示します。

まとめ

この記事では、C言語のopendir関数について詳しく解説しました。

opendir関数は、ディレクトリを開くための関数であり、これによりディレクトリ内のファイルを読み込んだり、特定の条件を満たすファイルを探したりすることが可能になります。

また、opendir関数を使用する際には、エラーハンドリングが重要であること、そして自分自身で新たな関数を作成することにより、opendir関数の利用範囲を広げることができることも紹介しました。

これからも、C言語のさまざまな関数を使いこなすことで、より効率的なプログラミングを目指しましょう。