CSSで作るハンバーガーメニューの使い方・問題点・応用例まとめ!サンプルコードも紹介

CSSで作るハンバーガーメニューのサンプルコードCSS
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はじめに

ウェブサイトには、ハンバーガーメニューと呼ばれるアイコンがあります。

このアイコンは、スマートフォンなどの小さい画面でメニューを表示するためによく使われます。

CSSを使えば、簡単にハンバーガーメニューを作成できます。

本記事では、CSSでハンバーガーメニューを作る方法や使い方、問題点や対処法、そして応用例を詳しく解説します。

また、サンプルコードも提供しています。

●CSSでのハンバーガーメニューの作り方

ハンバーガーメニューは、3本の横線が重なったアイコンです。

CSSで簡単に作ることができます。

次のようなコードを使用することで、ハンバーガーメニューを作成できます。

<div class="hamburger-menu">
  <span></span>
  <span></span>
  <span></span>
</div>

<style>
.hamburger-menu {
  display: inline-block;
  cursor: pointer;
}

.hamburger-menu span {
  width: 30px;
  height: 4px;
  margin-bottom: 5px;
  display: block;
  background-color: #000;
}

.hamburger-menu span:last-child {
  margin-bottom: 0;
}
</style>

上記のコードは、div要素にhamburger-menuというクラスを付与しています。

そして、その中にspan要素を3つ追加しています。

span要素は、横線を表現するためのものです。

CSSでそれぞれのspan要素にスタイルを設定することで、ハンバーガーメニューを完成させます。

●ハンバーガーメニューの使い方

ハンバーガーメニューは、クリックされるとメニューが表示されるようになっています。

そのため、JavaScriptを使用することで、クリックした際にメニューを表示させることができます。

次のようなコードを使用することで、JavaScriptでハンバーガーメニューを実装することができます。

const hamburger = document.querySelector('.hamburger-menu');
const menu = document.querySelector('.menu');

hamburger.addEventListener('click', () => {
  hamburger.classList.toggle('active');
  menu.classList.toggle('active');
});

上記のコードは、querySelectorメソッドを使用して、ハンバーガーメニューとメニューを取得しています。

そして、addEventListenerメソッドを使用して、ハンバーガーメニューがクリックされた際に実行される関数を設定しています。

この関数では、classListプロパティを使用して、ハンバーガーメニューとメニューにactiveクラスを追加・削除することで、メニューを表示・非表示にしています。

●ハンバーガーメニューの問題点と対処法

ハンバーガーメニューは、小さな画面でメニューを表示するために便利ですが、下記のような問題点もあります。

メニューが隠れていることがわかりにくい

ハンバーガーメニューは、初めて訪れる人にとっては、メニューが隠れていることがわかりにくいかもしれません。

そのため、ハンバーガーメニューのアイコンをわかりやすくするために、以下のような対処法があります。

  • メニューの横に「メニュー」というテキストを追加する
  • ハンバーガーメニューのアイコンの上に矢印を表示する

メニューが長い場合、スクロールが必要になる

メニューが長い場合、スクロールが必要になります。そのため、ハンバーガーメニューをクリックした後、スムーズにスクロールするように次のような対処法があります。

  • スムーズスクロールを実装する

キーボード操作に対応していない

ハンバーガーメニューは、マウスやタッチパッドでの操作に最適化されていますが、キーボード操作に対応していません。

そのため、次のような対処法があります。

  • キーボードで操作可能なようにする(例:Enterキーでメニューを表示する)

●ハンバーガーメニューの応用例

ハンバーガーメニューは、さまざまな応用例があります。

下記に、その中からいくつか紹介します。

アニメーションを追加する

ハンバーガーメニューにアニメーションを追加することで、クリックした際の動きがより洗練されたものになります。

次のようなコードを使用することで、ハンバーガーメニューにアニメーションを追加することができます。

.hamburger-menu span:nth-child(1) {
  transform-origin: 0 0;
}

.hamburger-menu span:nth-child(2) {
  opacity: 1;
}

.hamburger-menu span:nth-child(3) {
  transform-origin: 0 100%;
}

.hamburger-menu.active span:nth-child(1) {
  transform: rotate(45deg);
}

.hamburger-menu.active span:nth-child(2) {
  opacity: 0;
}

.hamburger-menu.active span:nth-child(3) {
  transform: rotate(-45deg);
}

上記のコードでは、アニメーションを実現するためにtransformプロパティやopacityプロパティを使用しています。

activeクラスが追加された場合には、横線が斜めになってアニメーションが実行されます。

ハンバーガーメニューを右側に配置する

ハンバーガーメニューは、通常は左側に配置されていますが、右側に配置することもできます。

次のようなコードを使用することで、ハンバーガーメニューを右側に配置することができます。

.hamburger-menu {
  position: fixed;
  top: 20px;
  right: 20px;
}

上記のコードでは、positionプロパティを使用して、要素を固定位置に配置しています。

また、topプロパティやrightプロパティを使用して、要素を右上に配置しています。

ハンバーガーメニューにアイコンを追加する

ハンバーガーメニューにアイコンを追加することで、より見た目が良くなります。

次のようなコードを使用することで、ハンバーガーメニューにアイコンを追加することができます。

<div class="hamburger-menu">
  <span class="icon"></span>
  <span></span>
  <span></span>
</div>

<style>
.hamburger-menu {
  display: inline-block;
  cursor: pointer;
}

.hamburger-menu .icon {
  width: 30px;
  height: 30px;
  background-image: url('hamburger-icon.png');
  background-size: contain;
}

.hamburger-menu span {
  width: 30px;
  height: 4px;
  margin-bottom: 5px;
  display: block;
  background-color: #000;
}

.hamburger-menu span:last-child {
  margin-bottom: 0;
}
</style>

上記のコードでは、span要素の先頭にiconクラスを追加し、その中にアイコン画像を表示させています。

また、CSSで画像サイズを設定することで、画像が適切に表示されるようにしています。

まとめ

本記事では、CSSを使って簡単にハンバーガーメニューを作成する方法や、その使い方、問題点と対処法、応用例を詳しく解説しました。

ハンバーガーメニューは、ウェブサイトの見た目を洗練されたものにすることができるだけでなく、小さな画面でもメニューをスムーズに表示することができるため、重要な要素の一つといえます。

本記事を参考に、自分のウェブサイトにハンバーガーメニューを実装してみてはいかがでしょうか。