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【C言語の鍵】特定の文字を受け取ったらプログラムを終了する方法5選

C言語を使い、特定の文字を入力した際にプログラムを終了させる方法を図解したイメージ C言語
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この記事では、プログラムの基礎知識を前提に話を進めています。

説明のためのコードや、サンプルコードもありますので、もちろん初心者でも理解できるように表現してあります。

本記事のサンプルコードを活用して機能追加、目的を達成できるように作ってありますので、是非ご活用ください。

※この記事は、一般的にプロフェッショナルの指標とされる『実務経験10,000時間以上』を満たす現役のプログラマチームによって監修されています。

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はじめに

C言語の特性として、プログラムの動作を特定の文字入力によって制御することができます。

これはユーザーとの対話的な操作に対応するため、あるいは特定の状況下でプログラムを終了させるために非常に役立ちます。

この記事では、特定の文字が入力されたときにC言語のプログラムを終了させる5つの手法を紹介します。

それぞれの方法についてのサンプルコードとその詳細な説明、そして注意点やカスタマイズの例を提供します。

C言語の初心者でも理解しやすいように、手順を一つ一つ詳しく解説していきます。

●C言語とは

C言語は1972年にAT&Tベル研究所のデニス・リッチーによって開発されたプログラミング言語で、システムプログラミングや組み込みシステムの開発に広く使用されています。

構文の簡潔さと汎用性、そして高いパフォーマンスが特徴となっており、さまざまなプラットフォームで対応することができます。

●特定の文字が入力されたときに終了するプログラムの基本概念

プログラムは、ユーザーからの入力を受け取り、それに応じて様々な処理を行います。

特に、C言語では、ユーザーからの特定の文字入力に対して、プログラムを終了するという操作を可能にすることができます。

これは、scanfなどの関数を使用してユーザーからの入力を読み取り、それが特定の文字であるかどうかを確認することで実現します。

特定の文字が入力された場合には、プログラムを終了させるためにexit関数を呼び出します。

●C言語で特定の文字が入力されたらプログラムを終了させる手法

C言語には、特定の文字が入力されたらプログラムを終了させるためのいくつかの手法が存在します。

次のセクションでは、その中から5つの手法を取り上げ、具体的な実装方法を解説します。

○方法1:if文を使用する

特定の文字が入力されたらプログラムを終了する最も直接的な方法は、if文を使って入力をチェックすることです。

この手法では、ユーザーからの入力を一文字ずつ読み込み、それが特定の文字と一致するかどうかを確認します。

○方法2:switch文を使用する

switch文を使用すると、複数の文字を効率的にチェックすることができます。

特定の文字のいずれかが入力されたときにプログラムを終了させる場合、この手法が有効です。

○方法3:関数を使用する

関数を作成し、その中で入力チェックを行うことも可能です。

これにより、入力チェックのロジックを一箇所にまとめることができます。

○方法4:ポインタを利用する

C言語のポインタを使用することで、文字列全体を一度にチェックすることも可能です。

この手法は、一連の文字列の中に特定の文字が存在するかどうかを調べる場合に有効です。

○方法5:ファイル入力を用いる

ユーザー入力だけでなく、ファイルからの入力をチェックすることも可能です。

これは、特定の文字が含まれる行を見つけ出す場合や、特定の文字が含まれるファイルを探す場合などに使用します。

●各方法のサンプルコード

ここでは5つの異なる方法を用いて特定の文字が入力されたらプログラムを終了させる、具体的なサンプルコードを提供します。

それぞれのコードには詳細な解説を加えていますので、どのように機能するのか、またそれぞれのコードがどのような状況で最適なのか理解する手助けとなるでしょう。

○サンプルコード1:if文を使用した方法

まず最初に、C言語で一般的に使用される制御文であるif文を使った方法を説明します。

このコードは、特定の文字が入力されたときにプログラムを終了させる役割を果たします。

この例では、「q」が入力されるとプログラムが終了します。

#include <stdio.h>

int main() {
    char input;

    printf("文字を入力してください('q'を入力すると終了します):");
    scanf("%c", &input);

    if (input == 'q') {
        printf("終了します。\n");
        return 0;
    }

    printf("入力した文字:%c\n", input);
    return 0;
}

このコードでは、まず文字を入力するようにユーザーに促します。

入力された文字が’q’であるかどうかを判定するためにif文が使われています。

‘q’が入力された場合、プログラムは終了します。

それ以外の場合、入力された文字が表示され、プログラムは終了します。

○サンプルコード2:switch文を使用した方法

次に、switch文を使用した方法を見ていきましょう。

ここでも特定の文字が入力されたときにプログラムが終了しますが、この例では「s」を使用します。

#include <stdio.h>

int main() {
    char input;

    printf("文字を入力してください('s'を入力すると終了します):");
    scanf("%c", &input);

    switch (input) {
        case 's':
            printf("終了します。\n");
            return 0;
        default:
            printf("入力した文字:%c\n", input);
            return 0;
    }
}

このコードでは、switch文が特定の文字が入力された場合のプログラムの動作を決定します。

「s」が入力された場合、プログラムは終了します。それ以外の文字が入力された場合、その文字が表示され、プログラムは終了します。

○サンプルコード3:関数を使用した方法

関数を使用することで、特定の文字が入力されたときにプログラムを終了させる方法もあります。

この方法では、関数の中で入力を確認し、終了条件に一致するかどうかを判断します。

この例では、「f」が入力された場合にプログラムが終了します。

#include <stdio.h>

void check_input(char input) {
    if (input == 'f') {
        printf("終了します。\n");
        exit(0);
    }
}

int main() {
    char input;

    printf("文字を入力してください('f'を入力すると終了します):");
    scanf("%c", &input);

    check_input(input);

    printf("入力した文字:%c\n", input);
    return 0;
}

このコードでは、関数check_inputが特定の文字が入力されたときのプログラムの動作を制御します。

「f」が入力された場合、関数内部でexit(0)が呼び出され、プログラムは終了します。

それ以外の文字が入力された場合、その文字が表示され、プログラムは終了します。

○サンプルコード4:ポインタを利用した方法

ポインタを使用して特定の文字が入力されたときにプログラムを終了させる方法もあります。

ポインタは、直接変数のアドレスを操作するための強力なツールで、この例では、「p」が入力された場合にプログラムが終了します。

#include <stdio.h>

int main() {
    char input;
    char *p_input = &input;

    printf("文字を入力してください('p'を入力すると終了します):");
    scanf("%c", p_input);

    if (*p_input == 'p') {
        printf("終了します。\n");
        return 0;
    }

    printf("入力した文字:%c\n", *p_input);
    return 0;
}

このコードでは、ポインタp_inputを用いて入力を直接管理しています。

「p」が入力された場合、プログラムは終了します。

それ以外の文字が入力された場合、その文字が表示され、プログラムは終了します。

○サンプルコード5:ファイル入力を用いる方法

最後に、ファイルからの入力を用いて特定の文字が入力されたときにプログラムを終了させる方法を見ていきましょう。

この例では、「x」がファイルから読み込まれた場合にプログラムが終了します。

#include <stdio.h>

int main() {
    char input;
    FILE *file = fopen("input.txt", "r");

    if (file == NULL) {
        printf("ファイルが開けません。\n");
        return 1;
    }

    fscanf(file, "%c", &input);
    fclose(file);

    if (input == 'x') {
        printf("終了します。\n");
        return 0;
    }

    printf("読み込んだ文字:%c\n", input);
    return 0;
}

このコードでは、input.txtという名前のファイルから文字を読み込みます。

読み込んだ文字が’x’であるかどうかを判定するためにif文が使われています。

‘x’が読み込まれた場合、プログラムは終了します。

それ以外の場合、読み込んだ文字が表示され、プログラムは終了します。

これら5つの方法は、あくまで一例であり、それぞれの状況により最適な方法が異なる可能性があります。

それぞれの方法の利点と欠点を理解し、自分のニーズに最も適した方法を選択することが重要です。

●詳細な対処法と注意点

それでは、C言語で特定の文字が入力されたらプログラムを終了させる5つの方法の詳細な対処法と注意点について解説します。

各方法にはその特性と利用する上での注意点があるため、それぞれを理解し、最適な方法を選択することが重要です。

○方法1:if文を使用する

この方法では、if文を使用して特定の文字が入力されたかどうかを判定します。

#include <stdio.h>

int main() {
    char input;
    scanf("%c", &input);

    if(input == 'x') {
        return 0;
    }

    printf("読み込んだ文字:%c\n", input);
    return 0;
}

このコードではscanf関数を使ってユーザーからの入力を読み込んでいます。

そして、if文で入力された文字が’x’であるかどうかを判定しています。

‘x’が入力された場合、即座にreturn 0;を実行してプログラムを終了します。

それ以外の場合、読み込んだ文字が表示され、プログラムはそのまま終了します。

注意点として、この方法では特定の文字が読み込まれるまでプログラムは停止します。

つまり、プログラムが特定の文字を待つ間、他の処理を行うことはできません。

この点を考慮に入れて使用することが必要です。

○方法2:switch文を使用する

次に、switch文を使用する方法について説明します。

#include <stdio.h>

int main() {
    char input;
    scanf("%c", &input);

    switch(input) {
        case 'x':
            return 0;
        default:
            printf("読み込んだ文字:%c\n", input);
            return 0;
    }
}

このコードでは、if文の代わりにswitch文を使用して特定の文字を判定しています。

この場合、’x’が入力されるとプログラムは終了します。

それ以外の文字が入力された場合、その文字が表示され、プログラムは終了します。

注意点として、switch文を使用する場合、条件が多くなるとコードが複雑になりやすい点が挙げられます。

そのため、条件が多くなる場合には、適切にコードを整理する必要があります。

○方法3:関数を使用する

関数を使用する方法もあります。

#include <stdio.h>

void exit_if_x(char input) {
    if(input == 'x') {
        exit(0);
    }
}

int main() {
    char input;
    scanf("%c", &input);

    exit_if_x(input);

    printf("読み込んだ文字:%c\n", input);
    return 0;
}

このコードでは、exit_if_xという関数を定義し、その中で特定の文字を判定しています。

main関数内でこの関数を呼び出し、引数にユーザーからの入力を渡しています。

関数内で’x’が判定された場合、exit(0)を呼び出してプログラムを終了させています。

注意点として、関数を使用する場合、関数の定義や呼び出しに関する知識が必要となります。

また、exit関数を使うことでプログラム全体を終了させることができますが、これはmain関数のreturnとは働きが異なりますので、注意が必要です。

具体的には、exit関数は呼び出された瞬間にプログラム全体を終了させますが、returnは現在の関数の実行を終了させます。

○方法4:ポインタを利用する

ポインタを利用する方法もあります。

#include <stdio.h>

int main() {
    char input;
    char *p = &input;
    scanf("%c", p);

    if(*p == 'x') {
        return 0;
    }

    printf("読み込んだ文字:%c\n", input);
    return 0;
}

このコードではポインタpを定義し、そのポインタを通じてユーザーからの入力を読み込んでいます。

そして、ポインタを通じて読み込んだ値が’x’であるかどうかを判定し、’x’であればプログラムを終了させています。

注意点として、ポインタを使用する場合、ポインタの理解と扱いが必要になります。

ポインタはその使い方によっては非常に強力なツールとなりますが、同時に誤った扱いはプログラムのバグを引き起こす可能性があります。

そのため、ポインタを用いた方法を選択する際には、ポインタの動作を理解した上で使用することが重要です。

○方法5:ファイル入力を用いる

最後に、ファイル入力を用いる方法について説明します。

#include <stdio.h>

int main() {
    char input;
    FILE *file = fopen("input.txt", "r");

    if(file == NULL) {


        printf("ファイルが開けません。\n");
        return 1;
    }

    fscanf(file, "%c", &input);

    if(input == 'x') {
        fclose(file);
        return 0;
    }

    printf("読み込んだ文字:%c\n", input);
    fclose(file);
    return 0;
}

このコードでは、fopen関数で”input.txt”という名前のファイルを読み込みモードで開き、そのファイルポインタをfileとしています。

そして、fscanf関数でファイルから一文字を読み込み、その文字が’x’であるかどうかを判定しています。

‘x’であれば、ファイルを閉じてプログラムを終了させています。

注意点として、ファイル入力を使用する場合、対象となるファイルが存在しないとエラーとなります。

また、ファイルを開いた後は必ず閉じることが重要です。

ファイルを開きっぱなしにすると、他のプログラムからそのファイルを開けなくなる場合があります。

●各方法のカスタマイズと応用例

ここでは、先ほど紹介した5つの方法を応用やカスタマイズした例を紹介します。

どの方法も基本的な概念を理解した上で、少しの工夫を加えることで、様々な状況に対応することができます。

○方法1の応用例:複数の特定の文字を判定する

先ほどのif文を使用する方法では、1つの文字’x’を判定しましたが、複数の文字を判定することも可能です。

下記のコードは、’x’または’y’が入力されたらプログラムを終了する例です。

#include <stdio.h>

int main() {
    char input;
    printf("文字を入力してください:");
    scanf("%c", &input);

    if(input == 'x' || input == 'y') {
        printf("プログラムを終了します。\n");
        return 0;
    }

    printf("入力された文字:%c\n", input);
    return 0;
}

このコードでは、論理演算子’||’(OR)を使っています。

これにより、’x’または’y’のいずれかが入力された場合にプログラムを終了させることができます。

○方法2のカスタマイズ例:範囲指定で文字を判定する

switch文を用いることで、特定の文字だけでなく、文字の範囲を指定して判定することも可能です。

例えば、下記のコードは、アルファベットの小文字が入力された場合にプログラムを終了させる例です。

#include <stdio.h>

int main() {
    char input;
    printf("文字を入力してください:");
    scanf("%c", &input);

    if(input >= 'a' && input <= 'z') {
        printf("プログラムを終了します。\n");
        return 0;
    }

    printf("入力された文字:%c\n", input);
    return 0;
}

このコードでは、比較演算子’>’と'<‘を用いて、入力文字が’a’以上(そして)’z’以下であるかどうかを判定しています。

これにより、アルファベットの小文字が入力された場合にプログラムを終了させることができます。

○方法3の応用例:別の関数を呼び出す

特定の文字が入力された時にプログラムを終了させるだけでなく、別の関数を呼び出すことも可能です。

下記のコードは、’x’が入力された時に別の関数を呼び出す例です。

#include <stdio.h>

void printMessage() {
    printf("特定の文字が入力されました。\n");
}

int main() {
    char input;
    printf("文字を入力してください:");
    scanf("%c", &input);

    if(input == 'x') {
        printMessage();
        return 0;
    }

    printf("入力された文字:%c\n", input);
    return 0;
}

このコードでは、printMessageという関数を作成し、’x’が入力された時にこの関数を呼び出します。

これにより、特定の文字が入力された際にメッセージを表示するなど、柔軟に対応することができます。

○方法4のカスタマイズ例:ポインタと配列を組み合わせる

ポインタを利用する方法では、特定の文字が入力されるとプログラムを終了させました。

この手法をさらに発展させ、ポインタと配列を組み合わせることで、複数の文字を一度に判定することも可能です。

下記のコードは、入力された文字が’a’, ‘b’, ‘c’のいずれかである場合にプログラムを終了させる例です。

#include <stdio.h>

int main() {
    char input;
    char specialChars[] = {'a', 'b', 'c'};
    char *p = specialChars;

    printf("文字を入力してください:");
    scanf("%c", &input);

    for(int i = 0; i < 3; i++) {
        if(input == *(p + i)) {
            printf("プログラムを終了します。\n");
            return 0;
        }
    }

    printf("入力された文字:%c\n", input);
    return 0;
}

このコードでは、特定の文字を格納した配列specialCharsと、その配列の先頭アドレスを指すポインタpを定義しています。

そして、for文を使って、ポインタを用いて配列の各要素を参照し、入力された文字と比較します。

○方法5の応用例:特定の文字列を判定する

ファイル入力を用いる方法では、一文字を判定しましたが、特定の文字列がファイルに存在するかどうかを判定することも可能です。

下記のコードは、”exit”という文字列がファイルに存在する場合にプログラムを終了させる例です。

#include <stdio.h>
#include <string.h>

int main() {
    FILE *file;
    char input[5];

    file = fopen("input.txt", "r");
    if (file == NULL) {
        printf("ファイルが開けません。\n");
        return 1;
    }

    fscanf(file, "%s", input);

    if(strcmp(input, "exit") == 0) {
        fclose(file);
        return 0;
    }

    printf("ファイルの内容:%s\n", input);
    fclose(file);
    return 0;
}

このコードでは、strcmp関数を用いて、入力された文字列が”exit”と一致するかどうかを判定しています。

これにより、特定の文字列がファイルに存在する場合にプログラムを終了させることができます。

これらのカスタマイズと応用例を理解し、適応させることで、C言語を使ったプログラム制御の幅が広がります。

それぞれの方法が異なる状況で役立つため、適切な方法を選んで活用しましょう。

まとめ

この記事では、C言語で特定の文字を入力するとプログラムを終了させる5つの手法を紹介しました。

それぞれの方法には特徴と適用例があり、またそれぞれをカスタマイズすることで、さまざまな要求に対応することが可能です。

これらの手法を理解し、適用することで、プログラムの柔軟性とコントロール性が向上します。

これらのテクニックを使って、より質の高いC言語プログラミングを行いましょう。

これで、C言語で特定の文字を入力するとプログラムを終了させる方法の解説を終わります。

この知識が、あなたのプログラミングスキル向上の一助となることを願っています。