初心者から上級者まで!C++で学ぶシリアル通信の基礎から応用まで5選 – JPSM

初心者から上級者まで!C++で学ぶシリアル通信の基礎から応用まで5選

C++でシリアル通信を学ぶ人のイメージC++
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はじめに

C++を学ぶ上で、シリアル通信は重要なトピックの一つです。

この記事では、初心者でも理解しやすいようにC++を使ったシリアル通信の基礎から応用までを段階的に解説します。

シリアル通信とは、データをビット列として一列に並べて伝送する通信方法のことを指します。

この記事を通して、C++でシリアル通信を行う方法、それに伴う基本的なコンセプト、さらには応用的な技術までを網羅的に解説します。

●C++とシリアル通信の基本

C++とは、高機能でありながらも操作が複雑なプログラミング言語の一つです。

C++を使用することで、ハードウェアに近いレベルでの制御が可能となり、シリアル通信のような低レベルの通信操作にも対応できます。

C++はその性能の高さから、システムプログラミングや組み込みシステム開発にもよく用いられます。

○C++とは

C++は、C言語をベースにオブジェクト指向機能を加えたプログラミング言語です。

C++は、そのパワフルさと柔軟性から幅広い用途で使用されており、システムプログラミング、ゲーム開発、ソフトウェア開発など、様々な分野で活用されています。

また、C++はハードウェアに近い低レベルのプログラミングも可能であり、シリアル通信を含む各種通信手段に対応できるのが特徴です。

○シリアル通信の概念

シリアル通信とは、データを1ビットずつ順番に送信する通信方法です。

通信速度は比較的遅いですが、単純な配線で済み、コストも低いため、小型デバイスやセンサーとの通信に広く用いられています。

シリアル通信は、コンピュータと周辺機器との接続にもよく使われ、特に組み込みシステムやIoTデバイスにおいて重要な役割を果たします。

○C++とシリアル通信の関連性

C++でのシリアル通信プログラミングは、直接ハードウェアレベルの制御が可能なため、高度なシリアル通信の実装に適しています。

C++を使うことで、送受信データの管理、通信速度の制御、エラーハンドリングなど、シリアル通信に必要な機能を効率的に実装することができます。

また、C++のライブラリやフレームワークを活用することで、より複雑な通信プロトコルやデータ処理も行えるようになります。

●C++によるシリアル通信の基本的な設定

C++でシリアル通信を行うための基本的な設定について解説します。

シリアル通信を効果的に行うには、適切な開発環境の設定と、必要なライブラリの理解が不可欠です。

ここでは、C++におけるシリアル通信のための初期設定方法に焦点を当てて説明します。

○開発環境の設定

C++でシリアル通信を行うには、適切な開発環境が必要です。

まず、C++のコンパイラと開発環境を準備します。

WindowsではVisual Studio、LinuxではGCCやClangが一般的です。

また、シリアル通信を行うためには、対応するハードウェア(シリアルポートを持つデバイスやUSB-シリアル変換アダプタ)が必要です。

これらのハードウェアが正しくPCに接続され、適切なドライバがインストールされていることを確認します。

○基本的なシリアルライブラリの紹介

C++でシリアル通信を容易に実装するためには、専用のライブラリを利用するのが一般的です。

例えば、Boost.Asioやlibserialportなどがよく使用されます。

これらのライブラリを利用することで、シリアルポートのオープン、設定、データの送受信などを簡単に行うことができます。

ライブラリの選定には、プロジェクトの要件や対応している機能、プラットフォームの互換性などを考慮して行います。

○シリアル通信の基本的なコード構造

シリアル通信の基本的なコード構造について説明します。

C++でシリアル通信を行う基本的な流れは、下記のようになります。

  1. シリアルポートを開く
  2. シリアルポートの設定(ボーレート、パリティ、ストップビットなど)を行う
  3. データの送受信を行う
  4. シリアルポートを閉じる

この流れに沿って、C++でシリアル通信を行う最も基本的なコードの構造を作成します。

ここでは具体的なコード例は示しませんが、ライブラリを利用する際には、そのライブラリのドキュメントやサンプルコードを参照して、適切なコードを作成することが重要です。

また、エラーハンドリングを適切に行うことで、通信の信頼性を高めることができます。

●シリアル通信のサンプルコード

ここでは、C++を使用したシリアル通信の具体的なサンプルコードを紹介します。

これらのコードを通じて、C++でシリアル通信を行う際の基本的なアプローチを理解し、実際のプロジェクトに応用することができます。

○サンプルコード1:基本的なデータ送受信

まず、最も基本的なデータの送受信を行うサンプルコードを見てみましょう。

このコードは、シリアルポートを開き、簡単な文字列を送信し、応答を受け取る基本的な流れを表しています。

#include <iostream>
#include <boost/asio.hpp>

using namespace boost::asio;
using std::string;
using std::cout;
using std::endl;

int main() {
    io_service io;
    serial_port serial(io, "/dev/ttyUSB0");
    serial.set_option(serial_port_base::baud_rate(9600));

    // 文字列を送信
    string msg = "Hello, Serial!";
    write(serial, buffer(msg));

    // 応答を受け取る
    char reply[100];
    read(serial, buffer(reply, 100));
    cout << "Received: " << reply << endl;

    return 0;
}

このコードでは、Boost.Asioライブラリを用いてシリアルポートを操作しています。

“/dev/ttyUSB0″はシリアルポートのデバイス名であり、システムによって異なる場合があります。

○サンプルコード2:エラーハンドリング

次に、エラーハンドリングを組み込んだサンプルコードを紹介します。

シリアル通信では、様々な理由でエラーが発生する可能性があるため、適切なエラーハンドリングは重要です。

#include <iostream>
#include <boost/asio.hpp>
#include <boost/system/error_code.hpp>

using namespace boost::asio;
using boost::system::error_code;
using std::string;
using std::cout;
using std::endl;

int main() {
    io_service io;
    serial_port serial(io);
    error_code ec;

    // シリアルポートを開く
    serial.open("/dev/ttyUSB0", ec);
    if (ec) {
        cout << "Error opening serial port: " << ec.message() << endl;
        return 1;
    }

    serial.set_option(serial_port_base::baud_rate(9600));

    // エラーをチェックしながらデータを送受信
    string msg = "Hello, Serial!";
    write(serial, buffer(msg), ec);
    if (ec) {
        cout << "Error writing to serial port: " << ec.message() << endl;
        return 1;
    }

    char reply[100];
    read(serial, buffer(reply, 100), ec);
    if (ec) {
        cout << "Error reading from serial port: " << ec.message() << endl;
        return 1;
    }

    cout << "Received: " << reply << endl;

    return 0;
}

このコードでは、Boost.Asioのエラーコードを使用して、各操作でエラーが発生した場合にメッセージを出力し、プログラムを終了しています。

○サンプルコード3:非同期通信の実装

非同期通信を行うサンプルコードを見てみましょう。

非同期通信では、プログラムがブロックされることなく、他の処理を続行できます。

これは、リアルタイムでのデータ処理や、複数のタスクを同時に処理する場合に有用です。

#include <iostream>
#include <boost/asio.hpp>
#include <boost/bind.hpp>

using namespace boost::asio;
using std::string;
using std::cout;
using std::endl;

void read_handler(const boost::system::error_code &ec, std::size_t bytes_transferred) {
    if (!ec) {
        cout << "Received data" << endl;
    }
}

int main() {
    io_service io;
    serial_port serial(io, "/dev/ttyUSB0");
    serial.set_option(serial_port_base::baud_rate(9600));

    char reply[100];
    async_read(serial, buffer(reply, 100), read_handler);

    io.run();

    return 0;
}

このコードでは、async_read関数を用いて非同期でデータの読み取りを行っています。

読み取りが完了した際にはread_handler関数が呼び出されます。

非同期処理を行うためには、io_servicerunメソッドを呼び出す必要があります。

○サンプルコード4:データフォーマットと解析

シリアル通信では、送受信するデータのフォーマットと解析が重要です。

ここでは、特定のフォーマットを持つデータを送信し、受信側でそのデータを解析するサンプルコードを紹介します。

例えば、センサーからのデータを受信し、それを解析する場合を考えましょう。

#include <iostream>
#include <boost/asio.hpp>
#include <sstream>
#include <vector>

using namespace boost::asio;
using std::string;
using std::cout;
using std::endl;
using std::stringstream;
using std::vector;

int main() {
    io_service io;
    serial_port serial(io, "/dev/ttyUSB0");
    serial.set_option(serial_port_base::baud_rate(9600));

    // センサーデータの受信
    char reply[100];
    read(serial, buffer(reply, 100));
    string data(reply);

    // データの解析
    stringstream ss(data);
    string token;
    vector<string> tokens;
    while (getline(ss, token, ',')) {
        tokens.push_back(token);
    }

    // 解析したデータの表示
    for (const auto& t : tokens) {
        cout << t << endl;
    }

    return 0;
}

このコードでは、カンマ区切りのデータを受信し、stringstreamを使用してデータを解析しています。

解析された各データはvectorに格納され、その内容が表示されます。

○サンプルコード5:複数デバイスとの通信

複数のデバイスとのシリアル通信を行う場合、各デバイスを識別し、それぞれに対して適切にデータを送受信する必要があります。

ここでは、複数のデバイスとの通信を行うサンプルコードを紹介します。

#include <iostream>
#include <boost/asio.hpp>
#include <map>

using namespace boost::asio;
using std::string;
using std::cout;
using std::endl;
using std::map;

int main() {
    io_service io;
    map<string, serial_port> devices;

    // デバイスの追加
    devices["device1"] = serial_port(io, "/dev/ttyUSB0");
    devices["device2"] = serial_port(io, "/dev/ttyUSB1");

    // 各デバイスの設定
    for (auto& pair : devices) {
        pair.second.set_option(serial_port_base::baud_rate(9600));
    }

    // デバイスごとにデータ送受信
    for (auto& pair : devices) {
        string msg = "Hello, " + pair.first;
        write(pair.second, buffer(msg));

        char reply[100];
        read(pair.second, buffer(reply, 100));
        cout << pair.first << " received: " << reply << endl;
    }

    return 0;
}

このコードでは、mapを使用して複数のデバイスを管理しています。

各デバイスには固有の名前(例:device1、device2)が割り当てられ、それぞれに対してメッセージを送信し、応答を受信しています。

●シリアル通信の応用例

C++を使用したシリアル通信は多岐にわたる応用が可能です。

ここでは、特に実用的な応用例をいくつか紹介し、それぞれに対するサンプルコードを表しています。

これらの応用例は、シリアル通信の概念を理解し、より高度なプロジェクトに取り組む際の参考になるでしょう。

○サンプルコード6:IoTデバイスへの応用

IoTデバイスとの通信は、シリアル通信の重要な応用例の一つです。

センサーからのデータ収集や制御信号の送信など、様々な用途に利用できます。

ここでは、IoTデバイスからデータを受信するためのサンプルコードを紹介します。

#include <iostream>
#include <boost/asio.hpp>

using namespace boost::asio;
using std::string;
using std::cout;
using std::endl;

int main() {
    io_service io;
    serial_port serial(io, "/dev/ttyUSB0");
    serial.set_option(serial_port_base::baud_rate(9600));

    char data[100];
    read(serial, buffer(data, 100));
    cout << "Received data from IoT device: " << data << endl;

    return 0;
}

このコードでは、指定されたシリアルポートを通じてIoTデバイスからデータを受信し、それをコンソールに表示しています。

デバイスや目的に応じて、受信したデータの処理方法を変更することができます。

○サンプルコード7:GUIとの統合

シリアル通信をグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)と統合することで、ユーザーフレンドリーなアプリケーションを作成することができます。

ここでは、シリアル通信を行い、結果をGUIで表示する基本的なサンプルコードを紹介します。

#include <iostream>
#include <boost/asio.hpp>
#include <FL/Fl.H>
#include <FL/Fl_Window.H>
#include <FL/Fl_Box.H>

using namespace boost::asio;
using std::string;
using std::cout;
using std::endl;

int main() {
    // シリアル通信の設定
    io_service io;
    serial_port serial(io, "/dev/ttyUSB0");
    serial.set_option(serial_port_base::baud_rate(9600));

    char data[100];
    read(serial, buffer(data, 100));

    // GUIの設定
    Fl_Window window(200, 200, "Serial Data");
    Fl_Box box(0,0,200,200, data);
    window.show();

    return Fl::run();
}

このコードでは、FLTKライブラリを使用してシンプルなウィンドウにシリアル通信で受け取ったデータを表示しています。

FLTKはC++でGUIアプリケーションを作成するためのライブラリの一つです。

○サンプルコード8:高度なデータ処理

C++によるシリアル通信は、データ処理の自動化や最適化にも応用できます。

例えば、受信したデータをリアルタイムで解析し、特定の条件に基づいてアクションを起こすなどの処理が可能です。

ここでは、シリアルポートからデータを受信し、特定のフォーマットに基づいて解析するサンプルコードを紹介します。

#include <iostream>
#include <boost/asio.hpp>
#include <sstream>
#include <vector>

using namespace boost::asio;
using std::string;
using std::cout;
using std::endl;
using std::stringstream;
using std::vector;

int main() {
    io_service io;
    serial_port serial(io, "/dev/ttyUSB0");
    serial.set_option(serial_port_base::baud_rate(9600));

    char data[1024];
    read(serial, buffer(data, 1024));
    stringstream ss(data);

    string value;
    vector<string> parsedData;
    while (getline(ss, value, ',')) {
        parsedData.push_back(value);
    }

    // 解析されたデータを処理
    for (const auto& val : parsedData) {
        cout << "Parsed value: " << val << endl;
    }

    return 0;
}

このコードは、カンマ区切りのデータを受信し、各値をベクトルに保存しています。

その後、保存したデータを一つずつ出力しています。

このような処理は、センサーデータの解析やデータログの作成に応用できます。

○サンプルコード9:ネットワーク経由でのシリアル通信

C++でのシリアル通信はネットワークを介して行うことも可能です。

これにより、リモートデバイスとの間でデータをやり取りすることができます。

ここでは、TCP/IPを通じてシリアルデバイスにアクセスし、データを送受信するサンプルコードを紹介します。

#include <iostream>
#include <boost/asio.hpp>
#include <boost/array.hpp>

using namespace boost::asio;
using ip::tcp;
using std::string;
using std::cout;
using std::endl;

int main() {
    io_service io;
    tcp::resolver resolver(io);
    tcp::resolver::query query("example.com", "serial");
    tcp::resolver::iterator endpoint_iterator = resolver.resolve(query);
    tcp::socket socket(io);
    connect(socket, endpoint_iterator);

    // データを送信
    string msg = "Hello, Serial over TCP!";
    write(socket, buffer(msg));

    // レスポンスを受信
    boost::array<char, 128> reply;
    size_t reply_length = socket.read_some(buffer(reply, 128));
    cout << "Received: " << string(reply.data(), reply_length) << endl;

    return 0;
}

このコードでは、TCPソケットを介してリモートのシリアルデバイスにメッセージを送信し、レスポンスを受信しています。

この方法を用いることで、インターネットを介して任意の場所からデバイスを制御したり、データを収集したりすることが可能になります。

●注意点と対処法

C++を使用したシリアル通信においては、いくつかの重要な注意点があります。

これらを理解し、適切な対処法を講じることで、より効率的かつ安全な通信が実現できます。

○ハードウェアの選択と設定

ハードウェアの選択は、シリアル通信の成功に不可欠です。適切なシリアルポートやコネクタ、必要に応じて変換アダプタの選択が重要です。

また、ハードウェアの設定も重要で、ボーレート、パリティ、ストップビットなどの設定を正確に行う必要があります。

これらの設定は、通信するデバイス間で一致していることが不可欠です。

○データ整合性とセキュリティ

シリアル通信におけるデータの整合性は、正確な通信を保証するために重要です。

エラーチェック機構を利用して、送受信データの正確さを確認することが推奨されます。

また、セキュリティ面では、機密データの暗号化や、不正アクセス対策を施すことが重要です。

○パフォーマンスと最適化のためのヒント

シリアル通信のパフォーマンスと最適化に関しては、いくつかのヒントがあります。

まず、データ転送の効率を高めるために、不要なデータの削減や適切なデータ圧縮技術の利用を検討します。

また、プログラムの最適化によって、処理速度の向上を図ることも重要です。

例えば、非同期通信の利用や、複数のスレッドやプロセスを使った並行処理が有効です。

●C++でのシリアル通信のカスタマイズ方法

C++におけるシリアル通信のカスタマイズは、プロジェクトの特定のニーズに合わせて通信プロトコルやデータ処理を最適化することを意味します。

ここでは、C++でのシリアル通信をカスタマイズする方法について詳しく見ていきましょう。

○ライブラリの選択とカスタマイズ

C++でシリアル通信を行う際、様々なライブラリが利用可能です。

Boost.Asioやlibserialportなどが一般的ですが、プロジェクトの要件に応じて適切なライブラリを選択することが重要です。

また、必要に応じてライブラリのソースコードをカスタマイズすることで、特定の機能を追加したり、パフォーマンスを向上させたりすることもできます。

○アプリケーション固有の要件への対応

シリアル通信を利用するアプリケーションは多岐にわたるため、それぞれ固有の要件があります。

例えば、リアルタイム性が要求されるアプリケーションでは、通信の遅延を最小限に抑えることが重要です。

また、データの量が多い場合は、効率的なバッファリングやデータ処理のアルゴリズムが必要になるでしょう。

○高度な機能の統合と拡張

C++におけるシリアル通信のカスタマイズでは、高度な機能の統合や拡張も重要です。

たとえば、マルチスレッド処理を導入することで、データの送受信と同時に他の処理を行うことができます。

また、ネットワーク機能と組み合わせることで、リモートデバイスとの通信を実現することも可能です。

まとめ

C++を使用したシリアル通信は、その多様性と柔軟性により、幅広いアプリケーションに適用可能です。

本記事では、C++におけるシリアル通信の基本から応用技術、さらにはカスタマイズ方法までを詳細に解説しました。

サンプルコードを用いた実践的な解説を通じて、読者がC++でのシリアル通信の理解を深め、自身のプロジェクトに応用できることを願っています。