JavaScriptとXPathを完全解説!使い方5選と応用例5選 – JPSM

JavaScriptとXPathを完全解説!使い方5選と応用例5選

JavaScriptとXPathを使ったWebスクレイピング方法を徹底解説JS
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はじめに

この記事を読めば、JavaScriptとXPathを使ったWebスクレイピングができるようになります。

初心者でも理解しやすいように、JavaScriptとXPathの基本的な使い方や応用例をサンプルコードとともに紹介していきます。

また、注意点や対処法、カスタマイズ方法も解説します。

●JavaScriptとXPathとは

○JavaScriptの概要

JavaScriptは、ウェブページにインタラクティブな機能を追加するためのプログラミング言語です。

HTMLとCSSでデザインされたウェブページに動的な要素を追加することができ、ユーザーとのやり取りを円滑に行うことができます。

○XPathの概要

XPathは、XML文書内のノードを選択するための言語です。

XML文書だけでなく、HTML文書でもXPathを使って要素を選択できます。

JavaScriptと組み合わせることで、効率的なWebスクレイピングを実現することができます。

●JavaScriptとXPathの使い方

○サンプルコード1:XPathを使った要素の選択

このコードでは、XPathを使ってHTML文書内の特定の要素を選択する方法を紹介しています。

この例では、XPathでidが”example”の要素を選択しています。

const xpath = '//*[@id="example"]';
const element = document.evaluate(xpath, document, null, XPathResult.FIRST_ORDERED_NODE_TYPE, null).singleNodeValue;
console.log(element);

○サンプルコード2:XPathを使った要素の属性取得

このコードでは、XPathを使って要素の属性を取得する方法を紹介しています。

この例では、XPathでclass属性を持つ要素を選択し、そのclass属性の値を取得しています。

const xpath = '//*[@class]';
const iterator = document.evaluate(xpath, document, null, XPathResult.ORDERED_NODE_ITERATOR_TYPE, null);
let element;
while ((element = iterator.iterateNext())) {
  console.log(element.getAttribute("class"));
}

○サンプルコード3:XPathを使ったテキスト内容の取得

このコードでは、XPathを使って要素のテキスト内容を取得する方法を紹介しています。

この例では、XPathでpタグの要素を選択し、そのテキスト内容を取得しています。

const xpath = '//p';
const iterator = document.evaluate(xpath, document, null, XPathResult.ORDERED_NODE_ITERATOR_TYPE, null);
let element;
while ((element = iterator.iterateNext())) {
  console.log(element.textContent);
}

○サンプルコード4:XPathで複数の要素を選択

このコードでは、XPathで複数の要素を同時に選択する方法を紹介しています。

この例では、XPathでh1タグとh2タグの要素を同時に選択しています。

const xpath = '//h1 | //h2';
const iterator = document.evaluate(xpath, document, null, XPathResult.ORDERED_NODE_ITERATOR_TYPE, null);
let element;
while ((element = iterator.iterateNext())) {
  console.log(element.textContent);
}

○サンプルコード5:XPathを使った要素のフィルタリング

このコードでは、XPathを使って特定の条件に一致する要素をフィルタリングする方法を紹介しています。

この例では、XPathでclass属性が”important”のpタグ要素を選択しています。

const xpath = '//p[@class="important"]';
const iterator = document.evaluate(xpath, document, null, XPathResult.ORDERED_NODE_ITERATOR_TYPE, null);
let element;
while ((element = iterator.iterateNext())) {
  console.log(element.textContent);
}

●JavaScriptとXPathの応用例

○サンプルコード6:Webスクレイピングで商品情報を取得

このコードでは、XPathを使ってWebスクレイピングで商品情報を取得する方法を紹介しています。

この例では、XPathで商品名と価格を取得しています。

const productNameXpath = '//div[@class="product-name"]/h1';
const priceXpath = '//span[@class="price"]';
const productName = document.evaluate(productNameXpath, document, null, XPathResult.FIRST_ORDERED_NODE_TYPE, null).singleNodeValue.textContent;
const price = document.evaluate(priceXpath, document, null, XPathResult.FIRST_ORDERED_NODE_TYPE, null).singleNodeValue.textContent;
console.log(`商品名: ${productName}, 価格: ${price}`);

○サンプルコード7:XPathを使ったテーブルデータの取得

このコードでは、XPathを使ってテーブルデータを取得する方法を紹介しています。

この例では、XPathで表の各行のデータを取得しています。

const rowsXpath = '//table[@id="sample-table"]/tbody/tr';
const iterator = document.evaluate(rowsXpath, document, null, XPathResult.ORDERED_NODE_ITERATOR_TYPE, null);
let row;
while ((row = iterator.iterateNext())) {
  const rowData = Array.from(row.children).map(cell => cell.textContent);
  console.log(rowData);
}

○サンプルコード8:XPathを使ったニュース記事の抽出

このコードでは、XPathを使ってニュース記事を抽出する方法を紹介しています。

この例では、XPathでニュース記事のタイトルとURLを取得しています。

const newsXpath = '//div[@class="news-item"]/a';
const iterator = document.evaluate(newsXpath, document, null, XPathResult.ORDERED_NODE_ITERATOR_TYPE, null);
let news;
while ((news = iterator.iterateNext())) {
  const title = news.textContent;
  const url = news.getAttribute("href");
  console.log(`タイトル: ${title}, URL: ${url}`);
}

○サンプルコード9:XPathを使った画像URLの取得

このコードでは、XPathを使って画像URLを取得する方法を紹介しています。

この例では、XPathでimgタグの要素を選択し、src属性の値(画像URL)を取得しています。

const imgXpath = '//img';
const iterator = document.evaluate(imgXpath, document, null, XPathResult.ORDERED_NODE_ITERATOR_TYPE, null);
let img;
while ((img = iterator.iterateNext())) {
  const imgUrl = img.getAttribute("src");
  console.log(`画像URL: ${imgUrl}`);
}

○サンプルコード10:XPathでコメント欄から特定のユーザーのコメントを抽出

このコードでは、XPathを使ってコメント欄から特定のユーザーのコメントを抽出する方法を紹介しています。

この例では、XPathでユーザー名が”John Doe”のコメントを選択しています。

const userCommentXpath = '//div[@class="comment" and .//span[@class="username" and text()="John Doe"]]/p';
const iterator = document.evaluate(userCommentXpath, document, null, XPathResult.ORDERED_NODE_ITERATOR_TYPE, null);
let comment;
while ((comment = iterator.iterateNext())) {
  console.log(`ユーザー"John Doe"のコメント: ${comment.textContent}`);
}

●注意点と対処法

○JavaScriptとXPathのセキュリティ面

JavaScriptとXPathを使ったWebスクレイピングは、悪意のある第三者がウェブサイトのデータを盗み取るために利用されることがあります。

そのため、セキュリティ対策を行い、適切な範囲での利用を心がけましょう。

○ブラウザごとの互換性問題

ブラウザによっては、JavaScriptやXPathの挙動が異なる場合があります。

異なるブラウザでも正しく動作するように、互換性を考慮したコードを書くことが重要です。

○エラーハンドリング

Webスクレイピング中にエラーが発生することがあります。

エラーハンドリングを行い、適切な対処をすることが重要です。

例えば、try-catch構文を使ってエラーを捕捉し、適切なメッセージを表示することができます。

try {
  const iterator = document.evaluate(xpath, document, null, XPathResult.ORDERED_NODE_ITERATOR_TYPE, null);
  let element;
  while ((element = iterator.iterateNext())) {
    // 処理
  }
} catch (error) {
  console.error(`エラーが発生しました: ${error.message}`);
}

●カスタマイズ方法

○XPathの機能拡張

XPathは機能が豊富ですが、場合によっては、独自の機能を追加してカスタマイズすることが求められます。

例えば、XPathのカスタム関数を作成して、特定の処理を実行することができます。

○JavaScriptでの処理の高速化

JavaScriptでXPathを使った処理を行う際、パフォーマンスを向上させる方法がいくつかあります。

例えば、結果セットの大きさが分かっている場合、XPathResultの適切なタイプを指定して、処理を高速化することができます。

また、効率的なXPath式を書くことで、パフォーマンスを向上させることが可能です。

まとめ

本記事では、JavaScriptとXPathを用いたWebスクレイピングの方法や応用例を紹介しました。

また、エラーハンドリングやカスタマイズ方法についても触れました。

これらの知識を活用して、効率的かつ安全なWebスクレイピングを行いましょう。

ただし、Webスクレイピングを行う際は、対象となるウェブサイトの利用規約や法律に遵守し、適切な範囲で利用することが重要です。