はじめに
Webページの見た目をカスタマイズするためにCSSを使うことは非常に一般的ですが、CSSを使って要素の表示非表示をすることもできます。
例えば、ボタンをクリックすると別の要素が表示されるような動きを実現することができます。
本記事では、CSSで要素の表示非表示をする方法と使い方を詳しく解説します。
初心者でも分かりやすいサンプルコードを多数掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
●表示非表示の方法
要素の表示非表示をする方法は、CSSのdisplayプロパティを使うことで実現できます。
displayプロパティにはいくつかの値がありますが、今回は以下の2つについて解説します。
・display:none 要素を非表示にするためには、displayプロパティにnoneを指定します。noneを指定すると、要素が消えてしまいます。また、スクリーンリーダーにも読み上げられなくなるので、アクセシビリティに問題が生じる可能性があります。
・display:block 要素を表示するためには、displayプロパティにblockを指定します。blockを指定すると、要素が通常のブロックレベル要素として表示されます。つまり、要素が独立したブロックとして表示されるようになります。
●サンプルコード
次のサンプルコードは、ボタンをクリックすると別の要素が表示される動きを実現するものです。
クリックするたびに要素が表示されたり非表示になったりします。
●使い方の例
要素の表示非表示を使った具体的な使い方として、次のようなものがあります。
・メニューのドロップダウン
メニューの項目をクリックすると、詳細なサブメニューが表示されるようなドロップダウンメニューを実現することができます。
この場合、JavaScriptを使ってクリックした要素の次の要素を非表示にしたり、表示したりするようにコーディングします。
・アコーディオン
複数のコンテンツを同じページ内に表示する際に、アコーディオンというUIパターンを使うことがあります。
アコーディオンは、タイトルをクリックすると詳細なコンテンツが表示されるようになっています。
この場合、CSSを使って詳細なコンテンツを非表示にしておき、タイトルをクリックしたときに詳細なコンテンツを表示するようにします。
・ポップアップ
画像やテキストをクリックするとポップアップが表示されるようなUIも、CSSで実現することができます。
ポップアップは、クリックした要素の横に表示されることが多いため、CSSを使って絶対座標で配置するようにします。
●サンプルコード
次のサンプルコードは、アコーディオンを実現するものです。
タイトルをクリックすると詳細なコンテンツが表示されます。
まとめ
本記事では、CSSで要素の表示非表示をする方法と使い方について解説しました。
要素を非表示にするためには、displayプロパティにnoneを指定します。
要素を表示するためには、displayプロパティにblockを指定します。
さらに、具体的な使い方として、メニューのドロップダウンやアコーディオン、ポップアップなどを紹介しました。
初心者でも分かりやすいように、多数のサンプルコードを掲載していますので、ぜひ参考にしてください。
CSSを使った要素の表示非表示は、Webページの見た目をカスタマイズするために非常に有用な技術です。
さまざまなUIパターンに応用することができるため、Webデザイナーにとっても重要なスキルの一つです。
本記事を参考に、自分自身で要素の表示非表示を使ったWebページを作ってみてはいかがでしょうか。