CSSでルビを簡単に実装!初心者向け徹底解説とサンプルコード付き

CSSでルビを実装する方法を学ぶ初心者CSS
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この記事では、プログラムの基礎知識を前提に話を進めています。

説明のためのコードや、サンプルコードもありますので、もちろん初心者でも理解できるように表現してあります。

基本的な知識があればカスタムコードを使って機能追加、目的を達成できるように作ってあります。

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はじめに

こんにちは!今回の記事では、初心者の方にも分かりやすく、CSSでルビを実装する方法を徹底解説します。

使い方や応用方法、そしてサンプルコード付きの応用例を紹介していきます。

これを読めば、あなたもCSSのルビに自信を持てることでしょう!

●基本的なルビの実装方法

まずは、基本的なルビの実装方法を見ていきましょう。

ルビとは、漢字の上にふりがなを付けることで、読み方を示すための表記法です。

HTMLでルビを表現するには、<ruby>タグと<rt>タグを使用します。以下がその例です。

<ruby>
  漢字<rt>かんじ</rt>
</ruby>

これにより、「漢字」の上に「かんじ」というふりがなが表示されます。

しかし、このままではデザイン面での調整が難しいため、CSSを使ってスタイルを整えましょう。

下記のように、CSSを使ってルビのスタイルを調整することができます。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <style>
    ruby {
      font-size: 16px;
    }
    rt {
      font-size: 8px;
      color: #888;
    }
  </style>
</head>
<body>
  <ruby>
    漢字<rt>かんじ</rt>
  </ruby>
</body>
</html>

このコードでは、<ruby>タグのフォントサイズを16px、<rt>タグのフォントサイズを8pxにし、色を薄いグレーに設定しています。

これで、ルビが見やすく整ったデザインになりました。

●ルビの応用方法

次に、ルビの応用方法を見ていきましょう。
ここでは、ルビの位置やスタイルをさらにカスタマイズする方法を紹介します。

ルビの位置を調整する

ルビの位置を左寄せや右寄せにすることができます。

次の例では、CSSで<rt>タグにtext-alignプロパティを指定して、ルビの位置を調整しています。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <style>
    ruby {
      font-size: 16px;
    }
    rt {
      font-size: 8px;
      color: #888;
      text-align: left; /* 左寄せ */
    }
  </style>
</head>
<body>
  <ruby>
    漢字<rt>かんじ</rt>
  </ruby>
</body>
</html>

この例では、text-align: left;を指定してルビを左寄せにしています。

同様に、text-align: right;を指定すると右寄せになります。

ルビと本文の間隔を調整する

ルビと本文の間隔を調整することで、見た目をより美しくすることができます。

次の例では、CSSで<rt>タグにmargin-topプロパティを指定して、間隔を調整しています。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <style>
    ruby {
      font-size: 16px;
    }
    rt {
      font-size: 8px;
      color: #888;
      margin-top: 2px; /* 間隔調整 */
    }
  </style>
</head>
<body>
  <ruby>
    漢字<rt>かんじ</rt>
  </ruby>
</body>
</html>

この例では、margin-top: 2px;を指定してルビと本文の間隔を調整しています。

値を変更することで、好みの間隔に設定できます。

複数のルビを連続して表示する

複数のルビを連続して表示することもできます。

次の例では、HTMLで複数の<ruby>タグを連続して記述し、CSSでスタイルを調整しています。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <style>
    ruby {
      font-size: 16px;
      margin-right: 4px; /* 連続したルビの間隔調整 */
    }
    rt {
      font-size: 8px;
      color: #888;
    }
  </style>
</head>
<body>
  <ruby>
    漢字<rt>かんじ</rt>
  </ruby>
  <ruby>
    仮名<rt>かな</rt>
  </ruby>
</body>
</html>

この例では、<ruby>タグにmargin-right: 4px;を指定して、連続したルビの間隔を調整しています。

縦書きのルビを実装する

縦書きのテキストでも、ルビを実装することができます。

次の例では、CSSでwriting-modeプロパティを使って縦書きにし、ルビを実装しています。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <style>
    body {
      writing-mode: vertical-rl; /* 縦書き */
    }
    ruby {
      font-size: 16px;
    }
    rt {
      font-size: 8px;
      color: #888;
      margin-right: 4px; /* 縦書きのルビの間隔調整 */
    }
  </style>
</head>
<body>
  <ruby>
    漢字<rt>かんじ</rt>
  </ruby>
  <ruby>
    仮名<rt>かな</rt>
  </ruby>
</body>
</html>

この例では、writing-mode: vertical-rl;を指定して縦書きにしています。

また、縦書きの場合はmargin-right: 4px;を指定して、縦書きのルビの間隔を調整しています。

これで、縦書きのテキストでもルビが正しく表示されます。

まとめ

以上で、CSSでルビを実装する方法の初心者向け徹底解説を終了します。

基本的なルビの実装方法から応用方法、サンプルコード付きの応用例まで紹介しました。

これを参考に、あなたもCSSでルビを使いこなして、美しいテキスト表現を実現してください!

今回の記事が、あなたの学習に役立てば幸いです。