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HTML分割の全手法!初心者も簡単にマスターできる9つの方法

HTML分割方法イメージ HTML
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この記事では、プログラムの基礎知識を前提に話を進めています。

説明のためのコードや、サンプルコードもありますので、もちろん初心者でも理解できるように表現してあります。

本記事のサンプルコードを活用して機能追加、目的を達成できるように作ってありますので、是非ご活用ください。

※この記事は、一般的にプロフェッショナルの指標とされる『実務経験10,000時間以上』を満たす現役のプログラマチームによって監修されています。

📋 対応バージョン
HTML HTML5
CSS CSS3
Bootstrap 4.5.2
JavaScript ES6+
Edge 16+
IE 11
完全対応 一部機能制限

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はじめに

この記事を読めばHTML分割が簡単にできるようになります。

初心者向けに解説し、サンプルコードを用いて、分割方法やカスタマイズ方法を学んでいきましょう。

●HTML分割とは

HTML分割とは、ウェブページのコンテンツを複数の部分に分けることです。

これにより、読者にとって見やすく整理されたページを作成できるでしょう。

○分割のメリット

コンテンツが整理され、読者にとって見やすくなります。レイアウトが自由に変更でき、コンテンツの再利用も容易になるでしょう。また、メンテナンス性が向上し、チーム開発においても作業効率が上がります。

●HTML分割の9つの方法

それでは、HTML分割の効果的な9つの方法を紹介していきます。

○方法1:divタグを使用した分割

divタグは、ウェブページを複数のブロックに分けるための最も基本的な要素です。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>divタグによる分割</title>
</head>
<body>
  <div id="header">
    <h1>ヘッダー</h1>
  </div>
  <div id="content">
    <p>コンテンツ</p>
  </div>
  <div id="footer">
    <p>フッター</p>
  </div>
</body>
</html>

○方法2:spanタグを使用した分割

spanタグは、インライン要素をグループ化するために使用されるでしょう。文章内の特定部分にスタイルを適用したい場合に便利です。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>spanタグによる分割</title>
</head>
<body>
  <p><span>テキスト1</span> | <span>テキスト2</span> | <span>テキスト3</span></p>
</body>
</html>

○方法3:セマンティックHTML要素を使用した分割

HTML5のセマンティック要素は、ページの構造を意味的に分割できます。検索エンジンやスクリーンリーダーにとっても理解しやすくなるでしょう。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>セマンティックHTML要素による分割</title>
</head>
<body>
  <header>
    <h1>サイトタイトル</h1>
  </header>
  <main>
    <section>
      <h2>メインコンテンツ</h2>
      <p>ここにメインの内容が入ります。</p>
    </section>
    <aside>
      <h3>サイドバー</h3>
      <p>関連情報や広告など</p>
    </aside>
  </main>
  <footer>
    <p>コピーライト情報</p>
  </footer>
</body>
</html>

○方法4:CSS Gridを使用した分割

CSS Gridは、ウェブページの要素をグリッド状に配置するための強力な手法です。二次元レイアウトを簡単に実現できるでしょう。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>CSS Gridによる分割</title>
<style>
  .grid-container {
    display: grid;
    grid-template-columns: auto auto auto;
    gap: 10px;
  }
  .grid-item {
    background-color: lightgray;
    padding: 10px;
  }
</style>
</head>
<body>
  <div class="grid-container">
    <div class="grid-item">アイテム1</div>
    <div class="grid-item">アイテム2</div>
    <div class="grid-item">アイテム3</div>
  </div>
</body>
</html>

○方法5:Flexboxを使用した分割

Flexboxは、ウェブページの要素を柔軟に配置するために使用されます。一次元レイアウトに最適で、アイテムの配置や整列が簡単にできるでしょう。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>Flexboxによる分割</title>
<style>
  .flex-container {
    display: flex;
  }
  .flex-item {
    background-color: lightgray;
    padding: 10px;
    margin: 5px;
    flex: 1;
  }
</style>
</head>
<body>
  <div class="flex-container">
    <div class="flex-item">アイテム1</div>
    <div class="flex-item">アイテム2</div>
    <div class="flex-item">アイテム3</div>
  </div>
</body>
</html>

○方法6:CSS Multi-column Layoutを使用した分割

CSS Multi-column Layoutは、ウェブページのテキストを複数のカラムに分割するために使用されるでしょう。新聞のような縦書きレイアウトを実現できます。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>CSS Multi-column Layoutによる分割</title>
<style>
  .multi-column {
    column-count: 3;
    column-gap: 20px;
  }
</style>
</head>
<body>
  <div class="multi-column">
    <p>ここに長いテキストが入ります。テキストは自動的に3つのカラムに分割されます。長い文章でも読みやすく表示することができるでしょう。雑誌や新聞のようなレイアウトを簡単に実現できます。</p>
  </div>
</body>
</html>

○方法7:CSS Positionを使用した分割

CSS Positionプロパティを使用することで、要素を絶対的または相対的な位置に配置できます。精密なレイアウト制御が可能になるでしょう。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>CSS Positionによる分割</title>
<style>
  .container {
    position: relative;
    height: 300px;
    background-color: #f0f0f0;
  }
  .box1 {
    position: absolute;
    top: 10px;
    left: 10px;
    width: 100px;
    height: 100px;
    background-color: lightblue;
  }
  .box2 {
    position: absolute;
    top: 10px;
    right: 10px;
    width: 100px;
    height: 100px;
    background-color: lightcoral;
  }
</style>
</head>
<body>
  <div class="container">
    <div class="box1">ボックス1</div>
    <div class="box2">ボックス2</div>
  </div>
</body>
</html>

○方法8:Bootstrapを使用した分割

Bootstrapは、ウェブページのレイアウトやデザインを簡単に作成するためのCSSフレームワークです。グリッドシステムを使用して効率的にレイアウトを構築できるでしょう。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>Bootstrapによる分割</title>
<link rel="stylesheet" href="https://maxcdn.bootstrapcdn.com/bootstrap/4.5.2/css/bootstrap.min.css">
</head>
<body>
  <div class="container">
    <div class="row">
      <div class="col-sm-4">カラム1</div>
      <div class="col-sm-4">カラム2</div>
      <div class="col-sm-4">カラム3</div>
    </div>
  </div>
</body>
</html>

○方法9:JavaScriptを使用した動的分割

JavaScriptを使用することで、ウェブページの要素を動的に分割することができます。ユーザーの操作に応じてレイアウトを変更したい場合に有効でしょう。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>JavaScriptによる分割</title>
</head>
<body>
  <div id="container"></div>
  <script>
    const container = document.getElementById('container');
    for (let i = 1; i <= 3; i++) {
      const div = document.createElement('div');
      div.textContent = 'アイテム' + i;
      div.style.backgroundColor = 'lightgray';
      div.style.padding = '10px';
      div.style.margin = '5px';
      container.appendChild(div);
    }
  </script>
</body>
</html>

●注意点と対処法

分割方法によっては、ブラウザの互換性に問題が発生することがあるため、対応するブラウザを確認しておくことが重要です。

画像やフォントなどのリソースが適切に読み込まれているか確認してください。特に外部リソースを使用する場合は、読み込み速度にも注意が必要でしょう。

レスポンシブデザインを意識し、デバイスごとに表示が適切になるように調整してください。スマートフォンやタブレットでの表示確認も欠かせません。

ウェブアクセシビリティに配慮し、障害を持つユーザーにもアクセスしやすいウェブページを作成することを心がけてください。適切なセマンティックタグの使用や、コントラスト比の確保が重要になるでしょう。

カスタマイズの例として、下記ではCSSを使用してデザインを変更する方法を示しています。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>デザインのカスタマイズ</title>
<style>
  div {
    background-color: lightblue;
    padding: 10px;
    margin: 5px;
    border-radius: 5px;
    box-shadow: 0 2px 4px rgba(0,0,0,0.1);
  }
</style>
</head>
<body>
  <div>ブロック1</div>
  <div>ブロック2</div>
  <div>ブロック3</div>
</body>
</html>

まとめ

この記事では、HTML分割の9つの方法を紹介しました。

それぞれの手法には特徴があり、用途に応じて適切に選択することが重要でしょう。これらの方法を活用して、読者にとって分かりやすく効果的なウェブページを作成できるようになります。実際にコードを試しながら、自分のプロジェクトに最適な分割方法を見つけてください。