HTML Hiddenを活用!初心者でも簡単にできる10の使い方とサンプルコード

HTML Hidden属性を活用する方法を学ぶ初心者 HTML
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この記事では、プログラムの基礎知識を前提に話を進めています。

説明のためのコードや、サンプルコードもありますので、もちろん初心者でも理解できるように表現してあります。

基本的な知識があればサンプルコードを活用して機能追加、目的を達成できるように作ってあります。

※この記事は、一般的にプロフェッショナルの指標とされる『実務経験10,000時間以上』を凌駕する現役のプログラマチームによって監修されています。

サイト内のコードを共有する場合は、参照元として引用して下さいますと幸いです

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はじめに

HTML Hidden属性の魅力を存分に味わえる記事へようこそ。

この記事を読み進めれば、ウェブページ制作の新たな可能性が開けることでしょう。

Hidden属性は、見えない要素を生み出す魔法のような機能です。

初心者の方にも分かりやすく、基本から応用まで丁寧に解説していきます。

●HTML Hidden属性とは

HTML Hidden属性は、ブラウザ上で要素を姿隠れさせる特別な力を持っています。

主にフォームデータの送信時に活躍しますが、その使い道は多岐にわたります。

Hidden属性を使いこなせば、ウェブページに新たな層を追加できるのです。

○Hidden属性の基本

Hidden属性は、input要素と相性抜群です。

どのように記述するのか、具体例を見てみましょう。

<input type="hidden" name="example" value="hidden-data">

この魔法の呪文を唱えると、input要素はブラウザ上から姿を消します。

name属性とvalue属性を使えば、送信するデータを自在に操れます。

これぞHidden属性の真髄と言えるでしょう。

●Hidden属性の使い方

Hidden属性は、その名の通り「隠れる」性質を持っていますが、使い方は決して難解ではありません。

むしろ、シンプルで直感的に使えるのが特徴です。

ここでは、実際のコード例を交えながら、Hidden属性の基本的な使い方から少し踏み込んだテクニックまでを紹介します。

フォーム内での使用法、JavaScriptとの連携、CSSとの組み合わせなど、多角的な視点からHidden属性の活用法を探っていきましょう。

○サンプルコード1:フォーム内でHidden属性を使う

フォーム内でHidden属性を使うときは、こんな感じです。

<form action="/submit" method="post">
  <input type="hidden" name="userid" value="12345">
  <input type="text" name="username" placeholder="名前を入力">
  <input type="submit" value="送信">
</form>

この例では、useridという名前のHidden要素がフォームに潜んでいます。

フォームを送信すると、useridとusernameの両方のデータが密かにサーバーへ旅立ちます。

○サンプルコード2:JavaScriptでHidden属性を操作する

JavaScriptを使えば、Hidden属性をより柔軟に操れます。

こちらの例を見てみましょう。

<button onclick="changeHiddenValue()">値を変更</button>
<input type="hidden" id="hiddenExample" value="初期値">

<script>
function changeHiddenValue() {
  document.getElementById('hiddenExample').value = '変更後の値';
}
</script>

ボタンをクリックすると、Hidden要素の値が魔法のように変わります。

JavaScriptの力を借りれば、Hidden属性はより一層活躍の場を広げるでしょう。

○サンプルコード3:CSSでHidden要素を扱う

CSSを使って要素を隠す方法もあります。

display: none;を指定すれば、要素は姿を消します。

ただし、完全に消えるわけではありません。

DOM内には存在し続けるのです。

<div class="hidden">これは非表示になる要素です。</div>

<style>
.hidden {
  display: none;
}
</style>

この方法は、Hidden属性とは少し異なる効果をもたらします。

状況に応じて使い分けるのがコツです。

●Hidden属性の応用例

Hidden属性の真価は、その応用力にあります。

単に要素を隠すだけでなく、ウェブページの機能性を飛躍的に高める可能性を秘めているのです。

ここでは、実務で役立つ具体的な応用例を多数紹介します。

条件付き表示やユーザートラッキング、ページ内アンカー、メタデータの格納など、Hidden属性の多彩な使い道を探ります。

この例を参考にすれば、あなたのウェブサイトはより洗練され、ユーザーフレンドリーなものになるでしょう。

Hidden属性の可能性を最大限に引き出す方法を、学んでいきましょう。

○サンプルコード4:条件付き表示

Hidden属性を使えば、条件に応じて要素の表示を操れます。

次の例を見てみましょう。

<label><input type="checkbox" id="showElement"> 要素を表示する</label>
<div id="conditionalElement" hidden>条件付きで表示される要素です。</div>

<script>
document.getElementById('showElement').addEventListener('change', function() {
  const element = document.getElementById('conditionalElement');
  element.hidden = !this.checked;
});
</script>

チェックボックスをオンにすると、隠れていた要素が現れます。

オフにすれば、再び姿を消します。

これはHidden属性の力を存分に活かした例と言えるでしょう。

○サンプルコード5:ユーザートラッキング

Hidden属性は、ユーザーの行動を密かに追跡するのにも使えます。

こんな風に使います。

<a href="#" id="link1" onclick="trackClick('link1')">リンク1</a>
<a href="#" id="link2" onclick="trackClick('link2')">リンク2</a>

<form action="/tracking" method="post" id="trackingForm">
  <input type="hidden" name="clickedLinkId" id="clickedLinkId">
</form>

<script>
function trackClick(linkId) {
  document.getElementById('clickedLinkId').value = linkId;
  document.getElementById('trackingForm').submit();
}
</script>

ユーザーがリンクをクリックすると、そのIDがHidden要素に格納され、サーバーへ密かに送信されます。

これでユーザーの行動を追跡できるのです。

○サンプルコード6:ページ内アンカー

ページ内を自在に移動するアンカーリンクにも、Hidden属性が役立ちます。

<nav>
  <a href="#section1">セクション1</a>
  <a href="#section2">セクション2</a>
  <a href="#section3">セクション3</a>
</nav>

<section id="section1">
  <input type="hidden" id="anchor1">
  <h2>セクション1</h2>
  <p>ここはセクション1です。</p>
</section>

<section id="section2">
  <input type="hidden" id="anchor2">
  <h2>セクション2</h2>
  <p>ここはセクション2です。</p>
</section>

<section id="section3">
  <input type="hidden" id="anchor3">
  <h2>セクション3</h2>
  <p>ここはセクション3です。</p>
</section>

各セクションにHidden要素を配置することで、スムーズなページ内ジャンプが実現できます。

これはユーザー体験を向上させる秘訣の一つです。

○サンプルコード7:メタデータの格納

Hidden属性は、HTML要素に関連する裏情報を隠し持つのにも適しています。

<img src="image.jpg" alt="サンプル画像">
<input type="hidden" id="imageCaption" value="サンプル画像のキャプション">
<input type="hidden" id="imageDescription" value="サンプル画像の説明">

この例では、画像の説明やキャプションをHidden要素に密かに格納しています。

必要に応じてJavaScriptで取り出せば、動的なコンテンツ表示も可能になります。

○サンプルコード8:状態管理

アプリケーションの状態を管理するのにも、Hidden属性は一役買います。

<input type="hidden" id="appState" value="init">

<script>
function updateAppState(newState) {
  document.getElementById('appState').value = newState;
}
</script>

この例では、アプリケーションの状態をHidden要素に格納しています。

JavaScriptを使って状態を更新すれば、複雑な動作も制御できるでしょう。

○サンプルコード9:ウィジェットの切り替え

Hidden属性を使えば、ページ内のウィジェットを自在に切り替えられます。

<label><input type="radio" name="widget" value="widget1" onclick="switchWidget('widget1')">ウィジェット1</label>
<label><input type="radio" name="widget" value="widget2" onclick="switchWidget('widget2')">ウィジェット2</label>

<div id="widget1" hidden>ここはウィジェット1です。</div>
<div id="widget2" hidden>ここはウィジェット2です。</div>

<script>
function switchWidget(widgetId) {
  document.getElementById('widget1').hidden = widgetId !== 'widget1';
  document.getElementById('widget2').hidden = widgetId !== 'widget2';
}
</script>

ラジオボタンを使ってウィジェットを切り替える、この例はHidden属性の力を存分に発揮しています。

ユーザーインターフェースの設計に新たな可能性をもたらすでしょう。

○サンプルコード10:アクセシビリティの向上

Hidden属性は、アクセシビリティの向上にも一役買います。

<button aria-describedby="buttonDescription">詳細</button>
<input type="hidden" id="buttonDescription" value="このボタンを押すと詳細情報が表示されます。">

この例では、スクリーンリーダー向けの補足情報をHidden要素に格納しています。

視覚障害のあるユーザーにも、ウェブページの情報を適切に伝えられるのです。

●注意点と対処法

Hidden属性を使う際は、いくつかの落とし穴に注意が必要です。

古いブラウザではHidden属性をサポートしていない場合があるため、JavaScriptやCSSで要素を非表示にする代替手段を用意しておくのが賢明です。

また、Hidden要素はページのソースコードには表示されるため、機密性の高い情報の格納は避けましょう。

ユーザーがソースコードを操作してHidden要素の値を変更する可能性もあるため、サーバー側でのデータ検証は欠かせません。

●カスタマイズ方法

Hidden属性を使ったカスタマイズ方法は無限大です。

JavaScriptを駆使して、フォーム内の他の入力欄の値に基づいてHidden属性の値を動的に変更することもできます。

また、サーバー側で生成した一時的なトークンをHidden属性に格納し、フォーム送信時に検証すれば、CSRF(クロスサイトリクエストフォージェリ)攻撃を防ぐこともできるのです。

まとめ

HTMLのHidden属性は、ウェブページに隠された力を与える魔法のような存在です。

フォームのデータ送信から、ページ内要素の表示制御まで、その活用範囲は広大です。

ただし、ブラウザの互換性や機密性の問題、サーバー側でのデータ検証など、注意すべき点もあります。

これを心に留めながら、Hidden属性を活用してウェブページに新たな魅力を吹き込んでいきましょう。