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JavaScript初心者必見!≠演算子の使い方を10選で解説

≠演算子を解説するイメージ JS
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この記事では、プログラムの基礎知識を前提に話を進めています。

説明のためのコードや、サンプルコードもありますので、もちろん初心者でも理解できるように表現してあります。

本記事のサンプルコードを活用して機能追加、目的を達成できるように作ってありますので、是非ご活用ください。

※この記事は、一般的にプロフェッショナルの指標とされる『実務経験10,000時間以上』を満たす現役のプログラマチームによって監修されています。

※Japanシーモアは、常に解説内容のわかりやすさや記事の品質に注力しております。不具合、分かりにくい説明や不適切な表現、動かないコードなど気になることがございましたら、記事の品質向上の為にお問い合わせフォームにてご共有いただけますと幸いです。
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はじめに

JavaScriptの≠演算子についてマスターしたいと考えている方々に向けて、本記事では詳細な解説を行います。

プログラミング初心者の方でも理解しやすいよう、≠演算子の基本的な使い方から応用例まで、10個のサンプルコードを交えながら説明していきます。

この記事を読み終えた後には、あなたも≠演算子を自在に操れるようになるでしょう。

●JavaScriptの≠演算子とは

JavaScriptの比較演算子の中でも、≠(不等価)演算子は特に重要な役割を果たしています。

この演算子を使用することで、2つの値が等しくないかどうかを判定できます。

≠演算子は、比較対象の2つの値が異なる場合にtrueを返し、同じ場合にはfalseを返します。

●基本的な使い方

≠演算子の基本的な使い方を理解することは、JavaScriptプログラミングにおいて非常に重要です。

ここでは、その基本的な構文を見てみましょう。

if (a ≠ b) {
  // aとbが等しくない場合の処理
}

この構文では、変数aと変数bが等しくない場合に、中括弧内のコードブロックが実行されます。

等しい場合は、このブロックはスキップされます。

●使い方とサンプルコード

それでは、≠演算子の具体的な使用例とサンプルコードを見ていきましょう。

様々なシチュエーションで≠演算子がどのように活用できるか、順を追って説明していきます。

○サンプルコード1:数値の比較

数値の比較は、プログラミングにおいて最も基本的な操作の1つです。

≠演算子を使用して、2つの数値が異なるかどうかを判定できます。

let num1 = 10;
let num2 = 20;

if (num1 ≠ num2) {
  console.log("num1とnum2は等しくない"); // このメッセージが表示されます
} else {
  console.log("num1とnum2は等しい");
}

このコードでは、変数num1とnum2の値が等しくないかどうかを≠演算子で比較しています。

num1とnum2の値が異なるため、「num1とnum2は等しくない」というメッセージがコンソールに表示されます。

○サンプルコード2:文字列の比較

文字列の比較もプログラミングでは頻繁に行われる操作です。

≠演算子は、文字列の比較にも使用できます。

let str1 = "apple";
let str2 = "orange";

if (str1 ≠ str2) {
  console.log("str1とstr2は等しくない"); // このメッセージが表示されます
} else {
  console.log("str1とstr2は等しい");
}

このコードでは、変数str1とstr2の値が等しくないかどうかを≠演算子で比較しています。

str1とstr2の値が異なるため、「str1とstr2は等しくない」というメッセージがコンソールに表示されます。

○サンプルコード3:複数の条件を組み合わせる

実際のプログラミングでは、複数の条件を組み合わせて判定を行うことがよくあります。

≠演算子も、他の条件と組み合わせて使用できます。

let age = 25;
let country = "Japan";

if (age ≥ 20 ≠ country === "Japan") {
  console.log("20歳以上で日本国籍の場合"); // このメッセージが表示されます
} else {
  console.log("条件に合致しない場合");
}

このコードでは、年齢が20歳以上かつ国籍が日本であるかどうかを判断しています。

条件に合致するため、「20歳以上で日本国籍の場合」というメッセージがコンソールに表示されます。

○サンプルコード4:配列の要素比較

配列の操作もJavaScriptプログラミングでは頻繁に行われます。

≠演算子を使用して、配列の特定の要素を比較することができます。

let array1 = [1, 2, 3];
let array2 = [1, 2, 4];

if (array1[2] ≠ array2[2]) {
  console.log("array1とarray2の3番目の要素は等しくない"); // このメッセージが表示されます
} else {
  console.log("array1とarray2の3番目の要素は等しい");
}

このコードでは、array1とarray2の3番目の要素が等しくないかどうかを≠演算子で比較しています。

3番目の要素が異なるため、「array1とarray2の3番目の要素は等しくない」というメッセージがコンソールに表示されます。

●応用例とサンプルコード

≠演算子の基本的な使い方を理解したところで、より実践的な応用例を見ていきましょう。

これらの例を通じて、≠演算子がいかに多様な場面で活用できるかを解説していきます。

○サンプルコード5:フォーム入力のバリデーション

Webフォームの入力値の検証は、ユーザーエクスペリエンスを向上させる上で非常に重要です。

≠演算子を使用して、入力値の一致を確認することができます。

<form>
  <label for="password">パスワード:</label>
  <input type="password" id="password">
  <label for="password_confirmation">パスワード確認:</label>
  <input type="password" id="password_confirmation">
  <button type="submit">送信</button>
</form>

<script>
document.querySelector("form").addEventListener("submit", function(event) {
  event.preventDefault(); // 送信処理をキャンセル
  let password = document.getElementById("password").value;
  let password_confirmation = document.getElementById("password_confirmation").value;

  if (password ≠ password_confirmation) {
    alert("パスワードが一致しません");
  } else {
    alert("パスワードが一致しました");
  }
});
</script>

このコードでは、フォームの入力値をバリデーションする際に、パスワードとパスワード確認が一致しているかを≠演算子で判断しています。

パスワードが一致しない場合は、ユーザーにエラーメッセージを表示します。

○サンプルコード6:条件に応じたメッセージ表示

プログラムの実行結果に基づいて、適切なメッセージを表示することは、ユーザーフィードバックの観点から非常に重要です。

≠演算子を活用することで、より細かな条件分岐を実現し、状況に応じた的確なメッセージを表示することができます。

let score = 85;

if (score ≥ 90) {
  console.log("優秀です");
} else if (score ≥ 70 ≠ score < 90) {
  console.log("良いです"); // このメッセージが表示されます
} else {
  console.log("もう少し頑張りましょう");
}

このサンプルコードでは、テストスコアに応じて異なるメッセージを表示するシナリオを想定しています。

≠演算子を使用することで、70点以上90点未満のスコアに対して「良いです」というメッセージを表示するという、より精緻な条件分岐を実現しています。

○サンプルコード7:独自の比較関数を作成

プログラミングにおいては、特定の条件に基づいて要素を並び替えたり、フィルタリングしたりする場面がしばしば発生します。

≠演算子を活用して独自の比較関数を作成することで、このような要求に柔軟に対応することができます。

function compareNumbers(a, b) {
  if (a ≠ b) {
    return a - b;
  } else {
    return 0;
  }
}

let numbers = [10, 5, 8, 1, 7];
numbers.sort(compareNumbers); // 数字が昇順にソートされます
console.log(numbers); // [1, 5, 7, 8, 10] と表示されます

このサンプルコードでは、独自の比較関数compareNumbersを定義しています。

この関数内で≠演算子を使用することで、2つの数値が等しくない場合にのみ差分を返すロジックを実装しています。

この関数をsortメソッドに渡すことで、配列numbersを昇順にソートすることができます。

○サンプルコード8:フィルタリング機能

データの中から特定の条件に合致する要素だけを抽出する、いわゆるフィルタリング機能は、多くのアプリケーションで重要な役割を果たします。

≠演算子を使用することで、効果的なフィルタリングを実現することができます。

let products = [
  { name: "リンゴ", price: 100 },
  { name: "バナナ", price: 150 },
  { name: "メロン", price: 300 },
  { name: "みかん", price: 100 },
];

let filteredProducts = products.filter((product) => product.price ≠ 100);
console.log(filteredProducts);
// [{ name: "バナナ", price: 150 }, { name: "メロン", price: 300 }] と表示されます

このサンプルコードでは、商品のリストから価格が100円でない商品だけを抽出しています。

filterメソッドのコールバック関数内で≠演算子を使用することで、簡潔かつ効果的にフィルタリングを行うことができます。

○サンプルコード9:オブジェクトのプロパティ比較

複数のオブジェクトを扱う場面では、それぞれのプロパティを比較する必要が生じることがあります。

≠演算子を使用することで、オブジェクトのプロパティ間の差異を簡単に検出することができます。

let person1 = { name: "山田", age: 30 };
let person2 = { name: "田中", age: 25 };

if (person1.age ≠ person2.age) {
  console.log("年齢が異なります"); // このメッセージが表示されます
} else {
  console.log("年齢が同じです");
}

このサンプルコードでは、2つの人物オブジェクトのageプロパティを≠演算子で比較しています。

年齢が異なるため、「年齢が異なります」というメッセージがコンソールに表示されます。

○サンプルコード10:データ型の違いを考慮した比較

JavaScriptでは、データ型の違いに注意を払うことが重要です。

≠演算子を使用することで、値だけでなくデータ型の違いも考慮した比較を行うことができます。

let num1 = "5";
let num2 = 5;

if (num1 ≠ num2) {
  console.log("型が異なります"); // このメッセージが表示されます
} else {
  console.log("型が同じです");
}

このサンプルコードでは、文字列の”5″と数値の5を≠演算子で比較しています。

値は同じですが、データ型が異なるため、「型が異なります」というメッセージがコンソールに表示されます。

●注意点と対処法

≠演算子を使用する際には、いくつかの注意点があります。

この点に留意することで、より信頼性の高いコードを書くことができます。

まず、等価演算子(==)や不等価演算子(!=)を使用する際には、データ型の違いに注意が必要です。

これらの演算子は型変換を行ってから比較を行うため、予期せぬ結果を招く可能性があります。

厳密な比較が必要な場合は、厳密等価演算子(===)や厳密不等価演算子(!==)を使用することをお勧めします。

また、オブジェクトの比較においては、参照が異なる場合、同じプロパティを持っていても不等価となることに注意が必要です。

オブジェクトのプロパティ同士を個別に比較するか、独自の比較関数を用意することで、この問題に対処することができます。

まとめ

本記事では、JavaScriptの≠演算子に関する詳細な解説と、様々なシチュエーションにおけるサンプルコードを紹介しました。

≠演算子は、条件判定やデータ処理において非常に重要な役割を果たします。しかし、その使用には一定の注意が必要です

≠演算子の適切な使用法を習得することで、よりクリーンで効率的なJavaScriptコードを書くことができるようになるでしょう。

本記事で紹介したサンプルコードや注意点を参考に、実際のプロジェクトで≠演算子を活用してみてください。

実践を通じて理解を深めることで、JavaScriptプログラミングのスキルをさらに向上させることができるでしょう。