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JavaScript trimを完全理解!5つの使い方とサンプルコード

JavaScript trimメソッドの使い方を解説する記事のサムネイル画像 JS
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この記事では、プログラムの基礎知識を前提に話を進めています。

説明のためのコードや、サンプルコードもありますので、もちろん初心者でも理解できるように表現してあります。

本記事のサンプルコードを活用して機能追加、目的を達成できるように作ってありますので、是非ご活用ください。

※この記事は、一般的にプロフェッショナルの指標とされる『実務経験10,000時間以上』を満たす現役のプログラマチームによって監修されています。

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はじめに

この記事を読めば、JavaScriptのtrimメソッドを使って、文字列の空白を削除する方法が身につきます。

初心者でも分かりやすい解説と、実際に使えるサンプルコードを紹介します。

さらに注意点や応用例も紹介するので、JavaScriptで文字列を扱う際のスキルが向上します。

●JavaScript trimメソッドとは

JavaScriptで文字列の空白を削除するためには、trimメソッドが便利です。

trimメソッドは、文字列の両端にある空白を削除してくれるメソッドで、特にフォームの入力値を処理する際に重宝されます。

○trimメソッドの基本

trimメソッドは、文字列オブジェクトのメソッドとして使用されます。

const newString = oldString.trim();

ここで、oldStringは処理前の文字列、newStringは空白が削除された後の文字列です。

●trimメソッドの使い方

それでは、具体的な使い方やサンプルコードを見ていきましょう。

○サンプルコード1:文字列の両端の空白を削除

このコードでは、trimメソッドを使って、文字列の両端の空白を削除しています。

この例では、” Hello, World! “という文字列の両端にある空白を削除しています。

const str = " Hello, World! ";
const trimmedStr = str.trim();
console.log(trimmedStr); // "Hello, World!"

○サンプルコード2:文字列の左端の空白を削除

このコードでは、正規表現を使って、文字列の左端の空白を削除しています。

この例では、” Hello, World!”という文字列の左端にある空白を削除しています。

const str = " Hello, World!";
const trimmedStr = str.replace(/^\s+/, "");
console.log(trimmedStr); // "Hello, World!"

○サンプルコード3:文字列の右端の空白を削除

このコードでは、正規表現を使って、文字列の右端の空白を削除しています。

この例では、”Hello, World! “という文字列の右端にある空白を削除しています。

const str = "Hello, World! ";
const trimmedStr = str.replace(/\s+$/, "");
console.log(trimmedStr); // "Hello, World!"

○サンプルコード4:複数の文字列を扱う場合

このコードでは、配列内の複数の文字列の両端の空白を削除しています。

この例では、[” Hello, World! “, ” こんにちは、世界! “, ” Hola, Mundo! “]という配列内の各文字列の両端にある空白を削除しています。

const strArray = [" Hello, World! ", " こんにちは、世界! ", " Hola, Mundo! "];
const trimmedArray = strArray.map(str => str.trim());
console.log(trimmedArray); // ["Hello, World!", "こんにちは、世界!", "Hola, Mundo!"]

○サンプルコード5:正規表現を使ったカスタマイズ

このコードでは、正規表現を使ってカスタマイズしたtrimメソッドを作成しています。

この例では、文字列の両端にある数字を削除しています。

function customTrim(str) {
  return str.replace(/^\d+|\d+$/g, "");
}

const str = "123Hello, World!456";
const trimmedStr = customTrim(str);
console.log(trimmedStr); // "Hello, World!"

●注意点と対処法

trimメソッドは、空白文字だけでなく、タブや改行も削除します。

そのため、意図しない削除が発生する場合があります。

対処法として、正規表現を使ってカスタマイズしたtrimメソッドを作成することができます(サンプルコード5を参照)。

●応用例とサンプルコード

trimメソッドは、さまざまな場面で活用できます。

応用例とサンプルコードを紹介します。

○サンプルコード6:フォーム入力値の空白を削除

このコードでは、フォーム入力値の空白を削除しています。

この例では、ユーザーが入力したテキストの両端の空白を削除して、正しく処理できるようにしています。

<form>
  <input type="text" id="inputText" placeholder="テキストを入力してください">
  <button type="button" onclick="submitForm()">送信</button>
</form>

<script>
  function submitForm() {
    const inputText = document.getElementById("inputText").value.trim();
    console.log(inputText); // 入力値の両端の空白が削除された文字列
  }
</script>

○サンプルコード7:CSVデータの空白を削除

このコードでは、CSVデータの各セルの空白を削除しています。

この例では、CSVデータを解析し、各セルの両端の空白を削除して、正確なデータを取得するための処理を行っています。

const csvData = "Name, Age, Job\n John, 25, Engineer\n Jane, 30, Doctor";
const lines = csvData.split("\n");

const parsedData = lines.map(line => {
  const cells = line.split(",").map(cell => cell.trim());
  return cells.join(",");
});

console.log(parsedData.join("\n"));
// "Name,Age,Job\nJohn,25,Engineer\nJane,30,Doctor"

このサンプルコードでは、まずCSVデータを改行で分割し、各行を処理しています。

次に、各行をカンマで分割し、各セルの空白をtrimメソッドで削除しています。

最後に、セルをカンマで結合し、改行で結合して元のCSV形式に戻しています。

まとめ

この記事では、JavaScriptのtrimメソッドを使った空白の削除方法を紹介しました。

具体的な使い方やサンプルコードを通して、文字列の両端の空白を削除する方法や正規表現を使ったカスタマイズ方法を学びました。

また、注意点や応用例も紹介しましたので、JavaScriptで文字列を扱う際に役立つでしょう。

これらの知識を活用して、JavaScriptプログラミングのスキルを向上させましょう。