PHPでQRコードを作成・読み取りする5つのステップ

PHPを用いたQRコード生成・読み取りのプロセス PHP
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この記事では、プログラムの基礎知識を前提に話を進めています。

説明のためのコードや、サンプルコードもありますので、もちろん初心者でも理解できるように表現してあります。

基本的な知識があればサンプルコードを活用して機能追加、目的を達成できるように作ってあります。

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はじめに

初めてPHPでQRコードを生成・読み取りするという経験があるでしょうか?

これからそれを解説する記事を読むことで、QRコードの生成から読み取り、さらには具体的な応用例まで、あなたもQRコードの操作を自在に行えるようになります。

この記事では、5つの具体的なステップと詳細なサンプルコードを通じて、初心者から中級者まで、誰でもQRコードの扱い方を理解できます。

それでは早速、PHPを用いたQRコードの生成・読み取りについて学びましょう。

●PHPによるQRコードの生成

QRコードの生成は、PHPで行うことが可能です。

しかし、その前に必要となるライブラリについて説明します。

○QRコード生成に必要なライブラリ

PHPでQRコードを生成するためには、”PHP QR Code”というライブラリを使用します。

このライブラリはオープンソースであり、簡単にインストールして利用することができます。

具体的なインストール方法は以下の通りです。

composer require endroid/qr-code

これで、QRコードの生成が可能な環境が整いました。

次に、具体的なコードを見ていきましょう。

○サンプルコード1:QRコードの生成

以下に、QRコードを生成するための簡単なサンプルコードを表します。

<?php
require 'vendor/autoload.php';

use Endroid\QrCode\QrCode;

$qrCode = new QrCode('こんにちは、QRコード!');

header('Content-Type: '.$qrCode->getContentType());
echo $qrCode->writeString();
?>

このコードでは、まずcomposerを使ってインストールしたEndroid\QrCode\QrCodeクラスを読み込みます。

そして、そのクラスの新しいインスタンスを作成し、QRコードの中に埋め込む文字列(ここでは「こんにちは、QRコード!」)を指定します。

最後に、そのQRコードを出力するためのヘッダー情報を設定し、QRコードを文字列として出力します。

このコードを実行すると、「こんにちは、QRコード!」という文字列が埋め込まれたQRコードがブラウザ上に表示されます。

これが、PHPによるQRコードの生成の基本的な流れです。

●PHPによるQRコードの読み取り

次に、生成したQRコードを読み取る方法を学びましょう。

ここでも、先程と同じく、読み取りに必要なライブラリから始めます。

○QRコード読み取りに必要なライブラリ

QRコードの読み取りには、”Zxing”というライブラリを使用します。

これは、Javaで書かれたQRコードの読み取りライブラリで、PHPからも利用できます。

インストールは次の通り行います。

composer require khanamiryan/qrcode-detector-decoder

これで、QRコードの読み取りが可能な環境が整いました。

それでは次に、具体的なコードを見ていきましょう。

○サンプルコード2:QRコードの読み取り

QRコードを読み取るためのサンプルコードを紹介します。

<?php
require 'vendor/autoload.php';

use Zxing\QrReader;

$qrcode = new QrReader('path/to/qrcode.png');
$text = $qrcode->text(); 

echo $text;
?>

このコードでは、先ほどインストールしたZxing\QrReaderクラスを読み込みます。

そして、読み取りたいQRコードの画像ファイルのパスを指定して、そのクラスの新しいインスタンスを作成します。

そして、text()メソッドを使ってQRコードに埋め込まれたテキストを読み取り、出力します。

このコードを実行すると、指定した画像ファイルのQRコードに埋め込まれているテキストが出力されます。

これが、PHPによるQRコードの読み取りの基本的な流れです。

●QRコード生成・読み取りの応用例

QRコードの生成と読み取りの基本をマスターしたら、次はそれらをどのように応用するかを見ていきましょう。

QRコードを利用したユーザー認証、商品情報の表示、そしてイベントチケットシステムの3つの例を紹介します。

○サンプルコード3:QRコードを活用したユーザー認証

ユーザー認証では、ユーザーが自分自身であることを証明するための情報(ユーザー名やパスワードなど)をQRコードに埋め込み、それを読み取ることで認証します。

<?php
require 'vendor/autoload.php';

use Endroid\QrCode\QrCode;
use Zxing\QrReader;

// ユーザー情報をQRコードに埋め込む
$userInfo = ['username' => 'testuser', 'password' => 'testpass'];
$qrCode = new QrCode(json_encode($userInfo));
file_put_contents('qrcode.png', $qrCode->writeString());

// QRコードを読み取り、ユーザー情報を取得する
$qrcode = new QrReader('qrcode.png');
$userInfoFromQrCode = json_decode($qrcode->text(), true);

echo 'ユーザー名: ' . $userInfoFromQrCode['username'] . ', パスワード: ' . $userInfoFromQrCode['password'];
?>

このコードでは、まずユーザーの情報をQRコードに埋め込み、画像として保存します。

次に、そのQRコードを読み取り、ユーザー情報を取得します。

実行結果は「ユーザー名: testuser, パスワード: testpass」となり、QRコードに埋め込まれたユーザー情報が正しく読み取られます。

○サンプルコード4:QRコードを活用した商品情報の表示

QRコードを使って、商品の情報を簡単に表示することも可能です。

<?php
require 'vendor/autoload.php';

use Endroid\QrCode\QrCode;
use Zxing\QrReader;

// 商品情報をQRコードに埋め込む
$productInfo = ['productName' => '商品名', 'price' => '1000', 'description' => '商品説明'];
$qrCode = new QrCode(json_encode($productInfo));
file_put_contents('product_qrcode.png', $qrCode->writeString());

// QRコードを読み取り、商品情報を取得する
$qrcode = new QrReader('product_qrcode.png');
$productInfoFromQrCode = json_decode($qrcode->text(), true

);

echo '商品名: ' . $productInfoFromQrCode['productName'] . ', 価格: ' . $productInfoFromQrCode['price'] . ', 商品説明: ' . $productInfoFromQrCode['description'];
?>

このコードでは、商品情報をQRコードに埋め込み、画像として保存します。

次に、そのQRコードを読み取り、商品情報を取得します。

実行結果は「商品名: 商品名, 価格: 1000, 商品説明: 商品説明」となり、QRコードに埋め込まれた商品情報が正しく読み取られます。

○サンプルコード5:QRコードを活用したイベントチケットシステム

イベントチケットシステムでは、チケット情報をQRコードに埋め込み、それを読み取ることでチケットの有効性を確認します。

<?php
require 'vendor/autoload.php';

use Endroid\QrCode\QrCode;
use Zxing\QrReader;

// チケット情報をQRコードに埋め込む
$ticketInfo = ['eventName' => 'コンサート', 'seatNumber' => 'A-10', 'ticketCode' => '123456'];
$qrCode = new QrCode(json_encode($ticketInfo));
file_put_contents('ticket_qrcode.png', $qrCode->writeString());

// QRコードを読み取り、チケット情報を取得する
$qrcode = new QrReader('ticket_qrcode.png');
$ticketInfoFromQrCode = json_decode($qrcode->text(), true);

echo 'イベント名: ' . $ticketInfoFromQrCode['eventName'] . ', 座席番号: ' . $ticketInfoFromQrCode['seatNumber'] . ', チケットコード: ' . $ticketInfoFromQrCode['ticketCode'];
?>

このコードでは、チケット情報をQRコードに埋め込み、画像として保存します。

次に、そのQRコードを読み取り、チケット情報を取得します。

実行結果は「イベント名: コンサート, 座席番号: A-10, チケットコード: 123456」となり、QRコードに埋め込まれたチケット情報が正しく読み取られます。

●注意点と対処法

QRコードの生成と読み取りには便利さがありますが、いくつかの注意点が存在します。

それらの注意点とその対処法について説明します。

○情報のセキュリティ

QRコードには重要な情報が含まれる可能性があります。

ユーザー認証や商品情報、イベントチケットの情報など、これらの情報はQRコードが第三者に読み取られることで、セキュリティ上の問題が生じる可能性があります。

これを防ぐためには、QRコードに含める情報は必要最低限に抑え、可能であれば暗号化することを推奨します。

○QRコードの画質

QRコードの読み取りは、QRコードの画質に大きく依存します。

画質が悪いと、正しく読み取ることができません。

QRコードを印刷する場合や、大きな画面で表示する場合には、十分な解像度で生成することが重要です。

○データのエラー訂正

QRコードは、エラー訂正機能を持っています。

これにより、一部のデータが欠損しても情報を復元することが可能です。

しかし、エラー訂正レベルを高くすると、QRコードのサイズも大きくなります。

エラー訂正レベルとQRコードのサイズのバランスを適切に調整することが求められます。

以上、QRコードの生成と読み取りにおける注意点とその対処法について説明しました。

これらの点を理解し、適切に対応することで、QRコードをより安全かつ効果的に利用することが可能となります。

まとめ

この記事では、PHPを用いてQRコードを生成・読み取りする5つのステップを説明しました。

また、QRコードを活用した具体的な応用例や、注意点とその対処法についても詳しく説明しました。

QRコードは非常に汎用性が高く、さまざまなシーンで活用することが可能です。

ユーザー認証、商品情報の表示、イベントチケットの管理など、日々の業務やサービスの中でQRコードの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

本記事を通じて、あなたがQRコードの扱い方をマスターし、あなたのプロジェクトに役立てることを心から願っています。