【Ruby】早期リターンをスムーズに実装する5つの効果的な使い方

Rubyでの早期リターンの使い方を示すコードのスクリーンショットRuby
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説明のためのコードや、サンプルコードもありますので、もちろん初心者でも理解できるように表現してあります。

基本的な知識があればカスタムコードを使って機能追加、目的を達成できるように作ってあります。

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はじめに

ここでは、Rubyの早期リターンについて詳しく解説していきます。

Ruby初心者でも手軽に実装可能な早期リターンの詳細な使い方と注意点を、具体的なサンプルコードとともに紹介します。

これを機に効率的なコードを書くための秘訣を学んでいきましょう。

●早期リターンとは?

早期リターンとは、特定の条件を満たした場合に関数やメソッドの途中で即座に結果を返し、残りの処理をスキップする技法です。

これにより、ネストが深くなることを避け、コードの可読性を高めることができます。

●早期リターンの基本的な使い方

それでは早期リターンの基本的な使い方について見てみましょう。

○サンプルコード1:基本的な早期リターンの例

def discount(price, member)
  return price * 0.9 if member  # 会員なら10%オフ
  price  # 会員でなければ値段はそのまま
end

このコードでは、membertrueの場合に早期リターンを使っています。

trueであれば、価格から10%を引いた値が即座に返され、memberfalseであれば、元の価格がそのまま返されます。

●早期リターンの応用例

早期リターンはさまざまな状況で使われます。

○サンプルコード2:条件を満たした場合の早期リターン

def age_check(age)
  return '未成年です' if age < 20
  '成人です'
end

このコードでは、ageが20未満の場合、即座に’未成年です’を返し、それ以外の場合は’成人です’を返します。

早期リターンを使うことで、簡潔に条件による振り分けができています。

○サンプルコード3:ネストした条件の早期リターン

def calculate_bonus(salary, position)
  return salary * 2 if position == 'Manager'
  return salary * 1.5 if position == 'Supervisor'
  salary
end

このコードでは、positionが’Manager’や’Supervisor’など、職位によって異なるボーナスを計算しています。

早期リターンを使用することで、複雑なif文を避け、読みやすいコードになっています。

○サンプルコード4:複数のリターンポイントを持つ場合の早期リターン

def choose_drink(age, time)
  return "コーヒー" if age >= 20 && time > 12
  return "ジュース" if age < 20 || time <= 12
  "水"
end

ここでのサンプルコードは、年齢と時間をパラメータとして、何を飲むべきかを提案する関数を作成しています。

このコードでは、年齢が20歳以上で、かつ時間が12時を超えている場合には、早期リターンで”コーヒー”を返しています。

もし年齢が20歳未満であったり、時間が12時以下であれば、”ジュース”を提案します。

それ以外の条件では、”水”を提案します。

次に、エラーハンドリングにおける早期リターンの例を見てみましょう。

○サンプルコード5:エラーハンドリングでの早期リターン

def divide(num1, num2)
  return "エラー: 0で除算することはできません" if num2 == 0
  num1 / num2
end

このサンプルコードでは、2つの数値をパラメータとして受け取り、除算を行う関数を定義しています。

除数が0の場合、0で除算することは数学的に不可能なため、その場合はすぐにエラーメッセージを返すようにしています。

それ以外の場合は、2つの数値の除算結果を返します。

これらの早期リターンの例からわかるように、早期リターンはコードを整理し、読みやすくするための有効な手段です。

しかし、使い方によっては注意が必要な点もあります。

●早期リターンの注意点と対処法

早期リターンは便利な一方で、適切に使わないとコードが読みにくくなる可能性もあります。

一般的には、関数やメソッドが長くなりすぎる場合や、複数の早期リターンがある場合は、その部分を別の関数やメソッドに分けることを検討しましょう。

また、早期リターンの条件が複雑すぎると、バグを生む可能性もあります。

そのような場合は、早期リターンの条件をシンプルに保つか、リファクタリングを考えましょう。

●早期リターンを活用したコードのカスタマイズ方法

早期リターンを活用することで、コードを効率的にカスタマイズすることが可能です。

特に、ネストされたif文や深いインデントを避けたい場合、早期リターンは有用です。

また、コードの意図を明確にするためにも、早期リターンを活用できます。

ただし、早期リターンが過剰に使用されると、コードの複雑性が増し、理解しにくくなる可能性もあります。適切なバランスを保つことが重要です。

以上が、Rubyで早期リターンを効果的に使うための具体的な方法とその注意点です。

これらの知識を活用し、効率的かつ読みやすいコードを書くことを目指しましょう。

まとめ

この記事では、Rubyにおける早期リターンの効果的な使い方について、具体的なサンプルコードを交えながら解説しました。

まずは条件による早期リターン、複数のリターンポイントを持つ早期リターン、エラーハンドリングでの早期リターンの3つの実例を通じて、早期リターンの基本的な利用法を学びました。

また、早期リターンがコードの可読性を向上させ、その整理に役立つ一方で、適切に使用しないとコードが読みにくくなる可能性もあるため、その注意点と対処法についても触れました。

特に、関数やメソッドが長くなりすぎたり、早期リターンの条件が複雑になりすぎたりするときには、それらを適切に分割・整理することが重要であることを説明しました。

さらに、早期リターンを活用したコードのカスタマイズ方法についても学びました。

早期リターンをうまく使うことで、ネストされたif文や深いインデントを避け、コードの意図を明確に伝えることが可能となります。

まとめると、早期リターンは、Rubyプログラミングにおいてコードを整理し、可読性を向上させるための強力なツールです。

しかし、その使用には注意が必要であり、特に関数やメソッドの長さや早期リターンの条件の複雑さには注意が必要です。

早期リターンを上手に活用し、より効率的で読みやすいコードを書くことができるようになることを願っています。