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CSSセレクタ複数の使い方とサンプルコード

CSSセレクタ複数の使い方とサンプルコード CSS
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【サイト内のコードはご自由に個人利用・商用利用いただけます】

この記事では、プログラムの基礎知識を前提に話を進めています。

説明のためのコードや、サンプルコードもありますので、もちろん初心者でも理解できるように表現してあります。

本記事のサンプルコードを活用して機能追加、目的を達成できるように作ってありますので、是非ご活用ください。

※この記事は、一般的にプロフェッショナルの指標とされる『実務経験10,000時間以上』を満たす現役のプログラマチームによって監修されています。

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はじめに

CSSはWebサイトのレイアウトやデザインを決めるために欠かせない技術のひとつです。

CSSを使うことで、HTML要素に対してスタイルを適用することができます。

CSSのセレクタは、どのHTML要素にスタイルを適用するかを指定するために使用されます。

セレクタ複数を使うことで、複数のHTML要素に同じスタイルを適用することができます。

この記事では、CSSセレクタ複数の作り方、使い方、対処法について詳しく解説します。

●CSSセレクタ複数とは?

CSSセレクタ複数とは、複数のセレクタを組み合わせることによって、複数のHTML要素に同じスタイルを適用する方法です。

CSSセレクタ複数を使うことで、HTML要素に一括でスタイルを適用することができます。

セレクタ複数は、カンマで区切ることで指定します。

●セレクタ複数の作り方

セレクタ複数を作成する方法は非常に簡単です。次の例をご覧ください。

h1, h2, h3 {
  color: red;
}

上記の例では、h1、h2、h3という3つのセレクタをカンマで区切って指定しています。

これにより、3つのHTML要素に同じスタイルを適用することができます。

●セレクタ複数の使い方

セレクタ複数を使うと、複数のHTML要素に同じスタイルを適用することができます。

セレクタ複数の使い方について、次の例をご覧ください。

h1, h2, h3 {
  color: red;
}

p, li {
  font-size: 16px;
  line-height: 1.5;
}

上記の例では、h1、h2、h3のHTML要素には文字色が赤に、p、liのHTML要素にはフォントサイズが16pxに、行間が1.5倍になるスタイルを適用しています。

また、セレクタ複数を使用することで、特定の要素をまとめてスタイルを適用することもできます。

例えば、以下のように書くことで、全てのa要素に共通のスタイルを適用できます。

a {
  color: blue;
  text-decoration: none;
}

a:hover {
  text-decoration: underline;
}

上記の例では、a要素にはリンクの文字色が青に、下線なしのスタイルが適用され、マウスオーバー時には下線が追加されます。

セレクタ複数は、同じスタイルを適用する要素が複数ある場合に非常に便利です。

また、異なるスタイルを適用する要素をまとめて指定することもできます。

●セレクタ複数の対処法

セレクタ複数を使用する場合、複数の要素に同じスタイルを適用するため、コードが簡潔になりますが、注意しなければならない点もあります。

例えば、次のようなコードを見てください。

body, html {
  font-size: 16px;
}

この場合、body要素とhtml要素の両方にfont-sizeが適用されます。

しかし、実際にはbody要素だけに適用すれば十分であり、html要素には適用する必要がありません。

このような場合は、次のようにbody要素のみを指定することができます。

body {
  font-size: 16px;
}

また、セレクタ複数を使用する場合、コードの読みやすさが悪くなることがあります。

例えば、次のようなコードを見てください。

h1, h2, h3, h4, h5, h6 {
  color: red;
}

この場合、HTMLの見出し全てに同じスタイルが適用されます。

しかし、コードが長くなってしまうため、見出しのレベルが変わった時にどの要素にも同じスタイルが適用されてしまいます。

この場合は、次のようにCSSのクラスを使うことで、スタイルを適用する要素を限定することができます。

.heading {
  color: red;
}

<h1 class="heading">見出し1</h1>

上記の例では、クラス名が「heading」の要素にだけcolorプロパティが適用されるため、h1要素にのみ赤い色が適用されます。

このように、クラスを使うことで、スタイルを適用する要素を限定することができ、コードが簡潔になります。

また、セレクタ複数を使用する場合、異なるスタイルを適用する要素をまとめて指定することもできます。

例えば、次のように書くことで、リストのアイテムごとに背景色が違うスタイルを適用できます。

li:nth-child(odd) {
  background-color: #f7f7f7;
}

li:nth-child(even) {
  background-color: #fff;
}

上記の例では、nth-child擬似クラスを使って、奇数番目のli要素には#f7f7f7の背景色を、偶数番目のli要素には#fffの背景色を適用しています。

以上のように、セレクタ複数を使用することで、コードを簡潔に書くことができ、スタイルの再利用性が高まります。

まとめ

この記事では、CSSセレクタ複数の作り方、使い方、対処法について解説しました。

セレクタ複数を使うことで、複数のHTML要素に同じスタイルを適用することができます。

また、異なるスタイルを適用する要素をまとめて指定することもできます。

しかし、コードが煩雑になることがあるため、適切に使い分ける必要があります。

以上の情報を踏まえ、Webサイトのデザインに役立てていただければ幸いです。