PHP constの完全マスター!10ステップで理解から応用まで

PHPのconstを使ったコード例と解説PHP
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この記事では、プログラムの基礎知識を前提に話を進めています。

説明のためのコードや、サンプルコードもありますので、もちろん初心者でも理解できるように表現してあります。

基本的な知識があればサンプルコードを活用して機能追加、目的を達成できるように作ってあります。

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はじめに

コーディングには数多くの要素がありますが、それぞれの要素を理解し使いこなすことで、より良いコードを書くことが可能となります。

この記事を読むことで、PHPのconstについて理解し、活用できるようになります。

●PHP constの基本知識

constとは、定数を定義するための機能です。

定数はその名の通り、一度定義するとその値が変わらない変数のようなものです。

○constとは

PHPにおけるconstは、定数を定義するためのキーワードです。

定数は一度定義すると、その後で値を変更することはできません。

これは、一度設定した設定値をプログラムの途中で間違って変更しないようにするための重要な機能です。

○constの使い方

constの使い方は非常にシンプルです。

次のようにして定数を定義します。

const 定数名 = 値;

●PHP constの実装例

それでは、実際のコードにconstを取り入れてみましょう。

○サンプルコード1:基本的なconstの使い方

下記のコードでは、constを使って「VERSION」を定義しています。

この例では、VERSIONという定数を定義し、「1.0.0」という値を割り当てています。

<?php
const VERSION = '1.0.0';
echo VERSION; // 1.0.0
?>

このコードを実行すると、”1.0.0″が表示されます。

○サンプルコード2:constを用いたクラス定義

constはクラスの中でも使用することができます。

クラスの中で定数を定義する場合、その定数

はそのクラスの中で共有されます。

下記のコードでは、”User”クラスに”TYPE”という定数を定義しています。

この例では、Userクラスの全てのインスタンスでTYPEという定数が利用可能で、「Admin」という値を持っています。

<?php
class User {
    const TYPE = 'Admin';
}

echo User::TYPE; // Admin
?>

このコードを実行すると、”Admin”が表示されます。

○サンプルコード3:配列をconstで定義する方法

PHP 5.6以降では、constを用いて配列も定義できるようになりました。

下記のコードでは、constを用いて”COLORS”という配列を定義しています。

この例では、COLORSという定数は、赤、青、黄の三つの色を要素とする配列として定義されています。

<?php
const COLORS = ['red', 'blue', 'yellow'];
print_r(COLORS); // Array ( [0] => red [1] => blue [2] => yellow )
?>

このコードを実行すると、「Array ( [0] => red [1] => blue [2] => yellow )」と表示されます。

●PHP constの応用例

それでは、次にconstをどのように応用できるかを見ていきましょう。

○サンプルコード4:constを用いた設定ファイル

設定ファイルでよく見かけるのがconstの使用です。

設定値は一度設定すれば普通は変わらないので、constで定義するのが一般的です。

下記のコードでは、DATABASE_NAMEという定数を定義しています。

<?php
const DATABASE_NAME = 'test_db';
echo DATABASE_NAME; // test_db
?>

このコードを実行すると、「test_db」と表示されます。

○サンプルコード5:constを用いたEnumの代替

PHPは元々Enum(列挙型)を持っていない言語ですが、constを用いることでEnumのように使うことができます。

下記のコードは、UserStatusというクラスを定義し、その中にconstを用いてユーザーの状態を表す定数を定義しています。

<?php
class UserStatus {
    const ACTIVE = 1;
    const INACTIVE = 0;
}

echo UserStatus::ACTIVE; // 1
echo UserStatus::INACTIVE; // 0
?>

このコードを実行すると、「1」と「0」が順に表示されます。

○サンプルコード6:constと定数関数

定数はconstだけでなく、define関数を使っても定義できます。

しかし、constとdefine関数の間にはいくつか違いがあります。

下記のコードでは、constとdefine関数を用いてそれぞれ定数を定義しています。

<?php
const CONSTANT = 'Hello, World!';
define('DEFINED_CONSTANT', 'Hello, Universe!');

echo CONSTANT; // Hello, World!
echo DEFINED_CONSTANT; // Hello, Universe!
?>

このコードを実行すると、「Hello, World!」と「Hello, Universe!」が順に表示されます。

○サンプルコード7:namespaceとconst

namespaceと一緒にconstを使うと、スコープを明確にできます。

下記のコードは、’MyApp’というnamespace内で’APPLICATION_NAME’という定数を定義しています。

<?php
namespace MyApp;
const APPLICATION_NAME = 'My Application';

echo APPLICATION_NAME; // My Application
?>

このコードを実行すると、「My Application」と表示されます。

○サンプルコード8:クラス定数とメソッド

クラスの中で定数を定義し、それをメソッド内で使う例を見てみましょう。

下記のコードでは、’User’というクラス内に’GENDER_MALE’という定数を定義し、その値を’getGender’というメソッドが返すようになっています。

<?php
class User {
    const GENDER_MALE = 'male';

    public function getGender() {
        return self::GENDER_MALE;
    }
}

$user = new User();
echo $user->getGender(); // male
?>

このコードを実行すると、「male」と表示されます。

○サンプルコード9:constとprivate, protected

PHPでは、クラス定数はpublic、protected、およびprivateキーワードを使ってアクセスレベルを設定できます。

下記のサンプルコードでは、これらのキーワードを使って異なるアクセスレベルのクラス定数を定義しています。

<?php
class MyClass {
    public const PUBLIC_CONST = 'Public';
    protected const PROTECTED_CONST = 'Protected';
    private const PRIVATE_CONST = 'Private';
}

public定数はどこからでもアクセス可能です。

しかし、protected定数はそのクラス自身とその子クラスからしかアクセスできません。

private定数はそのクラス自身からしかアクセスできません。

○サンプルコード10:PHP7以降のconstの新機能

PHP7から、constで配列を定義することができるようになりました。

下記のサンプルコードでは、配列をconstで定義し、その値を取得して表示しています。

<?php
const FRUITS = ['apple', 'banana', 'cherry'];

echo FRUITS[0]; // apple
echo FRUITS[1]; // banana
echo FRUITS[2]; // cherry
?>

このコードを実行すると、「apple」、「banana」、「cherry」が順に表示されます。

以上のように、constはPHPプログラミングで非常に重要な役割を果たしています。

しかし、constの使用にはいくつか注意点があります。

●PHP constの注意点と対処法

  1. constは再定義できません:定数は一度定義すると、その値を変更することはできません。
    再定義しようとするとエラーが発生します。
  2. constは大文字で記述することが標準です:一般的に、定数は大文字で記述します。
    これは標準的なプログラミング規約であり、定数がコード中で一目で識別できるようにするためです。
  3. constはスカラー型の値のみを持つことができます:PHP5.6までは、定数はboolean、integer、float、およびstring型の値のみを持つことができました。
    しかし、PHP7以降では、配列も定数として定義できるようになりました。

まとめ

これまでの10ステップを通して、PHPのconstの概念、基本的な使用方法、さらには応用テクニックまでを学んできました。

PHPのconstは、プログラム内で一定の値を保持するための強力なツールです。

最初のステップでは、constの基本的な概念と定数の定義方法について見てきました。

また、constの主な使用例やその便利さについても確認しました。

次に、クラス定数やnamespaceとの関連性について学びました。

そして、最後に、PHP7以降での新機能や、constを用いる上での注意点について解説しました。

これらの知識を身につけることで、より安全で保守性の高いコードを書くことができます。

constは、値の再代入を防ぐことでバグを減らし、また、大文字での記述が一般的であることからコードの可読性を高めます。

また、定数はプログラム全体で使われる値を一箇所にまとめることができるため、後からその値を変更する必要が出てきたときにも、一箇所を修正するだけで済むというメリットがあります。

それぞれのステップには、具体的なサンプルコードを添えて説明を行いました。

これにより、理論だけでなく実践的な理解も深めることができたのではないでしょうか。

これで、「PHP constの完全マスター!10ステップで理解から応用まで」の旅は終わりです。

しかし、学びはここで終わりではありません。

ぜひこれまで学んだ知識を使って、自分自身のプロジェクトに取り組んでみてください。

新たな挑戦が、更なる理解を深め、新たな発見をもたらすでしょう。