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CSSで背景色を設定する方法とその使い方、問題点と対処法

CSSで背景色を設定する方法や使い方、問題点や対処法を初心者向けに詳しく解説します。背景色の変更について知りたい方は必見です。 CSS
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この記事では、プログラムの基礎知識を前提に話を進めています。

説明のためのコードや、サンプルコードもありますので、もちろん初心者でも理解できるように表現してあります。

本記事のサンプルコードを活用して機能追加、目的を達成できるように作ってありますので、是非ご活用ください。

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はじめに

CSSを利用することで、Webページのデザインやレイアウトをカスタマイズすることができます。

その中でも、背景色の変更はWebページの印象を大きく左右する重要な要素です。

本記事では、CSSで背景色を設定する方法や使い方、問題点や対処法を初心者向けに詳しく解説します。

●CSSで背景色を設定する方法

CSSで背景色を設定するには、background-colorプロパティを使用します。

基本的な使い方のサンプルコードです。

body {
  background-color: #FFFFFF;
}

この例では、bodyタグ内のすべての要素の背景色が白色(#FFFFFF)に設定されます。

また、次のようにカラーコードの代わりに色の名前を指定することもできます。

body {
  background-color: white;
}

他にも、rgba関数を使って透明度を指定したり、背景画像を指定することもできます。

詳しくは後述します。

●背景色の指定方法

背景色を指定する方法には、次の3つがあります。

キーワード

色の名前を指定する方法です。下記に一例を示します。

body {
  background-color: white;
}

RGB

赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の値をそれぞれ0~255で指定する方法です。

body {
  background-color: rgb(255, 255, 255);
}

HEX

16進数で指定する方法です。先頭に「#」をつけ、赤、緑、青の値を2桁ずつ表します。

body {
  background-color: #FFFFFF;
}

これらの方法は、それぞれ特徴があります。キーワードを使う方法は覚えやすく、RGBやHEXは精密な調整が可能です。

使いやすい方法を選んで使いましょう。

また、背景色以外にも、文字色やリンク色、ボーダー色なども同様に設定することができます。

詳しくはCSSの色の指定について学ぶことをおすすめします。

●透明度を指定する方法

CSSでは、透明度を指定することもできます。透明度を指定するには、rgba関数を使います。

body {
  background-color: rgba(255, 255, 255, 0.5);
}

この例では、背景色が白色(#FFFFFF)で透明度が50%の設定になっています。

第4引数で透明度を指定し、0.0~1.0の間で設定することができます。

透明度を指定することで、背景色と重なっている要素の下にある要素を透過させることができます。

ただし、IE8以下では動作しないため、利用する場合は注意が必要です。

●背景画像を指定する方法

背景画像を指定することもできます。背景画像を指定する場合は、background-imageプロパティを使用します。以下がサンプルコードです。

body {
  background-image: url("背景画像のファイルパス");
}

この例では、背景画像を指定しています。

ファイルパスは、相対パスまたは絶対パスで指定することができます。

また、背景画像を繰り返して表示させたり、表示位置を調整することもできます。

詳しくはCSSのbackground-imageプロパティについて学ぶことをおすすめします。

●問題点と対処法

背景色を変更することで、Webページの見た目を改善することができますが、問題点もあります。

下記に代表的な問題点とその対処法を紹介します。

色覚異常の人に見づらい

背景色や文字色を設定する際には、色覚異常の人にも見やすい配色を心がけることが大切です。

色覚異常の人に見やすい配色は、Webサイト上で配布されているツールを利用することができます。

背景色と文字色のコントラストが悪い

背景色と文字色のコントラストが悪いと、読みにくさや見えにくさが生じます。

WCAG2.0のAAレベルでは、背景色と文字色のコントラスト比が4.5:1以上である必要があります。

AAAレベルでは7:1以上である必要があります。

背景色と文字色のコントラスト比を確認することができるツールがあります。

また、コントラスト比を改善するためには、背景色や文字色を変更することが必要です。

ページ読み込み速度が遅い

背景画像を使用する場合、画像のサイズが大きいとページ読み込み速度が遅くなります。

ページ読み込み速度を改善するためには、画像の最適化や、画像の圧縮、適切なキャッシュ設定などが必要です。

プリントアウトができない

背景色を設定すると、プリントアウト時に背景色が印刷されない場合があります。

背景色を印刷するためには、印刷時に背景色を印刷するオプションを有効にする必要があります。

●応用例

背景色をうまく利用することで、Webページのデザイン性を高めることができます。

下記に、背景色の応用例を紹介します。

グラデーション

グラデーションを利用することで、背景色に立体感を与えることができます。

body {
  background: linear-gradient(to bottom, #FFFFFF, #000000);
}

この例では、上部が白色(#FFFFFF)で下部が黒色(#000000)のグラデーションが設定されます。

また、方向や色の数などを調整することもできます。

パターン

背景色にパターンを設定することで、Webページの印象を変えることができます。

body {
  background: url("パターン画像のファイルパス");
}

この例では、パターン画像が背景に設定されます。パターン画像は、自分で作成することもできますし、フリー素材サイトからダウンロードすることもできます。

透明な背景

背景を透明にすることで、Webページのレイアウトを変更することができます。

body {
  background-color: transparent;
}

この例では、背景色が透明に設定されます。

また、背景に別の要素を重ねたい場合にも利用することができます。

フルスクリーンの背景

背景にフルスクリーンの画像を設定することで、Webページの印象を一変させることができます。

body {
  background: url("フルスクリーン画像のファイルパス") no-repeat center center fixed;
  -webkit-background-size: cover;
  -moz-background-size: cover;
  -o-background-size: cover;
  background-size: cover;
}

この例では、フルスクリーン画像が背景に設定されます。画像の表示方法やサイズは、CSS3のbackground-sizeプロパティで調整することができます。

まとめ

本記事では、CSSで背景色を設定する方法や使い方、問題点や対処法を初心者向けに詳しく解説しました。

背景色の変更はWebページの印象を大きく左右するため、使い方には注意が必要です。

また、背景色以外にも、文字色やリンク色、ボーダー色なども同様に設定することができます。

Webページのデザイン性を高めるために、背景色をうまく活用してみましょう。