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JavaScriptでローカルファイルを扱う7つの方法

JavaScriptでローカルファイルを読み込む方法を学ぶイメージ JS
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はじめに

この記事を読めば、JavaScriptでローカルファイルを読み込み、編集する方法がマスターできるようになります。

初心者向けに詳しく徹底解説しているので、安心して学べます。

●JavaScriptでローカルファイルを読み込む方法

JavaScriptでローカルファイルを読み込む方法はいくつかありますが、ここでは主に3つの方法を紹介します。

○方法1: FileReader

API FileReader APIを使うと、ローカルファイルを読み込むことができます。

// ファイルを読み込む関数
function readFile(file) {
  const reader = new FileReader();

  // 読み込みが完了したら、結果を表示
  reader.onload = function (event) {
    console.log(event.target.result);
  };

  // ファイルをテキストとして読み込む
  reader.readAsText(file);
}

○方法2: inputタグ

inputタグのtype属性に”file”を指定することで、ファイル選択ダイアログを表示し、ローカルファイルを読み込むことができます。

<!-- inputタグでファイルを選択 -->
<input type="file" id="fileInput" />

<script>
  // inputタグの要素を取得
  const fileInput = document.getElementById("fileInput");

  // ファイルが選択されたら、読み込む
  fileInput.addEventListener("change", function (event) {
    const file = event.target.files[0];
    readFile(file);
  });

  // FileReader APIを使ってファイルを読み込む関数
  function readFile(file) {
    const reader = new FileReader();

    // 読み込みが完了したら、結果を表示
    reader.onload = function (event) {
      console.log(event.target.result);
    };

    // ファイルをテキストとして読み込む
    reader.readAsText(file);
  }
</script>

○方法3: ドラッグ&ドロップ

ドラッグ&ドロップを使って、ローカルファイルを読み込む方法もあります。

<!-- ドラッグ&ドロップエリア -->
<div id="dropArea">ここにファイルをドロップ</div>

<script>
  // ドラッグ&ドロップエリアの要素を取得
  const dropArea = document.getElementById("dropArea");

  // ドラッグ中の要素がエリアに入ったときのイベント
  dropArea.addEventListener("dragover", function (event) {
    event.preventDefault();
  });

  // ドロップされたファイルを読み込む
  dropArea.addEventListener("drop", function (event) {
    event.preventDefault();
    const file = event.dataTransfer.files[0];
    readFile(file);
  });

  // FileReader APIを使ってファイルを読み込む関数(前述のものと同じ)
  function readFile(file) {
    const reader = new FileReader();

    // 読み込みが完了したら、結果を表示
    reader.onload = function (event) {
      console.log(event.target.result);
    };

    // ファイルをテキストとして読み込む
    reader.readAsText(file);
  }
</script>

●ローカルファイルの編集

ローカルファイルを編集する方法もいくつかありますが、ここではBlobオブジェクトとFile APIを紹介します。

○方法4: Blobオブジェクト

Blobオブジェクトは、バイナリデータを表現するオブジェクトで、ファイルの読み書きやデータの変換に利用できます。

// 文字列をBlobオブジェクトに変換
const text = "こんにちは、世界!";
const blob = new Blob([text], { type: "text/plain" });

// Blobオブジェクトをファイルに保存
const a = document.createElement("a");
a.href = URL.createObjectURL(blob);
a.download = "hello_world.txt";
a.click();

○方法5: File API

File APIを使って、ローカルファイルの読み込みや書き込みを行うことができます。

<!-- inputタグでファイルを選択 -->
<input type="file" id="fileInput" />

<script>
  // inputタグの要素を取得
  const fileInput = document.getElementById("fileInput");

  // ファイルが選択されたら、読み込む
  fileInput.addEventListener("change", function (event) {
    const file = event.target.files[0];
    readFile(file);
  });

  // FileReader APIを使ってファイルを読み込む関数
  function readFile(file) {
    const reader = new FileReader();

    // 読み込みが完了したら、結果を表示
    reader.onload = function (event) {
      console.log(event.target.result);
    };

    // ファイルをテキストとして読み込む
    reader.readAsText(file);
  }
</script>

●応用例とサンプルコード

○応用例1:CSVファイルの読み込み

CSVファイルを読み込んで、データを扱う方法を紹介します。

<!-- inputタグでCSVファイルを選択 -->
<input type="file" id="fileInput" accept=".csv" />

<script>
  // inputタグの要素を取得
  const fileInput = document.getElementById("fileInput");

  // ファイルが選択されたら、読み込む
  fileInput.addEventListener("change", function (event) {
    const file = event.target.files[0];
    readFile(file);
  });

  // FileReader APIを使ってファイルを読み込む関数
  function readFile(file) {
    const reader = new FileReader();

    // 読み込みが完了したら、CSVデータを処理
    reader.onload = function (event) {
      const csvData = event.target.result;
      processData(csvData);
    };

    // ファイルをテキストとして読み込む
    reader.readAsText(file);
  }

  // CSVデータを処理する関数
  function processData(csvData) {
    // CSVデータを行に分割
    const rows = csvData.split("\n");

    // 各行をカンマで分割し、2次元配列に変換
    const data = rows.map(row => row.split(","));

    // データを表示
    console.log(data);
  }
</script>

○応用例2:画像ファイルのプレビュー

画像ファイルを読み込んでプレビュー表示する方法を紹介します。

<!-- inputタグで画像ファイルを選択 -->
<input type="file" id="fileInput" accept="image/*" />

<!-- 画像のプレビュー表示エリア -->
<img id="preview" width="200" />

<script>
  // inputタグの要素を取得
  const fileInput = document.getElementById("fileInput");

  // プレビューエリアの要素を取得
  const preview = document.getElementById("preview");

  // ファイルが選択されたら、プレビュー表示
  fileInput.addEventListener("change", function (event) {
    const file = event.target.files[0];
    showPreview(file);
  });

  // FileReader APIを使って画像ファイルのプレビューを表示する関数
  function showPreview(file) {
    const reader = new FileReader();

    // 読み込みが完了したら、プレビューエリアに表示
    reader.onload = function (event) {
      preview.src = event.target.result;
    };

    // ファイルをDataURLとして読み込む
    reader.readAsDataURL(file);
  }
</script>

●注意点と対処法

○セキュリティに関する注意点

ウェブブラウザによっては、ファイルへのアクセスが制限されている場合があります。

このような場合は、サーバー側でファイルを処理する方法を検討してください。

○対応ブラウザについて

File APIやFileReader APIは、一部の古いブラウザではサポートされていません。

対応ブラウザを確認し、必要に応じてPolyfillや代替手段を検討してください。

○ファイルサイズの制限

大きなファイルを扱う場合、ブラウザのメモリやパフォーマンスに影響を与えることがあります。

ファイルサイズを制限し、場合によってはファイルの分割や逐次処理を検討してください。

○エンコーディングの問題

ファイルの文字コードが異なる場合、正しく読み込めないことがあります。

適切な文字コードを指定するか、サーバー側で処理することを検討してください。

●カスタマイズ方法

○ファイル選択ダイアログの表示方法

inputタグ以外にも、JavaScriptを使ってファイル選択ダイアログを表示することができます。

例えば、ボタンをクリックしたときにファイル選択ダイアログを表示させることができます。

○複数ファイルの選択

inputタグの属性にmultipleを指定することで、複数のファイルを選択して読み込むことができます。

この場合、event.target.filesは、選択されたファイルのリストになります。

○ドラッグ&ドロップによるファイル選択

ドラッグ&ドロップによって、ファイルを選択し、読み込むことができます。

この場合、ドロップイベントを使ってファイルを取得します。

まとめ

ローカルファイルの読み込みには、さまざまな方法があります。

inputタグ、ドラッグ&ドロップ、BlobオブジェクトやFile APIなど、用途や状況に応じて適切な方法を選択しましょう。