PHPで理解する!変数展開の手引き7選

PHPの変数展開を学ぶ初心者向けのガイドブックPHP
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この記事では、プログラムの基礎知識を前提に話を進めています。

説明のためのコードや、サンプルコードもありますので、もちろん初心者でも理解できるように表現してあります。

基本的な知識があればカスタムコードを使って機能追加、目的を達成できるように作ってあります。

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はじめに

PHPのコーディングで重要な一部である変数展開について、本記事を読むことで理解が深まります。

ここでは変数展開の基本から応用、注意点、対策まで、サンプルコードとともに解説します。

これらをマスターすることで、より質の高いPHPコーディングが可能になるでしょう。

●PHPの変数展開とは

PHPの変数展開とは、文字列の中で変数の内容を呼び出すことを指します。

たとえば、変数に値を設定し、その後その値を表示する際に、直接変数名を文字列内に書くと、その変数が持つ値が表示されます。

これが変数展開の基本的な仕組みです。

●変数展開の基本

では、ここから具体的なコードを見ていきましょう。

○サンプルコード1:文字列内の変数展開

このコードでは、まず$nameという変数に”山田”という文字列を代入します。

その後、文字列の中で{$name}と書くことで、変数$nameの内容が展開され、”こんにちは、山田さん”という結果が得られます。

<?php
$name = "山田";
echo "こんにちは、{$name}さん";  // こんにちは、山田さん
?>

○サンプルコード2:配列の要素を展開する

ここでは、配列$fruitsの2番目の要素(インデックスは1)を展開しています。

結果として、”I like banana.”と表示されます。

<?php
$fruits = array("apple", "banana", "cherry");
echo "I like {$fruits[1]}.";  // I like banana.
?>

●変数展開の応用例

次に、より高度な変数展開の例を見ていきましょう。

○サンプルコード3:条件式内での変数展開

このコードでは、年齢によって”adult”または”young”と表示を切り替える条件式を展開しています。

<?php
$age = 20;
echo "You are {$age} years old. You are ". ($age >= 20 ? "adult" : "young") . "."; // You are 20 years old. You are adult.
?>

○サンプルコード4:関数の引数としての変数展開

この例では、無名関数の引数として変数展開を利用しています。

無名関数に$greetingという引数を持たせ、その引数を使って挨拶を表示します。

そしてuseキーワードを使って、関数の外部から$nameという変数を内部に持ち込んでいます。

その結果、「おはようございます、佐藤さん」と表示されます。

<?php
$name = "佐藤";
$message = function($greeting) use($name) {
    echo "{$greeting}, {$name}さん";
};
$message("おはようございます");  // おはようございます、佐藤さん
?>

○サンプルコード5:ヒアドキュメントの中での変数展開

このコードでは、ヒアドキュメントという記述方法を使って、長文の文字列を扱っています。

ヒアドキュメント内部でも変数展開が可能で、その結果、「こんにちは、鈴木さん。今日もいい天気ですね。」と表示されます。

<?php
$name = "鈴木";
$text = <<<TEXT
こんにちは、{$name}さん。
今日もいい天気ですね。
TEXT;
echo $text;
?>

●変数展開の注意点と対策

変数展開は便利ですが、利用方法によっては予期しない結果をもたらすこともあります。

注意点と対策について見ていきましょう。

○サンプルコード6:不適切な変数展開の例と対策

<?php
$drink = "coffee";
echo "I like $drinks.";  // Notice: Undefined variable: drinks
?>

ここで問題なのは、存在しない変数$drinksを展開しようとしている点です。

存在しない変数を展開すると、エラーが発生します。存在する変数名を正しく指定することが重要です。

●変数展開のカスタマイズ方法

PHPでは、ユーザー定義関数を用いて変数展開の振る舞いをカスタマイズすることも可能です。

カリー化関数を用いた変数展開のカスタマイズ例をご紹介しましょう。

○サンプルコード7:カリー化関数を使った変数展開のカスタマイズ

こちらのコードでは、カリー化というテクニックを利用しています。

カリー化とは、複数の引数を取る関数を、1つの引数を取る関数に変換する手法のことを指します。

上のコードでは、$greetという関数が$greetingという引数を取り、さらに別の関数を返しています。

これがカリー化の一例です。

返された関数は$nameという引数を取り、その結果「おはようございます、鈴木さん」と表示します。

このようにして、変数展開を活用しながらも、独自の関数で振る舞いをカスタマイズすることが可能です。

<?php
$greet = function($greeting) {
    return function($name) use($greeting) {
        return "{$greeting}, {$name}さん";
    };
};

$morningGreet = $greet("おはようございます");
echo $morningGreet("鈴木");  // おはようございます、鈴木さん
?>

まとめ

PHPの変数展開について深掘りしてきました。

基本の変数展開から、配列の要素の展開、さらには関数の引数やヒアドキュメント内での変数展開など、様々なシーンでの使い方を学びました。

また、変数展開の注意点とその対策、さらにはカリー化関数を用いた変数展開のカスタマイズ方法についても説明しました。

変数展開は、PHPを使った開発において重要なテクニックの一つです。

今回学んだ内容を活用して、より効率的かつ安全にPHPを使いこなしていきましょう。