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JavaScriptでnullとundefinedの判定方法10選

JavaScriptでnullとundefinedを判定する方法を徹底解説 JS
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この記事では、プログラムの基礎知識を前提に話を進めています。

説明のためのコードや、サンプルコードもありますので、もちろん初心者でも理解できるように表現してあります。

本記事のサンプルコードを活用して機能追加、目的を達成できるように作ってありますので、是非ご活用ください。

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はじめに

この記事を読めば、JavaScriptでnullとundefinedを判定する方法が10通り身につきます。

初心者の方でもわかりやすく、そして徹底的に解説しているので、安心して学べます。

それでは、さっそく見ていきましょう。

●nullとundefinedの違い

nullとundefinedは、JavaScriptにおける特殊な値です。

どちらも「何もない」ことを表していますが、役割が異なります。

nullは、意図的に空の値を代入するためのものです。

一方、undefinedは、何も代入されていない変数や、存在しないオブジェクトのプロパティを参照したときに返されます。

●JavaScriptでnullとundefinedを判定する方法10選

さて、それではJavaScriptでnullとundefinedを判定する方法を10通り紹介していきます。

それぞれの方法についてサンプルコードと共に解説します。

○方法1:等価演算子(==)を使う

等価演算子(==)を使って、nullとundefinedを判定する方法です。

この例では、変数aがnullかundefinedかどうかを判定しています。

let a;
if (a == null) {
  console.log("aはnullまたはundefinedです");
}

○方法2:厳密等価演算子(===)を使う

このコードでは、厳密等価演算子(===)を使ってnullとundefinedをそれぞれ判定する方法を紹介しています。

この例では、変数bがnullかundefinedかどうかを判定しています。

let b;
if (b === null) {
  console.log("bはnullです");
} else if (b === undefined) {
  console.log("bはundefinedです");
}

○方法3:typeof演算子を使う

このコードでは、typeof演算子を使ってundefinedを判定する方法を紹介しています。

この例では、変数cがundefinedかどうかを判定しています。

let c;
if (typeof c === "undefined") {
  console.log("cはundefinedです");
}

○方法4:void演算子を使う

このコードでは、void演算子を使ってundefinedを生成し、比較する方法を紹介しています。

この例では、変数dがundefinedかどうかを判定しています。

let d;
if (d === void 0) {
  console.log("dはundefinedです");
}

○方法5:nullとundefinedをまとめて判定する

このコードでは、nullとundefinedをまとめて判定する方法を紹介しています。

この例では、変数eがnullまたはundefinedかどうかを判定しています。

let e;
if (e == null || e === undefined) {
  console.log("eはnullまたはundefinedです");
}

○方法6:nullまたはundefinedのみを判定する

このコードでは、nullまたはundefinedのみを判定する方法を紹介しています。

この例では、変数fがnullまたはundefined以外の値かどうかを判定しています。

let f = "こんにちは";
if (f != null && f !== undefined) {
  console.log("fはnullまたはundefinedではありません");
}

○方法7:undefinedかどうかを判定する

このコードでは、undefinedかどうかを判定する方法を紹介しています。

この例では、変数gがundefinedかどうかを判定しています。

let g;
if (g === undefined) {
  console.log("gはundefinedです");
}

○方法8:nullかどうかを判定する

このコードでは、nullかどうかを判定する方法を紹介しています。

この例では、変数hがnullかどうかを判定しています。

let h = null;
if (h === null) {
  console.log("hはnullです");
}

○方法9:nullまたはundefinedかどうかを判定する

このコードでは、nullまたはundefinedかどうかを判定する方法を紹介しています。

この例では、変数iがnullまたはundefinedかどうかを判定しています。

let i;
if (i === null || i === undefined) {
  console.log("iはnullまたはundefinedです");
}

○方法10:nullとundefinedを同時に判定する

このコードでは、nullとundefinedを同時に判定する方法を紹介しています。

この例では、変数jがnullまたはundefinedかどうかを判定しています。

let j;
if (j == null) {
  console.log("jはnullまたはundefinedです");
}

●注意点と対処法

  1. 等価演算子(==)と厳密等価演算子(===)の違いに注意してください。
    等価演算子は型変換を行い、値が同じであればtrueを返しますが、厳密等価演算子は型も含めて比較するため、nullとundefinedを区別します。
  2. nullとundefinedはそれぞれ異なる意味を持っています。
    nullは「値が存在しない」という意味を持ち、undefinedは「未定義の値」を表します。
    判定の際には、それぞれの意味を理解して適切な判定方法を選択してください。

まとめ

この記事では、JavaScriptでnullとundefinedを判定する方法を10通り紹介しました。

それぞれの方法には特徴があり、適切な判定方法を選ぶことが重要です。

また、注意点として等価演算子と厳密等価演算子の違いや、nullとundefinedの違いに留意してください。

これらの方法を理解し、適切に判定することで、より安全なコードが書けるようになります。